263 / 307
196
しおりを挟む
飲み会当日。めんどくさそうにする怜雄を急かして、俺は待ち合わせの居酒屋前に向かった。
「優。こっち。」
西が俺たちを見て、ほっとしたような顔をする。
「本当に御剣君来てくれたんだ。感激ー。」
かなり短い花柄スカートにピンク色のシフォンブラウスを合わせた女の子が怜雄の腕にそっと手を置く。
その手の爪は真っ赤に塗られていた。
怜雄がその手を自分の腕から剥がす。
「どーも。よろしくお願いします。」
無視しないだけ、いつもより対応が良い。西の先輩に気を使っているのだろう。
「えっと、女の子のメンバーは一人遅れてくるんだよね?先お店はいろっか。」
どうやら今日の飲み会は女の子四人と西の先輩、西、怜雄、俺というメンバーらしい。女の子が一人だけ後から来るそうで女子メンバーはまだ三人だった。
西の先輩と言う岩淵という男はラクビーでもやっていたのか、かなりがたいが良く、顔中にひげを生やしていた。
さっき怜雄の腕に手を置いた女の子をちらちら見ているので、どうやら惚れているというのはあの子のことらしい。
しかし女の子は怜雄にまとわりついて先輩に見向きもしなかった。
座敷に通され、女の子が怜雄の隣に座ろうとすると怜雄が言った。
「ごめん。俺人見知りだから、向こうに座ってもらっていい?」
女の子は一瞬顔を顰めたが、すぐ笑顔を作ると言った。
「了解。じゃあとりあえず男女分かれて座ろうか。」
女の子が机を挟んで怜雄の正面に座り、他の子もそれに倣う。
皆の前にお通しと飲み物が置かれ、西が乾杯のコールをし、皆それぞれグラスに口を付けた。
「優。こっち。」
西が俺たちを見て、ほっとしたような顔をする。
「本当に御剣君来てくれたんだ。感激ー。」
かなり短い花柄スカートにピンク色のシフォンブラウスを合わせた女の子が怜雄の腕にそっと手を置く。
その手の爪は真っ赤に塗られていた。
怜雄がその手を自分の腕から剥がす。
「どーも。よろしくお願いします。」
無視しないだけ、いつもより対応が良い。西の先輩に気を使っているのだろう。
「えっと、女の子のメンバーは一人遅れてくるんだよね?先お店はいろっか。」
どうやら今日の飲み会は女の子四人と西の先輩、西、怜雄、俺というメンバーらしい。女の子が一人だけ後から来るそうで女子メンバーはまだ三人だった。
西の先輩と言う岩淵という男はラクビーでもやっていたのか、かなりがたいが良く、顔中にひげを生やしていた。
さっき怜雄の腕に手を置いた女の子をちらちら見ているので、どうやら惚れているというのはあの子のことらしい。
しかし女の子は怜雄にまとわりついて先輩に見向きもしなかった。
座敷に通され、女の子が怜雄の隣に座ろうとすると怜雄が言った。
「ごめん。俺人見知りだから、向こうに座ってもらっていい?」
女の子は一瞬顔を顰めたが、すぐ笑顔を作ると言った。
「了解。じゃあとりあえず男女分かれて座ろうか。」
女の子が机を挟んで怜雄の正面に座り、他の子もそれに倣う。
皆の前にお通しと飲み物が置かれ、西が乾杯のコールをし、皆それぞれグラスに口を付けた。
1
あなたにおすすめの小説
【完結済】俺のモノだと言わない彼氏
竹柏凪紗
BL
「俺と付き合ってみねぇ?…まぁ、俺、彼氏いるけど」彼女に罵倒されフラれるのを寮部屋が隣のイケメン&遊び人・水島大和に目撃されてしまう。それだけでもショックなのに壁ドン状態で付き合ってみないかと迫られてしまった東山和馬。「ははは。いいねぇ。お前と付き合ったら、教室中の女子に刺されそう」と軽く受け流した。…つもりだったのに、翌日からグイグイと迫られるうえ束縛まではじまってしまい──?!
■青春BLに限定した「第1回青春×BL小説カップ」最終21位まで残ることができ感謝しかありません。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
挿絵をchat gptに作成してもらいました(*'▽'*)
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
俺の親友がモテ過ぎて困る
くるむ
BL
☆完結済みです☆
番外編として短い話を追加しました。
男子校なのに、当たり前のように毎日誰かに「好きだ」とか「付き合ってくれ」とか言われている俺の親友、結城陽翔(ゆうきはるひ)
中学の時も全く同じ状況で、女子からも男子からも追い掛け回されていたらしい。
一時は断るのも面倒くさくて、誰とも付き合っていなければそのままOKしていたらしいのだけど、それはそれでまた面倒くさくて仕方がなかったのだそうだ(ソリャソウダロ)
……と言う訳で、何を考えたのか陽翔の奴、俺に恋人のフリをしてくれと言う。
て、お前何考えてんの?
何しようとしてんの?
……てなわけで、俺は今日もこいつに振り回されています……。
美形策士×純情平凡♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる