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34 意気投合
ガイセルは2人の不穏な会話を横目に、ギルバートに蹴られた腹を押さえて憎々しげにふらふらと立ち上がった。
「衛兵!!こいつらを牢にぶちこめ!!」
そして、あろうことか自分自身での解決を諦め、権力に物を言わすことにした。
困った衛兵たちは国王に視線を向け、やがて首を横に振った国王の意思に従い、なにもしなかった。
「衛兵、衛兵、衛兵衛兵衛兵衛兵衛兵!!!!」
自分の言うことを全く聞かない衛兵の様子に焦ったガイセルは地団駄を踏みながら怒鳴り散らした。
「5歳児?」
「3歳児で十分なんじゃないの?」
メアリーの言葉に、カロリーナが鼻で笑いながら言った。
あぁこの2人は絶対にくっつけてはいけない人種だった、ということに今更ながらに気がついたギルバートとその他大勢は、口を閉ざして固まってしまった。そして、その他大勢は解決できる可能性がある唯一の人間、ギルバートをじっと見つめた。が、ギルバートは申し訳なさそうに横を向いた。解決不可能ということだろう。
「ふふふ、いい性格してるわね、カロリーナ様。」
「そっちこそ、もう本当に最高だわ、コレット様」
「………メアリー、メアリーでいいわ、カロリーナ様。」
「あら、ありがとう、メアリー様。」
不穏な空気をばら撒きながら、ご機嫌に笑い合った2人を誰が止めることができようか。もし止めようとすれば返り討ち、というか、ガイセルへの怒りの巻き込みに遭うことなど目に見えているのにも関わらずだ。
だが、勇者は存在した。皆の期待に応えた勇者はやはりギルバートだった。メアリーの耳元に唇を持っていき、掠れた声で呟いた。
「アリー、私は早く君と2人きりになりたいよ。」
「ふひゃっ!!」
勇者ギルバートはこうしてこともなげに勝利を収めた。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
新作を始めました!
題名は『男前な男装皇女は小動物な悪役令息をお望みです』です!
紹介文は
「ミシェル・ライバード、あなたとの婚約を破棄いたしますわ!!
わたくし、あなたみたいな自分より身長が低くてヒョロガリな男は好みじゃないの。ガイセルみたいなわたくしよりも身長が高くてがっしりしていて、守ってくれるような男が好みなの。」
キラキラと太陽のように輝く鮮やかなコテで綺麗に巻かれた腰まである金髪と、真っ赤なドレスを着たアリスティア・ルクセンブルクの唐突な発言に対し、双子の妹たるセレスティア・ルクセンブルクは青をメインとした軍服を翻し、月の輝きのような神秘的な輝きを持つ真っ直ぐな腰まである銀髪をポニーテールを揺らして言った。
「アリス、君が要らないというのならば、ライバード公爵子息はわたしがもらっても構わないだろうか」
~これは、恋愛経験0にして男前な男装皇女と、これまた恋愛経験0の男装皇女の双子姉に婚約破棄された小動物な悪役令息による、焦ったくて拙い恋と、過激なざまぁである!!~
です。
ぜひ読んでみてください!!
5日間宣伝にお付き合いいただきありがとうございました!
これにて宣伝は終了いたします。
もう1個新作です!
題名は『私の刺繍が必要?無能は要らないって追い出したのは貴方達でしょう?』です!!
紹介文は
『無能はいらない』
魔力を持っていないという理由で婚約破棄されて従姉妹に婚約者を取られたアイーシャは、実は特別な力を持っていた!?
大好きな刺繍でわたしを愛してくれる国と国民を守ります。
無能はいらないのでしょう?わたしを捨てた貴方達を救う義理はわたしにはございません!!
です。
こちらも読んでいただけると嬉しいです!!
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