【完】あの、……どなたでしょうか?

桐生桜月姫

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番外編

女狐はできるメイドさま 12

「………関係ない。
 というか、光栄だね。そんなに沢山の人を惑わすような美しい人と結婚できるなんて。」
「っ、」
(ありえないっ!!何言ってんの!?)

 カロリーナは微笑みを崩さず、心の中でラウルのことを大いに罵った。ラウルもあらかた気がついているはずだが、素知らぬふりをしている。

「カロン、いや、カロリーナ嬢、私と結婚してください。」
「………いや、と言ったら?」
「お前に拒否権なんてないよ。」
「………。」
「カロン、これは他の誰でもない俺の望みだ。」
「ーーーそ、それ………なら、その案に乗ってあげる。」

 片膝をついて求婚したラウルに、カロリーナは顔を真っ赤にして答えた。言葉と表情が全くもって正反対だ。

「わ、私はあなたがどうしてもって言うから結婚してあげるだけなんだからねっ!!」
「あぁ、そうだな。」

 優しく微笑んだラウルに、カロリーナはぎゅっと抱きついた。細身に見える身体は鍛え抜かれており、いきなり抱きついたカロリーナを難なく抱き止めることができた。

「ーーー大事にしてくれないと許さないんだからっ!」
「あぁ、大事にする。」

 影を生きるメイドと従者は、薔薇の花が沢山生けられたサロンで、どちらからともなく口づけを交わし、額をこつりとくっつけた。

「墓まで一緒に行こう。」
「………ーー縁起でもないわね。」

 くすりと笑い合った2人は、幸せそうに額を合わせたまま仲睦まじそうに目を閉じて微笑んだ。

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

以上、リコ様のリクエスト、カロリーナのその後でした♪
リコ様、いかがでしたでしょうか?
楽しんでいただけたのでしたら幸いです。

カロンは他のキャラクターとは違い、どうしても書きたくなってしまったので幸せ回です。
この後はバカップルのイチャイチャを書く予定です。
朝の6時に更新します。
皆様最後まで楽しんでいってください♪

欲しい場面等のご依頼も受け付けております。
感想欄の方からお知らせください!!
出来るだけご希望に沿わせていただきます!!

感想 35

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