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番外編
メアリーは訂正したい
婚約破棄騒動の次の日、メアリーはギルバートにどうしても言いたいことがあって、ベッドで散々悩んだ末にギルバートを自室に呼び寄せて、彼に打ち明けることにした。
「ねえ、ギル、昨日あのお馬鹿さんに私こう言われましたの。
『キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。』って。」
「………あのクソ野郎、ダイヤモンド鉱山なんて生ぬるい場所にぶち込まずに、散々いじった後に生きたまま動物の餌にでもしてやった方がよかっただろうか。」
「もう!!物騒なこと言わないでくださいませ!!それに、あれでも発掘における『人財』になり得るかもしれないでしょう?使えるものはどんなものでも徹底的に使わなくっちゃなりませんわ。」
「………君がそういうなら。」
ぶすーっと膨れた未来の愛しの夫たる愛しの婚約者に、メアリーはクスッと笑った。本当に可愛らしくて頼りになって物騒な婚約者様だ。
「私、この言葉がずっと、そう、昨日の夜からずーっとずーっと気になっていましたの。」
神妙な顔で見つめてくるメアリーに、ギルバートはゴクリと唾を飲み込む。
「何で?」
「『爵位を傘に取る卑しい女め!!』のところ、正確には『爵位を笠に取る卑しい女め!!』じゃないかと思いまして!!」
「へ?」
「だってそうじゃありませんこと!?『傘に取る』って一体傘をとって何がどうなりどうなりますの!?雨でも降るのですか?『笠』じゃないと意味がありませんこと!?」
一気に叫んだ捲し上げたメアリーは、はあはあと息を吐いた。どうやら相当に感情がこもってしまっていたらしい。
「そ、そうだね。あそこの場面では『笠に着る』が正解だね。」
「そうですの。あぁー、スッキリしましたわ。お聞きいただきありがとう存じます、ギル。私、やっとこれで睡眠不足から解消されそうです。」
「そ、そうか。よかったよ。」
やっと訂正できたことに満足したメアリーは、ギルバートのお膝に頭を乗せてすやすや眠り始めた。従者もメイドも誰もいない空間で起こった、嬉しい出来事とも、地獄の所業とも言えるこの状況に、ギルバートが苦鳴を上げたことは言うまでもない。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
温泉ジャンボプリン様のご指摘をもとに書かせていただきました。
とっても楽しかったです✌️
また間違い等を見つけましたら、ご指摘のほどよろしくお願いします(๑>◡<๑)
番外編のご依頼もまだ受け付けておりますので、ご依頼の方も感想欄の方からよろしくお願いします。
「ねえ、ギル、昨日あのお馬鹿さんに私こう言われましたの。
『キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。』って。」
「………あのクソ野郎、ダイヤモンド鉱山なんて生ぬるい場所にぶち込まずに、散々いじった後に生きたまま動物の餌にでもしてやった方がよかっただろうか。」
「もう!!物騒なこと言わないでくださいませ!!それに、あれでも発掘における『人財』になり得るかもしれないでしょう?使えるものはどんなものでも徹底的に使わなくっちゃなりませんわ。」
「………君がそういうなら。」
ぶすーっと膨れた未来の愛しの夫たる愛しの婚約者に、メアリーはクスッと笑った。本当に可愛らしくて頼りになって物騒な婚約者様だ。
「私、この言葉がずっと、そう、昨日の夜からずーっとずーっと気になっていましたの。」
神妙な顔で見つめてくるメアリーに、ギルバートはゴクリと唾を飲み込む。
「何で?」
「『爵位を傘に取る卑しい女め!!』のところ、正確には『爵位を笠に取る卑しい女め!!』じゃないかと思いまして!!」
「へ?」
「だってそうじゃありませんこと!?『傘に取る』って一体傘をとって何がどうなりどうなりますの!?雨でも降るのですか?『笠』じゃないと意味がありませんこと!?」
一気に叫んだ捲し上げたメアリーは、はあはあと息を吐いた。どうやら相当に感情がこもってしまっていたらしい。
「そ、そうだね。あそこの場面では『笠に着る』が正解だね。」
「そうですの。あぁー、スッキリしましたわ。お聞きいただきありがとう存じます、ギル。私、やっとこれで睡眠不足から解消されそうです。」
「そ、そうか。よかったよ。」
やっと訂正できたことに満足したメアリーは、ギルバートのお膝に頭を乗せてすやすや眠り始めた。従者もメイドも誰もいない空間で起こった、嬉しい出来事とも、地獄の所業とも言えるこの状況に、ギルバートが苦鳴を上げたことは言うまでもない。
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
温泉ジャンボプリン様のご指摘をもとに書かせていただきました。
とっても楽しかったです✌️
また間違い等を見つけましたら、ご指摘のほどよろしくお願いします(๑>◡<๑)
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みんなの感想(35件)
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……って、もう5時前!? 空が白んで来てるし……(汗)
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次回更新(番外編追加)も、楽しみにしています♪
追記︰読んでみたい候補らしきものは沢山ありますが、私が挙げ出したら累計総話数が千話を超えそうなので、今回は自重しておきます(汗)
denntyuuさま、ありがとうございます✨
すごく嬉しいです!!
番外編、時間を見つけて書かせていただきます!!
嬉しい言葉をかけてくださり、本当にありがとうございました😊
誤字報告
通算話数68話 番外編 女狐はできるメイドさま 11
終盤 カロリーナの台詞
↓
落ちこぼれの没落男爵令状を娶ったとなれば ✕
↓
落ちこぼれの没落男爵令嬢を娶ったとなれば 〇
令嬢が、令状になっていますよ〜(汗)
他にも幾つか有りましたが、今回のは特に気になってしまったので、誤字報告を出しておきますね。
読んでいた他作品の下段に出て来た、オススメ紹介の作品集の中で、タイトルが気になって軽い気持ちで読み始めたら、止まらなくなってしまいました(笑)
読み始めてから約1時間47分、このまま最終話まで、一気読みします!(笑)
denntyuuさま、ご指摘ありがとうございます!!
早速直してまいりました。
誤字脱字、多くてすみません💦
時間を見つけて直していきます。
お楽しみいただけているようで、とっても嬉しいです✨
ピクミさま、ご指摘ありがとうございます!!
ご指摘通り、イライラしながら主人の男を邪険に扱っているのは、妻たるメアリーではなく、メイドのカロリーナです。
早速訂正して参りました。
重ね重ねにはなりますが、ご指摘ありがとうございました!