256 / 506
ケイは優秀
しおりを挟む
「お怪我は?」
「ケイのおかげでありませんわ。」
褒めて褒めてー!!と言わんばかりに私に擦り寄ってきたケイを、私は撫で撫でと撫でました。相変わらずの最高の触り心地です。
「本当にケイ様はお強いですね。衛兵の間ではアルノルト殿下の再来と言われているのですよ!!」
「そうですか。よかったですね、ケイ。」
「しゃるをまもりぇるようにもっちょちゅよくなりゅね。」
尻尾をゆらりと揺らしたような錯覚を覚えるほどにご機嫌なケイは本当に愛らしく、私は心からの笑みを浮かべました。
「期待していますよ。」
「うん!!」
最近ケイに対する城の者たちの当たりが柔らかくなったと感じます。
騎士達はケイの才能に目を輝かせ、メイドや侍女たちは明るくて賢くて可愛らしいケイにメロメロになっています。まぁ、アインスお兄様がケイが獣人族であることを知っている人間の記憶をいじったこともあるかも知れませんが………。
「では、あとはお任せします。ケイ、行きましょう?」
「うん!!」
踵を返して歩き出すと、後ろからたぬきの罵詈雑言が飛んできました。
魔法でケイのお耳を塞ぎつつ、聞くに耐えない悪口に眉を顰めた私は、早くこの場から離れたいと言う一心で歩くスピードを早めようと思いましたが、男が呪具を持っていたことを思い出し引き返さざるを得なくなりました。ケイは危ないので置いてけぼりです。
「殿下?」
「呪具の破壊を忘れていました。危ないので少し下がってください。」
呪具という言葉に敏感に反応した衛兵は、ピュッとたぬきから離れました。
アルノルトお兄様に頼んで鍛え直してもらったほうが良さそうですね。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「ケイのおかげでありませんわ。」
褒めて褒めてー!!と言わんばかりに私に擦り寄ってきたケイを、私は撫で撫でと撫でました。相変わらずの最高の触り心地です。
「本当にケイ様はお強いですね。衛兵の間ではアルノルト殿下の再来と言われているのですよ!!」
「そうですか。よかったですね、ケイ。」
「しゃるをまもりぇるようにもっちょちゅよくなりゅね。」
尻尾をゆらりと揺らしたような錯覚を覚えるほどにご機嫌なケイは本当に愛らしく、私は心からの笑みを浮かべました。
「期待していますよ。」
「うん!!」
最近ケイに対する城の者たちの当たりが柔らかくなったと感じます。
騎士達はケイの才能に目を輝かせ、メイドや侍女たちは明るくて賢くて可愛らしいケイにメロメロになっています。まぁ、アインスお兄様がケイが獣人族であることを知っている人間の記憶をいじったこともあるかも知れませんが………。
「では、あとはお任せします。ケイ、行きましょう?」
「うん!!」
踵を返して歩き出すと、後ろからたぬきの罵詈雑言が飛んできました。
魔法でケイのお耳を塞ぎつつ、聞くに耐えない悪口に眉を顰めた私は、早くこの場から離れたいと言う一心で歩くスピードを早めようと思いましたが、男が呪具を持っていたことを思い出し引き返さざるを得なくなりました。ケイは危ないので置いてけぼりです。
「殿下?」
「呪具の破壊を忘れていました。危ないので少し下がってください。」
呪具という言葉に敏感に反応した衛兵は、ピュッとたぬきから離れました。
アルノルトお兄様に頼んで鍛え直してもらったほうが良さそうですね。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
0
あなたにおすすめの小説
王宮侍女は穴に落ちる
斑猫
恋愛
婚約破棄されたうえ養家を追い出された
アニエスは王宮で運良く職を得る。
呪われた王女と呼ばれるエリザベ―ト付き
の侍女として。
忙しく働く毎日にやりがいを感じていた。
ところが、ある日ちょっとした諍いから
突き飛ばされて怪しい穴に落ちてしまう。
ちょっと、とぼけた主人公が足フェチな
俺様系騎士団長にいじめ……いや、溺愛され
るお話です。
公爵令息様を治療したらいつの間にか溺愛されていました
Karamimi
恋愛
マーケッヒ王国は魔法大国。そんなマーケッヒ王国の伯爵令嬢セリーナは、14歳という若さで、治癒師として働いている。それもこれも莫大な借金を返済し、幼い弟妹に十分な教育を受けさせるためだ。
そんなセリーナの元を訪ねて来たのはなんと、貴族界でも3本の指に入る程の大貴族、ファーレソン公爵だ。話を聞けば、15歳になる息子、ルークがずっと難病に苦しんでおり、どんなに優秀な治癒師に診てもらっても、一向に良くならないらしい。
それどころか、どんどん悪化していくとの事。そんな中、セリーナの評判を聞きつけ、藁をもすがる思いでセリーナの元にやって来たとの事。
必死に頼み込む公爵を見て、出来る事はやってみよう、そう思ったセリーナは、早速公爵家で治療を始めるのだが…
正義感が強く努力家のセリーナと、病気のせいで心が歪んでしまった公爵令息ルークの恋のお話です。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
【完結】異世界転移した私、なぜか全員に溺愛されています!?
きゅちゃん
恋愛
残業続きのOL・佐藤美月(22歳)が突然異世界アルカディア王国に転移。彼女が持つ稀少な「癒しの魔力」により「聖女」として迎えられる。優しく知的な宮廷魔術師アルト、粗野だが誠実な護衛騎士カイル、クールな王子レオン、最初は敵視する女騎士エリアらが、美月の純粋さと癒しの力に次々と心を奪われていく。王国の危機を救いながら、美月は想像を絶する溺愛を受けることに。果たして美月は元の世界に帰るのか、それとも新たな愛を見つけるのか――。
呪われた黒猫と蔑まれた私ですが、竜王様の番だったようです
シロツメクサ
恋愛
ここは竜人の王を頂点として、沢山の獣人が暮らす国。
厄災を運ぶ、不吉な黒猫─────そう言われ村で差別を受け続けていた黒猫の獣人である少女ノエルは、愛する両親を心の支えに日々を耐え抜いていた。けれど、ある日その両親も土砂崩れにより亡くなってしまう。
不吉な黒猫を産んだせいで両親が亡くなったのだと村の獣人に言われて絶望したノエルは、呼び寄せられた魔女によって力を封印され、本物の黒猫の姿にされてしまった。
けれど魔女とはぐれた先で出会ったのは、なんとこの国の頂点である竜王その人で─────……
「やっと、やっと、見つけた────……俺の、……番……ッ!!」
えっ、今、ただの黒猫の姿ですよ!?というか、私不吉で危ないらしいからそんなに近寄らないでー!!
「……ノエルは、俺が竜だから、嫌なのかな。猫には恐ろしく感じるのかも。ノエルが望むなら、体中の鱗を剥いでもいいのに。それで一生人の姿でいたら、ノエルは俺にも自分から近付いてくれるかな。懐いて、あの可愛い声でご飯をねだってくれる?」
「……この周辺に、動物一匹でも、近づけるな。特に、絶対に、雄猫は駄目だ。もしもノエルが……番として他の雄を求めるようなことがあれば、俺は……俺は、今度こそ……ッ」
王様の傍に厄災を運ぶ不吉な黒猫がいたせいで、万が一にも何かあってはいけない!となんとか離れようとするヒロインと、そんなヒロインを死ぬほど探していた、何があっても逃さない金髪碧眼ヤンデレ竜王の、実は持っていた不思議な能力に気がついちゃったりするテンプレ恋愛ものです。世界観はゆるふわのガバガバでつっこみどころいっぱいなので何も考えずに読んでください。
※ヒロインは大半は黒猫の姿で、その正体を知らないままヒーローはガチ恋しています(別に猫だから好きというわけではありません)。ヒーローは金髪碧眼で、竜人ですが本編のほとんどでは人の姿を取っています。ご注意ください。
勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!
エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。
そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。
よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!!
「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。
ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
と何やら焦っていて。
……まあ細かいことはいいでしょう。
なにせ、その腕、その太もも、その背中。
最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!!
女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。
誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート!
※他サイトに投稿したものを、改稿しています。
竜帝は番に愛を乞う
浅海 景
恋愛
祖母譲りの容姿で両親から疎まれている男爵令嬢のルー。自分とは対照的に溺愛される妹のメリナは周囲からも可愛がられ、狼族の番として見初められたことからますます我儘に振舞うようになった。そんなメリナの我儘を受け止めつつ使用人のように働き、学校では妹を虐げる意地悪な姉として周囲から虐げられる。無力感と諦めを抱きながら淡々と日々を過ごしていたルーは、ある晩突然現れた男性から番であることを告げられる。しかも彼は獣族のみならず世界の王と呼ばれる竜帝アレクシスだった。誰かに愛されるはずがないと信じ込む男爵令嬢と番と出会い愛を知った竜帝の物語。
【完結】出戻り令嬢の三度目の求婚
丸山 あい
恋愛
普通に過ごせば交わることのなかった、身分差のふたり。すれ違いながらもおよそ3年後し。晴れて婚約関係となったキルシェとリュディガー。
キルシェは復帰した大学で卒業間近となり、身の振り方を最終決定するその日が近づきつつあった。
そんな折、「考え直すか?」__と、リュディガーから思いもよらぬ言葉を告げられた。
上流階級のキルシェと無位だったリュディガーの、三度目の求婚までに起きた物語。
※「訳あり追放令嬢と暇騎士の不本意な結婚」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/1922428/19443443)の端折った話__番外編。
※こちらだけでもお楽しみいただける構成ですが、本編のネタバレが含まれます。
※他サイト様にも掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる