不思議の国のさくら〜永遠の親友〜

桐生桜月姫

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さくらは次のお部屋へ

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「ありがとう、もか」

 もかから鍵を受け取ったさくらは、鍵を扉にぐさっと刺して、鍵をくるっと回した。

 ーーーかちゃっ、

 こ気味の良い音と共に、扉が開いた感触がさくらに手に伝わってくる。さくらはわくわくとした心地で扉を開いた。すると、そこには小さなお部屋が現れた。豪華絢爛な廊下とは打って変わって、質素でありながら上品なお部屋が現れた。
 さくらはきょろきょろと辺りを見回しながらお部屋に入って、中を見回す。すると、さくらは不思議なフルーツがたくさん乗った可愛らしいケーキを見つけた。いちごのように見えるのにも関わらず、色はなぜか紫色で、匂いは蜜柑の香りがする。さくらはうずうずとこの、不可思議な食べ物が食べてみたいという欲求に駆られてしまった。

「食べたいの?」

 ーーーこくり、

 さくらのことなんてお見通しなもかが、さくらに対して苦笑しながら問いかけてきた犬なのにも関わらず、表情豊かなもかはさくらにとって、なんだかとても面白くて、さくらはころころ笑う。

「食べてみたら?」

 さくらの理性は、もかの安価なお誘いによってどこか遠くに行ってしまった。よって、さくらは警戒心を遠くに追いやって美味しそうなケーキにぐさっとフォークを突き刺す。
 真っ白なホイップクリームがたっぷりなケーキは、シフォン生地も柔らかいらしく、さっくりとフォークが刺さって、さくらは満足そうに口の中をケーキで満たした。

「ん~!!幸せ!!」

 上に乗っていた不可思議なフルーツは、なぜかメロンの味がして、さくらはころころ笑ったのだった。

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読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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