不思議の国のさくら〜永遠の親友〜

桐生桜月姫

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小さくなったさくら

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 ルイス・キャロルの童話『不思議の国のアリス』では、確かこの真っ白な愛らしいうさぎさんが全てにおける鍵になっていたということを思い出したさくらは、心の底から安堵した。そして、ぴょんぴょんと飛び跳ねて視界の端へと消えていったうさぎさんに、ぐふぐふと意地の悪い笑みを浮かべる。

「ど、どうしたの………?」

 困惑した様子のもかにさくらはにこっと笑った。そして、真っ白なうさぎさんが落とした扇子を拾った。可愛らしいデザインの扇子にどんな力があるのかを知らないもかは、困惑したままじっとさくらを見つめる。
 けれど、変化はすぐに訪れた。だから、もかは困惑した次の瞬間には目を見開いてぽかんとすることになった。そう、さくらは真っ白なうさぎさんがが落としていった扇子の効果で再び小さくなったのだ。背筋にぞぞっと悪寒が走って、身体がどんどん小さくなっていく。不可思議な感覚にちょっと気持ち悪さが残るが、癖になっている気がしなくもないさくらは、変化を楽しむ。

「やったぁ!!」

 ーーーつるんっ、

 喜んだのも束の間、さくらは足を滑らせて涙によって出来上がったしょっぱい池にはまり込んでしまった。

「びゃっ!!誰よ!!こんなところに池を作った馬鹿は!!」

 叫んだ次の瞬間、じとっとした目でもかに見つめられたさくらは、この池が自分が泣いたことでできたものであることを思い出した。さくらは、居心地の悪さに目線を逸らした。

「うっ、」
「思い出したようで何よりだよっ!!おかげさまでもかもびっちゃんこになっちゃったんだからねっ!!」

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読んでいただきありがとうございます😊😊😊

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