《完》男前な男装皇女は小動物な悪役令息をお望みです

桐生桜月姫

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30 皇女の出陣

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▫︎◇▫︎

 3日後に控えていたアリスティアとセレスティアの成人を祝う16歳の誕生日パーティーの日は、あっという間に来てしまった。
 セレスティアの方の準備は少し心もとないところもあったが、満足できる出来栄えだった。

(それもこれも、ミシェルと義父上、義母上のお陰だな)

 セレスティアはやる気満々で聞き込み調査をしてくれたフィオナのことを思い出し、クスリと笑った。

「セレス?」
「ん?あぁ、ちょっと義母上のことを思い出してな」
「うぅ、あの時のことは忘れてくれ~!」
「それは無理な話だ」

 セレスティアは意地悪く笑った。
 目に見えて緊張していたミシェルがぷくぅーっと頬を膨らませたからだ。

「適度に肩の力も抜けたことだし、そろそろ出陣とするか!」
「………ほんと、セレスには敵わないよ」
「褒め言葉として受け取っておく」

 ここ3日アリスティアを倒すための策を完成されるために、ほとんどの時間を共に過ごしたセレスティアとミシェルの間には遠慮というものが薄れていた。特にミシェルの態度は顕著だった。

「セレスティア皇女殿下と婚約者殿のおな~り~!!」

 セレスティアの視線を受けた入場係の人間が声を張り上げ、重厚な扉を開いた。
 セレスティアの隣から、息を呑んだ気配がした。

「大丈夫だ、ミシェル。なんら問題ない」
「問題しかないよ。なんで僕はこの扉から入場してるんだ?」
「ははは、諦めろ」

 2人はお互いの耳元で歩みを進めるギリギリまで軽口を叩き合った。

(さぁ、出陣だ!!)

*******************

読んでいただきありがとうございます😊😊😊

23日から新作を始めます♪

題名は

『本好き元地味令嬢~婚約破棄に浮かれていたら王太子妃になりました~』

です。
紹介文は

 シャーロット侯爵令嬢は地味で大人しいが、勉強・魔法がパーフェクトでいつも1番、それが婚約破棄されるまでの彼女の周りからの評価だった。
 だが、婚約破棄されて現れた本来の彼女は輝かんばかりの銀髪にアメジストの瞳を持つ超絶美人な行動過激派だった⁉︎
 本が大好きな彼女は婚約破棄後に国立図書館の司書になるがそこで待っていたのは幼馴染である王太子からの溺愛⁉︎

~これはシャーロットの婚約破棄から始まる波瀾万丈の人生を綴った物語である~

です!
よろしくお願いします!!



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