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87 マリンソフィアの大発表
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「それでは、みなさま、わたくしについて何かお気づきになることはありまして?」
マリンソフィアはそう言うと、くるんと1回転して見せた。だが、クラウス以外は皆胡乱気な表情をして首を傾げている。マリンソフィアは、はあーっとあからさまにため息をつくと、次の瞬間にヘアピンを1つ外した。さらりと白髪が背中に流れ落ちて、王太子の婚約者にして侯爵令嬢時代にいつもしていた髪型に早変わりする。
だが、誰も、反応をしなかった。否、王妃だけがピクリと真っ赤な髪の毛と同じ眉を上げるという反応を示した。
「あらあら、王妃さまはお気づきのようですわね。王妃さま、もう男どもはわたくしに気付けないようですので、クラウスさまと一緒に答え合わせをしてくれます?せーの、」
マリンソフィアは楽しげに手を叩いて2人に促した。2人は渋々顔を見合わせた後、声を揃えてその名を呼ぶ。
「マリンソフィア」「マリンソフィアさま」
「はい、わたくしです」
マリンソフィアの麗しい笑みと共に紡がれた言葉に、王太子と国王、そして第2王子が言葉を失う。特に、王太子は顔色が真っ青になって震え始めている。
「なっ、なっ、う、嘘だ!!嘘だ、嘘だ、嘘だ嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!嘘だ!!」
ーーーガンガンガンガンガンガンガンガン!!
「いえ、本当ですわ。というか、現実逃避するのはやめてくださいまし。見苦しいですわ」
唐突に頭を壁にぶつけて叫び出したというか、発狂し始めた王太子に、マリンソフィアは冷たい視線を浴びせかける。
「わたくし、本当はあんなこと、する気がありませんでしたのよ?ですのに、あなたがわたくしを怒らせたからあぁなったのですわ」
マリンソフィアは歌うように言葉を紡いでいく。彼女の右手は胸元に当てられ、シャラシャラと薔薇のネックレスが弄ばれる。
「………何故あなたはあんなにも簡単にわたくしを捨て、あんなにも簡単に添い遂げると宣言した女性を捨て!あまつさえ、またわたくしに求婚するのですっ!!わたくしには理解不能ですわ………」
昨日のアルフレッドのおかげで、精神が安定したと思っていたが、どうやら間違いだったと思ったマリンソフィアは、それでも感情の吐露を続ける。
「わたくし、あなたが憎くて仕方がありませんの。触れられるたびに悪寒が走って、吐き気がする。本当に、あなたは人間ですの?」
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
マリンソフィアはそう言うと、くるんと1回転して見せた。だが、クラウス以外は皆胡乱気な表情をして首を傾げている。マリンソフィアは、はあーっとあからさまにため息をつくと、次の瞬間にヘアピンを1つ外した。さらりと白髪が背中に流れ落ちて、王太子の婚約者にして侯爵令嬢時代にいつもしていた髪型に早変わりする。
だが、誰も、反応をしなかった。否、王妃だけがピクリと真っ赤な髪の毛と同じ眉を上げるという反応を示した。
「あらあら、王妃さまはお気づきのようですわね。王妃さま、もう男どもはわたくしに気付けないようですので、クラウスさまと一緒に答え合わせをしてくれます?せーの、」
マリンソフィアは楽しげに手を叩いて2人に促した。2人は渋々顔を見合わせた後、声を揃えてその名を呼ぶ。
「マリンソフィア」「マリンソフィアさま」
「はい、わたくしです」
マリンソフィアの麗しい笑みと共に紡がれた言葉に、王太子と国王、そして第2王子が言葉を失う。特に、王太子は顔色が真っ青になって震え始めている。
「なっ、なっ、う、嘘だ!!嘘だ、嘘だ、嘘だ嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!嘘だ!!」
ーーーガンガンガンガンガンガンガンガン!!
「いえ、本当ですわ。というか、現実逃避するのはやめてくださいまし。見苦しいですわ」
唐突に頭を壁にぶつけて叫び出したというか、発狂し始めた王太子に、マリンソフィアは冷たい視線を浴びせかける。
「わたくし、本当はあんなこと、する気がありませんでしたのよ?ですのに、あなたがわたくしを怒らせたからあぁなったのですわ」
マリンソフィアは歌うように言葉を紡いでいく。彼女の右手は胸元に当てられ、シャラシャラと薔薇のネックレスが弄ばれる。
「………何故あなたはあんなにも簡単にわたくしを捨て、あんなにも簡単に添い遂げると宣言した女性を捨て!あまつさえ、またわたくしに求婚するのですっ!!わたくしには理解不能ですわ………」
昨日のアルフレッドのおかげで、精神が安定したと思っていたが、どうやら間違いだったと思ったマリンソフィアは、それでも感情の吐露を続ける。
「わたくし、あなたが憎くて仕方がありませんの。触れられるたびに悪寒が走って、吐き気がする。本当に、あなたは人間ですの?」
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
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