神春樹の事件簿外伝〜犯人は春樹だ〜

波多野旭

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第1話 旅館にて後編

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春樹は女将にお礼を言い「あそうだ、こちら鍵でございます。出掛ける際には鍵をかけフロントの係りの者にお渡しください」と言って女将は部屋を出ていった。
しばらくして春樹も出かける準備をし部屋を出て鍵をかけろうかを歩き始める。
「春樹です。鍵お願いします」
春樹はフロントに辿り着き係の人に渡した。
「はい確かに。春樹様お気をつけていってらっしゃいませ」
「ありがとうございます。いってきます」
靴を履いた春樹は玄関の引き戸を開け外に出た。
女将が言っていた徒歩で約30分は当たっていた。いや疑っていたわけではないがほんとに時間を計ってみれば約30分で鍾乳洞の入り口に着き隣りにある小屋に行き手続きを済ませた春樹。
「あ、春樹様ですね。橘旅館さんからお電話があり話は聞いています。この度は鍾乳洞のご見学ありがとうございます。私春樹様共に行動させていただきます森下と申します。この鍾乳洞は1時間程度の見学コースになっております。見学する前に当見学コースは前払いになっておりますのでお先に料金支払いよろしいでしょうか」
少し申し訳なさそうな顔をした森下と反し春樹は満面の笑顔で「いいですよ。でおいくらですか?」と尋ねた。
「はい。私の行動代込みで1,840円となります」
「安い!」
思わずまぁまぁの声で叫んだ春樹はハッと口を塞ぎ「すいません・・・」と謝ったが森下は全然大丈夫ですよの顔をした。
料金を支払った春樹に森下は「あそうだ」とヘルメットを受付の机の上に置く。
「こちらヘルメットです。見学の際にはこちらをおかぶりください」
「了解です」
「では行きましょうか」
春樹と森下の2人はここでは有名の鍾乳洞である行燈洞の入り口にたった。
すると中から2人の男がそれから出てきたではないか。
「でどうするんだよこれから」
「どうするだってお前!しっ!人がいるからこの話は後だ」
「こんにちは」
春樹はすれ違いながら挨拶を男2人にした。
だが少し痩せ細くて背の高い男は無視しもう1人のやや肥満気味の男は「こ、こんにちは」としどろもどろに挨拶をした。
春樹は振り向いたが前を向き「いざ鍾乳洞へ!」と決意を決め入っていった。
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