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まさかの
しおりを挟む「失礼します」
上履きを脱いで、
音楽室に入る。
「10分か…」
確か私は30分まで昼食をとってと言ったはず。
お弁当を持って、
颯季たちのところへ向かった。
「あ、おかえりー」
「ただいま。
あれ、音は?」
「あぁ、亜実に呼び出されてた。」
亜実って言うのは、
音と同じボーンパートの深川 亜実のこと。
どうしたんだろ。
とりあえず、おにぎりを頬張る。
あっ、わかめだ。
個人的にわかめと肉味噌が好き。
「あっ、凜桜、私、学指揮になったわ」
そう言った颯季。
「え、部長じゃないの?」
そう奏が言った。
まぁ、そう思うよね。
「あ、お帰り、音。」
「ただいま。」
颯爽と戻ってきた音。
「亜実、どうしたの?」
「別に。
告られただけ。」
そうさらっと言う音。
「え」
私達は声を揃えて言う。
「何、その反応。
別に珍しいことでも無いと思うけど。」
自分で言うな。
そんな言葉が私達3人の頭の中で
今まさにシンクロしたことだろう。
「あんたがモテてることは知ってるけど、
まさか同じパートの子までとは思わなかった…」
「いや、俺これ、3回目。」
「あ、3回目なの。」
恋バナをしてると、あっという間に30分前。
私はおにぎりを口に突っ込んで、
ごくりと飲み込んだ。
音楽室を出て、手洗い場へ。
うがいをして、ハンカチを出したところだった。
「あの、音楽室ってここ?」
どこかで聞いたことの
あるような声が聞こえた。
振り返ると、
『え』
2人して声が揃う。
そう、、
その子は、、
朝の男の子だった…
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