ハズレスキル「クリーン」が実は超レアスキルの複合スキルでスキルカンストから無双する

ジェダイ

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第1章 アルテ

ソロ冒険者 アルテ

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 アルテが計測用の水晶に触れると、その水晶にアルテの名前や能力等の画面が浮かび上がってきた。

 アルテがその画面を見ると

  名前  アルテ  年齢 17
  種族  人族
  レベル 20
  スキル 「クリーン」 レベル10(進化条件を満たしていません)
      「剣術」 レベル2
      「格闘術」 レベル1
      「料理」 レベル3
      「不屈」 レベル1
      「気合」 レベル3
  魔法  「クリーン」、「初級火魔法」、「初      級水魔法」、「***」
  筋力 E
  体力 D
  魔力 F
  敏捷 E
  耐久 D
  運  D
  ** B

  総合力 E

と記載されていた。

 画面の一部が*表示されていて読めず、またスキルに進化可能と書かれていた為にそれについて、女性職員さんに聞くと、女性職員さんが水晶を覗きこんで確認した。

 しかし、女性職員さんはアルテに

「どこに進化という文字が書いてあるんですか?」

と聞き、アルテがスキル欄を指し示すも見つけられず、ギルドマスターのクラウドも確認するも同様の結果だった。

 アルテがスキル進化について聞くも、2人は把握しておらず、女性職員さんが

「過去にはそんな話しは聞いたことがないですよ。冒険者本部へ問い合わせて聞いてみます。」

と言われた。

 アルテがスキル「クリーン」の進化について考えていると、クラウドがアルテに対して

「今回の試験の結果ならソロ冒険者として活動できるだろう。まあ、最初はFランクスタートだがな。」

と言われた為、スキル進化については頭の中から消えてしまった。

 アルテが試験後、ギルド受付でFランク冒険者のギルドカードを受けとると、直ぐさま、依頼掲示板に走って見に行った。

 受付内で女性職員とクラウドが

「よっぽどあの子は冒険者になりたかったんだな。」

「クランをクビになりましたからね。しかし、いきなりクラン昇格試験の為にクビを切ることと、その申込書に書かれているクランの人員変更無しの記載については腑に落ちないですね。」

「もともと、あの子をクビにするつもりだったということだろうな。その点についても含めて調査はしといてくれ。」

「分かりました、監査者に連絡しておきます。」

と話し合っていると、アルテが

   外壁修理と薬草採集の依頼書

を持ってきたので、話しを終わらせて、依頼を受理した。

 依頼受理後、アルテが街の外で薬草採集をして、翌日アルテがいる街を囲む外壁修理へ向かった。

 薬草採集の依頼は常設依頼で報酬は少ないがアルテのように日銭を稼ぐものには必要な依頼であり、外壁修理は昼飯がつくと記載され、期間限定であったが、報酬は割と高かったので、アルテにはもってこいの依頼だった。

 アルテが外壁修理をしていると、どこからかフードを目深に被った男が現れ、アルテに近づき

「君は不思議な存在だな。これから様々な選択を迫られると思うが、後悔しない選択をすることだ。決して自分の選択を後悔しないように」

と一方的に話し掛けてきてどこかへ立ち去って行った。

 そして外壁修理から8日目、依頼箇所の修理が終わり、宿に戻ろうとしたところ、街の中が騒がしくなっていた。

 騒いでいた女性に聞くと、

「さっき、Aランククランが誕生したんだよ。この街でAランククランが誕生するのは20年ぶりで、市長がお祭りをすると言いふらしていたんだよ。それに誕生に際して、王都から司教様も来られるとか。」

と言ってからどこかへ立ち去っていった。

 アルテが 

「Aランクになったんだ。」

と物思いにふけっていると、

     ''業績ポイントが加算されます''

と言われ振り向くも、誰もアルテに話し掛けて等きていなかった。

 アルテが不思議がっていると、再び
     ''スキル「クリーン」の進化条件達成
     進化させますか'' 
とまた、話し掛けられた。

 アルテが再び周りを見回すも誰も話し掛けてきていなかったことから、これは自分の頭中で声が響いているのではと思い、

    「スキル「クリーン」を進化する」

と小声で言うと、また今度ははっきりと頭の中で

     ''スキル「クリーン」の進化を開始し
     ます。進化時間は・・・スキル所持
     者の経験値不足等の代用行為も計算
     の上、再度算出します''

と言って声が聞こえなくなった。

 アルテはスキル「クリーン」が進化したらどうなるのかと思っていたが、所詮キレイにするスキルだからそこまでは変わらないだろうと思い、そのまま深く考えることもせずにギルドに依頼達成報告をしてから宿へと帰って行った。



 
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