44 / 51
44 魔王からの招待
しおりを挟む
さすが、魔力の中心だという魔王のいる南の森。魔物の数が凄い。
幸いだったのは、グリフォンが意外にも鳥目で暗くなってからは出てこないことと、悠真くんが巨大な光る椅子を設置してそこに更に八門遁甲の椅子を設置しておいたら、ジャイアントモスが光に集まって八門遁甲に掛かってくれたこと。
これは実は聖那ちゃんのアイディアで、彼女はただの虫嫌いではなくて、嫌いすぎて詳しくなってしまうタイプの虫嫌いだった。
私は「私たちに寄ってくる」という固定観念があったせいで、まさか誘蛾灯もどきにジャイアントモスが引っかかるとは思わなかったよ……。
もちろん、朝になって八門遁甲の椅子の中にみちみちになっているジャイアントモスを見て、聖那ちゃんは絶叫してた。
小学1年生はこんなに連続して椅子を投げられるんだ、という実例を目の当たりにして、私はちょっとチベットスナギツネの顔になった。
LVを確認したら、68まで上がっていた。うん、いい感じに上がってる。
おそらくここは、ゲームでいったら、まだ私たちのレベルでは到達できないエリア。そして敵も、こちらが一方的に倒せる訳がないモンスター。
だけど私たちはオートで攻撃をするゲームキャラじゃなくて、生身の人間。知恵もある。普通のRPGやってたら、「森で強い敵が出ます」って状況で「木を切り倒して広場を作って迎撃態勢を整えます」なんてことはあり得ない。TRPGなら結構そういうのは通るけども……。
朝ご飯を食べながら、私は今日の行動について考えていた。
友仁くん以外にも5人くらいの子に「必殺技の椅子」を投げてもらって広場を拡大し、じりじりと移動するか。
それとも、LV80くらいまではここで様子を見るか。
LV80も今のペースで行けば、それほど日数は掛からない気がするし。
悩んだ末に、私は先に進むことを選んだ。
だって、一日も早く元の世界に戻りたいから。
そして、驚天動地の出来事が私たちを待ち受けているなんて、この時の私は思いもしなかった。
じわりじわりと幅15メートルくらいの道を切り拓いて、私たちは前進する。
移動し始めてからすぐ蛇行した川があるのが遠くに見えて、昨日のワニはここから来たのか、とちょっと納得。
「わあ、でっかい川!」
「アマゾン川だ!」
「紫苑くんよく知ってるね。アマゾン川もくねくねしてるんだよ」
濁った水が緩やかに流れる川をちょっと離れたところから眺めていたら、
「うぉわ!」
「キャー!」
突如上がった水柱に驚いて子供たちが悲鳴を上げる。何事かと驚いていたら、川から水色の馬が突然飛び出してきた!
「ケルピー!?」
その青と水色の混じった毛並みと、水の中から時折見える魚の姿をした下半身で私は咄嗟にそう叫んでしまった。
やばい、ケルピーって水の魔法とか使うんじゃなかったっけ!?
人間はろくな魔法を使えなくても、魔物はそうとは限らない。ましてここは、魔力の濃い南の森。
ここは八門遁甲の椅子で守られているけど、遠隔から魔法を打たれたら――。
なんて思っていたけども、下半身が魚のケルピーは水から出ることができないらしくて、歯を剥き出しにする馬っぽい威嚇をしながら、ブルルンブルルン鳴いていた。
魔法も打ってきたけど、サッカーボール大の水球だったので、みんなはさくっと避け、湊斗くんが椅子で打ち返した。
駄目だよね……小学生にボールみたいなもの投げてきたって。この子たちは暇さえあればドッジボールしてるような子たちだよ……。しかもステータス馬鹿高いんだよ。
哀れ、ケルピーは川から出ることもなく椅子を投げつけられ、コンテナはブクブクと川に沈んでいった……。
システム管理者、計画性がないな。こんなモンスターけしかけられてもこっちも対応に困るわ。
「先生、黄色い箱沈んじゃったね……」
「沈んだねえ……」
「中身、何だったんだろう」
「今までの感じだと、水まんじゅうとかだったかもね。中がラムネ味の水色のやつ……」
「ちょっと食べてみたかったかも」
宗久くんは反応してたけど、他の子たちは水まんじゅうではピンとこなかったみたいだった。
お昼ご飯を食べ、八門遁甲の椅子に囲まれて食後のまったりタイムを過ごしていたとき、バサバサと盛大な羽音を響かせて、鮮やかな赤と緑の羽に彩られたオウムが椅子の上に舞い降りた。
「ゴッ、ゴキゲンヨー! コニャニャチワ!」
調子はずれの挨拶が頭上から降り注いでくる。
オウムは一度バサリと羽ばたいて見せてから、ぽかんとしている私たちに向かってもう一度同じ言葉を発した。
「先生、あのオウム、ギャーギャーじゃないよ?」
「喋ってるね……」
「コニャニャチワ! オヘンジ、ドシタノ!!」
「こ、こんにちは!!」
「こんにちは!」
まさかのオウムのツッコミに、みんなが慌てて挨拶を返す。オウムはフン、と言いたげに翼を広げた。
でかい……。全長1メートルはありそうだけど、オウムってこんなに大きな鳥だったっけ。
「マオウサマ、デンゴン!」
「魔王様!?」
「マオウサマ、ヨー!」
このオウム、魔王の使い!? 言葉をめちゃくちゃ使いこなしてるのは、使い魔か何かだからなのかな!?
「はいっ! デンゴン、聞きます! オネガイします!」
私までおかしなイントネーションになりつつ、直立不動でオウムの言葉を待つ。すると、オウムは羽ばたいて椅子から降りてきて、何故か私の頭の上に止まった。
「い、痛たたた! 足、爪痛いんですけど! 食い込んでる!」
「チョット、ガマーンシナサイ! マオウサマ、アナタタチヲ、オマネキ!」
「魔王様のお招き!?」
「サア、ツイテコイ!」
「え、ええー、急すぎるよー!」
私が文句を言うと、オウムは私の頭に止まったままで羽ばたいた。震動が足に伝わってきて、爪が食い込んで頭がめちゃくちゃ痛い!
オウムの傍若無人っぷりに子供たちもちょっと呆然としている。そんな子供たちに向かってオウムはもう一度声高らかに「ツイテコイ!」と宣言して飛び立った。
「待って! 魔物が出るから普通に飛ばれたら追いつけない!」
「マモノ、ダイジョブ! ワタクシサマ、イレバ、デナイ。ワタクシサマ、マオウサマノ、ツカイ!」
お、おう……凄く態度がデカいオウムだわ。でも、魔王の使いだからこのオウムがいれば魔物が出ないというのはもしかしたら本当かもしれない。
「みんなー! あのオウムさんに付いていくよー! 背の順に並んで、隣の子とはぐれないようにね!」
34人の子供たちは訓練されきった素早さであっという間に整列し、オウムの後に続いて走り始めた。私は最後尾でそれを追う。
緑濃い森の中を、赤と緑の翼を広げたオウムが飛んでいく。その姿は意外に目立つから、全身緑のオウムじゃなくて良かったななんて思ったりした。
そしてオウムの言う通り、魔物は私たちに襲いかかっては来なかった。気配はするけども、近づけないらしい。
魔王が私たちを招いてるってどういう事だろう。
クリスさんの話によれば、この世界の「魔王」は魔力を司る存在で、悪の概念が付いてるわけじゃないみたいだけど。
いろいろと考えながら私は走り、何回かオウムに休憩を懇願することになった。
幸いだったのは、グリフォンが意外にも鳥目で暗くなってからは出てこないことと、悠真くんが巨大な光る椅子を設置してそこに更に八門遁甲の椅子を設置しておいたら、ジャイアントモスが光に集まって八門遁甲に掛かってくれたこと。
これは実は聖那ちゃんのアイディアで、彼女はただの虫嫌いではなくて、嫌いすぎて詳しくなってしまうタイプの虫嫌いだった。
私は「私たちに寄ってくる」という固定観念があったせいで、まさか誘蛾灯もどきにジャイアントモスが引っかかるとは思わなかったよ……。
もちろん、朝になって八門遁甲の椅子の中にみちみちになっているジャイアントモスを見て、聖那ちゃんは絶叫してた。
小学1年生はこんなに連続して椅子を投げられるんだ、という実例を目の当たりにして、私はちょっとチベットスナギツネの顔になった。
LVを確認したら、68まで上がっていた。うん、いい感じに上がってる。
おそらくここは、ゲームでいったら、まだ私たちのレベルでは到達できないエリア。そして敵も、こちらが一方的に倒せる訳がないモンスター。
だけど私たちはオートで攻撃をするゲームキャラじゃなくて、生身の人間。知恵もある。普通のRPGやってたら、「森で強い敵が出ます」って状況で「木を切り倒して広場を作って迎撃態勢を整えます」なんてことはあり得ない。TRPGなら結構そういうのは通るけども……。
朝ご飯を食べながら、私は今日の行動について考えていた。
友仁くん以外にも5人くらいの子に「必殺技の椅子」を投げてもらって広場を拡大し、じりじりと移動するか。
それとも、LV80くらいまではここで様子を見るか。
LV80も今のペースで行けば、それほど日数は掛からない気がするし。
悩んだ末に、私は先に進むことを選んだ。
だって、一日も早く元の世界に戻りたいから。
そして、驚天動地の出来事が私たちを待ち受けているなんて、この時の私は思いもしなかった。
じわりじわりと幅15メートルくらいの道を切り拓いて、私たちは前進する。
移動し始めてからすぐ蛇行した川があるのが遠くに見えて、昨日のワニはここから来たのか、とちょっと納得。
「わあ、でっかい川!」
「アマゾン川だ!」
「紫苑くんよく知ってるね。アマゾン川もくねくねしてるんだよ」
濁った水が緩やかに流れる川をちょっと離れたところから眺めていたら、
「うぉわ!」
「キャー!」
突如上がった水柱に驚いて子供たちが悲鳴を上げる。何事かと驚いていたら、川から水色の馬が突然飛び出してきた!
「ケルピー!?」
その青と水色の混じった毛並みと、水の中から時折見える魚の姿をした下半身で私は咄嗟にそう叫んでしまった。
やばい、ケルピーって水の魔法とか使うんじゃなかったっけ!?
人間はろくな魔法を使えなくても、魔物はそうとは限らない。ましてここは、魔力の濃い南の森。
ここは八門遁甲の椅子で守られているけど、遠隔から魔法を打たれたら――。
なんて思っていたけども、下半身が魚のケルピーは水から出ることができないらしくて、歯を剥き出しにする馬っぽい威嚇をしながら、ブルルンブルルン鳴いていた。
魔法も打ってきたけど、サッカーボール大の水球だったので、みんなはさくっと避け、湊斗くんが椅子で打ち返した。
駄目だよね……小学生にボールみたいなもの投げてきたって。この子たちは暇さえあればドッジボールしてるような子たちだよ……。しかもステータス馬鹿高いんだよ。
哀れ、ケルピーは川から出ることもなく椅子を投げつけられ、コンテナはブクブクと川に沈んでいった……。
システム管理者、計画性がないな。こんなモンスターけしかけられてもこっちも対応に困るわ。
「先生、黄色い箱沈んじゃったね……」
「沈んだねえ……」
「中身、何だったんだろう」
「今までの感じだと、水まんじゅうとかだったかもね。中がラムネ味の水色のやつ……」
「ちょっと食べてみたかったかも」
宗久くんは反応してたけど、他の子たちは水まんじゅうではピンとこなかったみたいだった。
お昼ご飯を食べ、八門遁甲の椅子に囲まれて食後のまったりタイムを過ごしていたとき、バサバサと盛大な羽音を響かせて、鮮やかな赤と緑の羽に彩られたオウムが椅子の上に舞い降りた。
「ゴッ、ゴキゲンヨー! コニャニャチワ!」
調子はずれの挨拶が頭上から降り注いでくる。
オウムは一度バサリと羽ばたいて見せてから、ぽかんとしている私たちに向かってもう一度同じ言葉を発した。
「先生、あのオウム、ギャーギャーじゃないよ?」
「喋ってるね……」
「コニャニャチワ! オヘンジ、ドシタノ!!」
「こ、こんにちは!!」
「こんにちは!」
まさかのオウムのツッコミに、みんなが慌てて挨拶を返す。オウムはフン、と言いたげに翼を広げた。
でかい……。全長1メートルはありそうだけど、オウムってこんなに大きな鳥だったっけ。
「マオウサマ、デンゴン!」
「魔王様!?」
「マオウサマ、ヨー!」
このオウム、魔王の使い!? 言葉をめちゃくちゃ使いこなしてるのは、使い魔か何かだからなのかな!?
「はいっ! デンゴン、聞きます! オネガイします!」
私までおかしなイントネーションになりつつ、直立不動でオウムの言葉を待つ。すると、オウムは羽ばたいて椅子から降りてきて、何故か私の頭の上に止まった。
「い、痛たたた! 足、爪痛いんですけど! 食い込んでる!」
「チョット、ガマーンシナサイ! マオウサマ、アナタタチヲ、オマネキ!」
「魔王様のお招き!?」
「サア、ツイテコイ!」
「え、ええー、急すぎるよー!」
私が文句を言うと、オウムは私の頭に止まったままで羽ばたいた。震動が足に伝わってきて、爪が食い込んで頭がめちゃくちゃ痛い!
オウムの傍若無人っぷりに子供たちもちょっと呆然としている。そんな子供たちに向かってオウムはもう一度声高らかに「ツイテコイ!」と宣言して飛び立った。
「待って! 魔物が出るから普通に飛ばれたら追いつけない!」
「マモノ、ダイジョブ! ワタクシサマ、イレバ、デナイ。ワタクシサマ、マオウサマノ、ツカイ!」
お、おう……凄く態度がデカいオウムだわ。でも、魔王の使いだからこのオウムがいれば魔物が出ないというのはもしかしたら本当かもしれない。
「みんなー! あのオウムさんに付いていくよー! 背の順に並んで、隣の子とはぐれないようにね!」
34人の子供たちは訓練されきった素早さであっという間に整列し、オウムの後に続いて走り始めた。私は最後尾でそれを追う。
緑濃い森の中を、赤と緑の翼を広げたオウムが飛んでいく。その姿は意外に目立つから、全身緑のオウムじゃなくて良かったななんて思ったりした。
そしてオウムの言う通り、魔物は私たちに襲いかかっては来なかった。気配はするけども、近づけないらしい。
魔王が私たちを招いてるってどういう事だろう。
クリスさんの話によれば、この世界の「魔王」は魔力を司る存在で、悪の概念が付いてるわけじゃないみたいだけど。
いろいろと考えながら私は走り、何回かオウムに休憩を懇願することになった。
0
あなたにおすすめの小説
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari@七柚カリン
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる