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幼女チートな魔女達と、料理チートな俺。

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俺は旅の支度をした。
「さあ、行きましょう」
アブリル。
「はい」
俺。
アブリルらと俺は旅用の格好をしている。 
「いざゆかん、悠久の森へー」
エリザベス。
「おお!」
俺。
俺達は旅にでた。
途中でモンスターがテンプレ通りに現れるが、そこは歴戦をくぐり抜けた幼女達。難なく倒していく。
旅の途中、俺は白菜とにんじんとしめじと鶏肉とじゃがいもと小松菜の蒸し物を作った。
すると…。
「おお」
「傷が癒えていく…」
アブリルとエリザベス。
「な、なんで俺の料理を食べると怪我が治るんだ?」
不思議がる俺。
「ふむ。どうやらそちはこの世界に来たことで、回復魔法が使えるようになったようね」
チャロ。
「えーー」
そんなのありですか?
「うむ。これで回復役ができたわね」
エリザベス。
「しかもかなり回復力が高いから、チートものですよ、これは」
アブリル。
「ただし、料理を作るという、手前がいるけどね」
チャロが言った。
俺達は旅を続けた。
崖。
「ひえーこんなとこ通るんですか!?」
俺。
「いいから怜、しっかり命綱を掴むのだ」
エリザベス。
「はい…」
俺。
とほほ。
俺はそんなこんなで、エドキンズの街についた。
宿で一泊する。
「ふう」
俺は言う。
そして、あることに気づいた。
ベッドが…でかいやつひとつしかない。
「あ、あの…ベッドがひとつしか…」
俺。
「ああ、金の無駄遣いだからな。一緒に寝るぞ」
エリザベス。
ええええええ
その晩、俺は一睡もできませんでした。



翌朝。
目の下にクマを作った俺と幼女達は、エドキンズの街を出た。
途中で市場で大量の食材を買った。
ま、まさか…
予想していたとはいえ、異世界での旅がこんなに大変だとは…
海王片鱗パンチネプチューンフラグメントパンチ!」
エリザベスが火を吹くドラゴンに攻撃する。
俺は自家製クッキーを持参して、回復に回った。
「ハウンドバスター!!」
チャロが幻影の猟犬をけしかける。
ドラゴンは次々と倒れていく。
「さ、次いくわよ!」
エリザベス。
「おう!」
俺。
旅はまだまだ続きそうだ…。

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