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最強四人組、海路を渡る。

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こうして、世界最強と誉れ高い(旅の途中で人々が言っていた)幼女魔法使い三人姉妹と、なぜか最強回復魔法を手に入れたこの俺(ただし、奴隷)は港についた。
切符を買い、船に乗る。
途中で巨大タコさんが船を沈没させんと襲ってくるが、これもなんなくクリア。
俺は自家製クッキーで次々と幼女や船員達を回復していく。
「ようお前。なかなかやるじゃねえか」
船長のノーマンが言った。
「は、はい」
俺。
「ありがとうございます」
「なに、奴隷にしとくにゃもったいないぜ」
ノーマンが提案する。
「キャターモール姉妹さんよ、よかったらこいつを奴隷から弟子に昇格してやらないか?」
ええええええ
ないす!船長!
「仕方ないわね…」
エリザベス。
「船長の頼みなら…」
チャロ。
やったーーーーーー
俺、奴隷じゃなくなりましたー!!
タイトル詐欺になるけど!!
俺は船でも様々な料理を作り、船員達に振る舞った。
船員達からは大好評。こんなうまいものは食べたことがないらしい。
妹を召喚できたら労働力も二倍になるし、1000回達成も近いかもしれない!!
俺は魔女たちと眠りについた。
「おお…あれが白銀の不死鳥シルバー・フェニックスの三姉妹か…」
「そしてあれが伝説の救世主、光焔纏いし生贄ライトフレイム・サクリファイスか…」
「おい、誰だよ救世主って」
俺。
「お前のことだよ」
エリザベス。
なーんかいつの間にか変な二つ名ついてますけどー?
「ってか生贄ってなんですか」
俺。
「お前が悪しき呪いに供物を捧ぐ料理人だからだ」
エリザベス。
「はあ…」
なるほど。
俺は港街で買い物をした。
とにかく、食材はバトルにも欠かせない。
俺達は次の街、アダムソンに向かった…。
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