こんな展開は望んでいません!! ~転生姫は魔王ならぬ俺様イケメン皇帝に溺愛される??? 

雪乃

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第一章  最早これは呪い? もう呪いとしか思えないでしょうっっ

4  ホラーそれともこれはコメディー? 七転び八起き的な私のこれまでの転生記???   Ⅱ

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 次に二回目はここよりうんと異なる世界。
 勿論この世界でも戦争やラングハイムとはまた違う意味合いの強大な国家や大小様々な国が沢山ある。
 その中でも日本と言う国は数十年前より戦争を放棄したかなり自由な民主主義な国。
 私は日本人として生まれ、エヴェリーナであった記憶もなく最初は何も知らず普通に日本人として過ごしていた。
 でもね、JDとなり大学で看護科を専攻したまでは良かった。
 沢山の友達も出来て、新しい知識を得て、すべてはこれから――――と言う時に、そう同じ大学構内にある病院で臨床実習が始まった頃にまさかの出会いがあったのよ!!
 最初はわからなかった。
 だって過去の記憶なんてものなかったのだものね。
 相手はアメリカ帰りの天才外科医として超有名人だったし、まさかそんな超有名人に小さな羽が漸く生えかけたばかりの看護学生の事なんて見ていないと思ったし、言っちゃあ悪いけれど私もそんなに気にしていなかったの。
 でもある日ばったりと、そしてしっかりと、これでもかって言う程間近で出会ってしまったのと同時に、私はそれまで忘れていた前世をフラッシュバックの様に思い出してしまったの。
 うん、悲しみしかない前世の記憶を全て――――ね。

 そして目の前にいる天才外科医様はなんと!?
 つまりは前世のラングハイム帝国の皇帝陛下だった人。
 また何故ここで出会ったのかは謎。
 だから私は思いっきり回れ右をして脱兎の如く逃げ出した。
 それから元旦那様の気配を察知すると見つからない様に私は避け続けたわ。
 だって今更……でしょ。
 それに向こうは過去の事なんて覚えていない……いや是が非とも忘れていて欲しいっっ。

 この時にはエヴェリーナの意識はまだ心の奥で眠っていたと思う。
 だからと言ってエヴェリーナを非難する訳ではない。
 でも私は、過去のエヴェリーナは元旦那様の大切な者達を……。
 きっと元旦那様が私の事を同じ様に思い出していたら絶対に復讐されるかもしれないと、私は強く思い込んでいた。
 それだからこそ私は出来るだけ元旦那様を避け続けたのだ。
 周りの友達や先生達が私の事をめっちゃ変に思われようともっ、ここで復讐される訳にはいかないのだものっっ。

 しか~し運命とは常に非常なもの。
 私がどの様に頑張っても相手は何故か直ぐに私を見つけ出し追いかけてくるのよ。
 そしてあの日もそうだった。
 講義を終えて校門前へ行くと元旦那様は私を待っていた。
 そして私は思ったよ。

 これ絶対に復讐されるフラグが立っている――――ってね。

 そう思った瞬間、私は元旦那様を避けるように猛ダッシュで逃げた!!
 えぇ上手く逃げおおせたと内心ほくそ笑んだと思ったら、背後より元旦那様の叫ぶ声と目の前には大きなダンプカーがもう直ぐ傍まで迫っていた。
 あ……っと思った瞬間――――私はダンプカーにかれて即死です。
 一体何の為に逃げたのだろうと、息絶えるほんの一瞬……何となく思ってしまった。



 三回目も同じく場所は平和な日本でこの時の私はまだあどけなさの残る12歳の女の子。
 友達と楽しくお喋りしつつの下校途中、今回もやはり元旦那様が私の前へ登場した。
 そして私は前回同様元旦那様と出会った瞬間に前世と前前世の記憶を思い出す。 
 最初に思い出したのは前世で体験した死の直前の出来事。
 復讐されるかもしれないと言う事と、ほんの一瞬でダンプカーに轢かれてしまった恐怖がフラッシュバックとなりまだ12歳の私へと襲い掛かる。
 私はは余りの情報量と強烈な恐怖感が相まって、多分プチパニックへ陥ってしまったのだと思う。
 何をどうしていいのかがずわからない。
 酷く動揺する私に友達もどうしていいのか分からないって当たり前よね。
 だってまだ12歳だもの。
 でも私はただただ元旦那様の姿と死の恐怖が重なり、大きな声で悲鳴を上げたのと同時にその場より脱兎の如く今回も逃げ出したまではいい。

 しかしまたまた?
 いやいやこれは必然?
 若しくは運命なのかはわからない。
 そう、逃げ出した先は人通りの多い交差点。
 何故か歩道には車が乗り上げられ、その車に巻き込まれた人が幾人も呻き声を出して倒れていた。
 またそれとは別の場所にも何故か多量の血を流して倒れている人達もいる。
 その様子は以前図書館で見た怪奇図鑑で見た地獄絵図そのもの?
 それからまだ子供な私でも分かった事がある。
 
 この怪我は――――だとね。

 そう思った瞬間とても怖くなってしまった。
 それと同時に一刻も早くこの場より逃げださなければいけないと、脳内で警鐘が鳴り響いていたけれども、あまりの恐怖で足が竦み、その場で立っているのが精一杯だった。
 だからこれは必然だったのかもしれない。

 そして残酷な時間は訪れる。
 私の存在に気付いた女はにやりとゆっくりと口角を上げ妖しく微笑みながら私へと近づき、何の抵抗も出来ないまま私は押し倒され、馬乗り状態で何度も滅多刺しにされて――――はいアウトです。
 因みにこの時の元旦那様は高校生くらいの青年でしたね。
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