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第三章 お城からのお触れと今更ながらに気づく諸事情
6 今更的な世界背景やその他諸々も気づけば―――― 天音Side Ⅵ
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まあ大分話は逸れてしまったのだけれど、兎に角私達は魔法を行使出来るの。
ねぇこれって凄くないっっ⁉
前世では夢物語上の事を今世の私は難なく使えちゃったりするんだもの。
おまけに私は無属性と言うか、はっきり言ってほぼほぼ全属性を行使する事が可能だったりする。
ただ全属性を行使する事は可能でも、一体どのくらい大きな魔法が遣えるか――――は別問題。
確かに魔法量は普通の子爵家の令嬢にしてみれば膨大だと思うし、自覚もしている。
だけどね、魔力暴走をしない為にも幼い頃より魔力制御はお祖父様達より厳しく教育はされたけれどもっ、うん制御をするのは自信があるわ。
でも、制御するだけで大きな魔法を行使する術を教えて貰えなかったのよね。
それもこれも聖属性を含む全属性を行使出来るからこそっ、魔王様を含む高位の貴族方への配慮?
いやいや下手をして反意有りと捉えられては私だけでなく我がトレメイン子爵家の本家筋のトレメール公爵家に係わるだろう一族郎党そこに女子供関係なく、トレメールの血を一滴でも受け継ぎし者は全て魔王様の名の下に断罪され、一瞬で……その名の通りこの世界より塵一つ残さず滅してしまう。
そうなる事を恐れたお祖父様達は私へ魔力の制御と、後は普通の貴族令嬢らしい魔法のみを教えたの。
しかし半ば強制的な監禁生活に辟易していた私は、一人でこっそりと魔法について勉強をしていたのはご愛敬だと思って欲しい。
さて、長々と話をしてしまったのだけれど今まさに私は魔法を遣える事が何よりも嬉しいのである。
うんぶっちゃけて言えばエラ自身魔法を使いこなすことはほぼほぼ出来ないと言ってもいい。
何故ならそれはエラの出自によるところが大きい。
そう彼女は確かに男爵令嬢ではあるけれども、だからと言って純粋の魔族ではないのだ。
亡きお義父様は人間。
またエラの亡くなられた実のお母様は騎士爵家の令嬢らしい。
騎士爵と言えば一代限り――――それも貴族の次男三男だったものもいれば、その半分は魔王によって優れたる人族が賜る爵位なのである。
エラのお母様は偶然純粋魔族の令嬢であったのだけれども、亡きお義父様は人族だったの。
エラの生まれる前お義父様の生まれ持った素晴らしい商才に、魔王様はこの国の発展の為と言ってお義父様へ男爵位を下賜されたらしい。
そうして貴族入りを果たしたお義父様はエラのお母様と婚姻を結お母様びエラを授かる事により社交界へと迎え入れられたとか……。
だから正確に言えばエラは純粋の魔族ではなく、魔族と人間の間に生まれた亜人――――。
魔人と呼ばれる存在。
でもはっきり言えば今のルフェ王国、いいえ五人の魔王様の治められる国……いいえ魔族だけじゃあないわ。
妖精や獣人、多種多様な者達と人族は交わりを持っている。
人族の持つ知恵。
そして人族以外の私達の持つ様々な力。
お互いにないものを契り、子を生す事でこの世界を活性化させていく。
確かに全てを分かり合える事は何時の世も難しいけれどもっ、兎に角私はエラと交流を深めお互いを理解し合いたい。
まあ全ては私とアナとお母様の未来の為でもあるのだけれど……。
そうして手始めに魔法を使いこなせないエラの為に今日も私は、いいえ私とアナの二人で家事の一切を引き受けているのである。
勿論生活魔法を行使しまくりですよ。
最初はアナもめっちゃ戸惑っていたのだけれどもね。
ほら、そこは前世日本で生きていた私の記憶もあるからで、文明の利器こそはないが魔法は大変応用が利くのですよ。
流石に買い物は自力でいかなければいけない。
でもである。
身体強化の魔法を行使すればどれだけ買い物をしても荷物は全く重くはないのです。
また歩いているのも疲れないしね。
料理はやはり魔法もだけれどもセンスによるところが大きい。
食事に関しては私が担当で、スィーツ担当はアナなのよね。
ほら、あの子ってばお菓子大好き魔族でしょ。
それもあってお菓子作りには私よりも上手なのだもの。
でも夜にもなれば二人して一日中魔力を遣っている所為なのか、入浴を済ませばバタンキュー。
気が付けば夢の中。
そうして何となーく穏やかな毎日が過ぎていく中でふと感じた事は……。
もしかしなくっても気づけばエラは以前と変わらぬお嬢様然として過ごしている。
一方意地悪義姉その一その二が実はシンデレラになってはいませんかっっ⁉
そして到頭お城からお触れがやってきたのである。
ねぇこれって凄くないっっ⁉
前世では夢物語上の事を今世の私は難なく使えちゃったりするんだもの。
おまけに私は無属性と言うか、はっきり言ってほぼほぼ全属性を行使する事が可能だったりする。
ただ全属性を行使する事は可能でも、一体どのくらい大きな魔法が遣えるか――――は別問題。
確かに魔法量は普通の子爵家の令嬢にしてみれば膨大だと思うし、自覚もしている。
だけどね、魔力暴走をしない為にも幼い頃より魔力制御はお祖父様達より厳しく教育はされたけれどもっ、うん制御をするのは自信があるわ。
でも、制御するだけで大きな魔法を行使する術を教えて貰えなかったのよね。
それもこれも聖属性を含む全属性を行使出来るからこそっ、魔王様を含む高位の貴族方への配慮?
いやいや下手をして反意有りと捉えられては私だけでなく我がトレメイン子爵家の本家筋のトレメール公爵家に係わるだろう一族郎党そこに女子供関係なく、トレメールの血を一滴でも受け継ぎし者は全て魔王様の名の下に断罪され、一瞬で……その名の通りこの世界より塵一つ残さず滅してしまう。
そうなる事を恐れたお祖父様達は私へ魔力の制御と、後は普通の貴族令嬢らしい魔法のみを教えたの。
しかし半ば強制的な監禁生活に辟易していた私は、一人でこっそりと魔法について勉強をしていたのはご愛敬だと思って欲しい。
さて、長々と話をしてしまったのだけれど今まさに私は魔法を遣える事が何よりも嬉しいのである。
うんぶっちゃけて言えばエラ自身魔法を使いこなすことはほぼほぼ出来ないと言ってもいい。
何故ならそれはエラの出自によるところが大きい。
そう彼女は確かに男爵令嬢ではあるけれども、だからと言って純粋の魔族ではないのだ。
亡きお義父様は人間。
またエラの亡くなられた実のお母様は騎士爵家の令嬢らしい。
騎士爵と言えば一代限り――――それも貴族の次男三男だったものもいれば、その半分は魔王によって優れたる人族が賜る爵位なのである。
エラのお母様は偶然純粋魔族の令嬢であったのだけれども、亡きお義父様は人族だったの。
エラの生まれる前お義父様の生まれ持った素晴らしい商才に、魔王様はこの国の発展の為と言ってお義父様へ男爵位を下賜されたらしい。
そうして貴族入りを果たしたお義父様はエラのお母様と婚姻を結お母様びエラを授かる事により社交界へと迎え入れられたとか……。
だから正確に言えばエラは純粋の魔族ではなく、魔族と人間の間に生まれた亜人――――。
魔人と呼ばれる存在。
でもはっきり言えば今のルフェ王国、いいえ五人の魔王様の治められる国……いいえ魔族だけじゃあないわ。
妖精や獣人、多種多様な者達と人族は交わりを持っている。
人族の持つ知恵。
そして人族以外の私達の持つ様々な力。
お互いにないものを契り、子を生す事でこの世界を活性化させていく。
確かに全てを分かり合える事は何時の世も難しいけれどもっ、兎に角私はエラと交流を深めお互いを理解し合いたい。
まあ全ては私とアナとお母様の未来の為でもあるのだけれど……。
そうして手始めに魔法を使いこなせないエラの為に今日も私は、いいえ私とアナの二人で家事の一切を引き受けているのである。
勿論生活魔法を行使しまくりですよ。
最初はアナもめっちゃ戸惑っていたのだけれどもね。
ほら、そこは前世日本で生きていた私の記憶もあるからで、文明の利器こそはないが魔法は大変応用が利くのですよ。
流石に買い物は自力でいかなければいけない。
でもである。
身体強化の魔法を行使すればどれだけ買い物をしても荷物は全く重くはないのです。
また歩いているのも疲れないしね。
料理はやはり魔法もだけれどもセンスによるところが大きい。
食事に関しては私が担当で、スィーツ担当はアナなのよね。
ほら、あの子ってばお菓子大好き魔族でしょ。
それもあってお菓子作りには私よりも上手なのだもの。
でも夜にもなれば二人して一日中魔力を遣っている所為なのか、入浴を済ませばバタンキュー。
気が付けば夢の中。
そうして何となーく穏やかな毎日が過ぎていく中でふと感じた事は……。
もしかしなくっても気づけばエラは以前と変わらぬお嬢様然として過ごしている。
一方意地悪義姉その一その二が実はシンデレラになってはいませんかっっ⁉
そして到頭お城からお触れがやってきたのである。
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