98 / 119
3章 依存国ツィーシャ
豹変
しおりを挟む
「いい運動になった?」
そう言ってコップ一杯の水を差し出してきたリュークを見て、クレアはコップを受け取りながら苦笑した。
「あれは、食後の運動ではないかもね……」
結果は引き分けだった。
クレアとしてはファルに叱られる覚悟で大きな魔法を使ったため、勝てなかったことは結構残念なことだ。
全体的に劣勢だったリュークも、まだまだだと自覚したようだ。
「それにしても、空間属性の魔法を使われるとは思ってなかったよ。昔は使ってなかったから」
「グラントで教えてもらって習得したの」
「……そういえば、クレープのときもグラントの話をしていたよね。グラントに長く居たの?」
リュークの質問に、クレアはコップを持つ手に力が入った。
昔話は、どこからが昔話なのだろうか。
グラントに居ることになった経緯を話すには、彼女の死が必ず入ってくる。
クレアは少しだけ沈黙して、また口を開いた。
「………そうだね。5年くらいは居た。いい人に恵まれたから、魔法とかこの世界のこととか、色々と教えてもらったんだよ」
振り絞るように答えたクレアを見て、リュークはただ、「……そうなんだ」と言うほかなかった。
2人の間に微妙な空気が流れる中、何人かがクレアのところへ寄ってきた。
「なぁなぁ!さっきの試合、ちょー最高で痺れたよ!リュークが苦戦してるのも珍しかったから余計に面白かった!」
「お嬢ちゃん強者だね!リューク相手にここまで戦ったやつ、初めて見たよ!」
「特に水がひっくり返ったときは、俺もひっくり返りそうだったよ!あんな魔法が世の中にあるなんて面白いな!」
「あ、えと……ありがとうございます……?」
どうやらさっきの運動がてらの試合を観ていたようで、興奮冷めやらぬといった雰囲気でクレアに話しかけてきた。
この観客もリュークのことを知っているみたいだった。
クレアに話しかけた調子でリュークにも気軽に話しかけている。
「リュークって、結構有名人……なんですか?」
気になってしまい、感想を伝えにきたうちの1人の女に問うと、彼女は朗らかに大きく頷いた。
「リュークは突然この地域に来たんだけどね、毎日人助けしてるんだ。ここに来た日から毎日ね。犬の散歩から店の手伝いに看病、サプライズだってやってくれる何でも屋でね。最初はあの顔だから怖がられてたけど、みんな助けてもらってからは親しみ深くなったよ。
なんでも、昔助けてあげたかった子が居たみたいだけど、そのときは動けなかったからその罪滅ぼしにやっているんだとさ。範疇を超えているんじゃないかってくらいだけどね。おまけに、イケメンで魔法もうまいと来た。優良物件だなんて、子持ちの奥方に狙われてるのさ」
「へぇ………」
クレアはまだ話しているリュークを何か遠いもののように見つめた。
クレアの様子を見て、リュークのことを話してくれた女は、話を変えようと口を開いた。
「それはそうと……お嬢ちゃんは、魔法が上手いんだねえ」
「えっ?あぁ……それほどには」
突然の話題転換と、まだ話しかけられたことに驚いたクレアは、肩をびくりと動かして、女のほうを見て答えた。
女はすごく、嫌な笑顔をしていた。
さっきの朗らかな顔と打って変わっていた。
クレアが警戒していると、女はその笑顔のままでまた口を開く。
「さっきの試合、お嬢ちゃんは無詠唱だったねえ?どうやって習得したんだい?」
その目は、明らかに獲物を捉える目だった。
何が目的かわからず、クレアは警戒を解けないまま女に質問する。
「……………それを知ってどうするんですか?」
「ん?……どうもしないさ!子どもがいるからねえ、ちょっとした参考にできないかなと思ったんだよ」
(───嘘だ)
クレアは女の生気のこもらない目を見て確信した。
ただの言い訳だ。
一体何がしたいのだろうか。
しかし、答えないと女はずっと聞いてきそうな雰囲気だった。
そのくらい、欲に塗れた瞳がクレアを離さなかった。
「…………無詠唱は、物心がついたときにはできていました。なので、何の参考にもならないと思います」
コップを握る力が、また強くなる。
クレアが女に対して答えると、女は嫌らしく目を細めて笑みを浮かべた。
「へぇ、そうかい!
それじゃあ、お嬢ちゃんはどこ出身なんだい?」
「は……………?」
質問の意図が理解できなかったクレアは、思わず聞き返してしまった。
女は笑ったまま、クレアの答えを待っている。
何が狙いなのだろうか。
頭の中で、この質問には答えてはいけないと、警告している。
それは言われなくてもわかることだった。
真意をつかめずにいると、突然、女に腕を掴まれた。
それは本当に突然で、とても女性とは思えないほどの強い力で掴まれた。
「いたっ!やめてください!」
「やめてあげたいけどねえ、お嬢ちゃんが答えないからこうするしかないよねえ?」
「何を………」
あまりの痛みに訴えるも、女は焦点の合わない目で意味のわからないことを言い出した。
恐ろしくてたまらない。
一体なんだと言うのか。
抵抗を続けると、掴まれた腕から謎の感触が伝ってきた。
『変なもの』が自分の体の中に入ってくる感覚。
初めてじゃない、何度も『された』ことのある感覚。
「──────嫌だ!!」
バチィッ!!!
クレアが叫んだ瞬間、電気が走ったような音が鳴って、女は手を離した。
クレアの手も痺れたように動かせないでいる。
女は痛みの衝撃に顔を歪ませている。
女はとても人に向けるものとは思えない視線を肩で息をするクレアに向けた。
とても、恨みがましそうな目で、クレアを見ていた。
クレアが動けないで、震えていると、ゆっくりと誰かの手が握られた。
驚いて手の先を見ると、リュークが焦った顔で、心配した顔で、クレアのことを見ていた。
「大丈夫か?嫌なことがあったんだな?」
温かい言葉と握っていないほうの手で背中をさするリュークに、震えが止まった。
クレアはただ頷くだけ頷いて、リュークのその手に甘えた。
クレアのその様子に、リュークは目の前にいた女を睨む。
彼女もリュークの知り合いのはずだ。
クレアが原因で、亀裂を入れてしまうのだろうか。
リュークは小さくため息をついて、クレアの目を見た。
「『ちびっ子』、悪いけど僕はやることができたから先に家で待ってて」
「それって……私がいたら都合が悪い?」
先に帰らせようとするリュークにそう聞くと、リュークは少しだけ悩んだ顔をした。
「………ごめん」
その一言だけを告げた。
都合が悪いようだ。
クレアはそれだけ言われて、大人しく頷き、リュークの魔法でその場を去った。
クレアのいなくなった闘技場は、重々しい空気が流れていた。
「────誰の所属だ」
リュークは女を見て問いかけた。
そう言ってコップ一杯の水を差し出してきたリュークを見て、クレアはコップを受け取りながら苦笑した。
「あれは、食後の運動ではないかもね……」
結果は引き分けだった。
クレアとしてはファルに叱られる覚悟で大きな魔法を使ったため、勝てなかったことは結構残念なことだ。
全体的に劣勢だったリュークも、まだまだだと自覚したようだ。
「それにしても、空間属性の魔法を使われるとは思ってなかったよ。昔は使ってなかったから」
「グラントで教えてもらって習得したの」
「……そういえば、クレープのときもグラントの話をしていたよね。グラントに長く居たの?」
リュークの質問に、クレアはコップを持つ手に力が入った。
昔話は、どこからが昔話なのだろうか。
グラントに居ることになった経緯を話すには、彼女の死が必ず入ってくる。
クレアは少しだけ沈黙して、また口を開いた。
「………そうだね。5年くらいは居た。いい人に恵まれたから、魔法とかこの世界のこととか、色々と教えてもらったんだよ」
振り絞るように答えたクレアを見て、リュークはただ、「……そうなんだ」と言うほかなかった。
2人の間に微妙な空気が流れる中、何人かがクレアのところへ寄ってきた。
「なぁなぁ!さっきの試合、ちょー最高で痺れたよ!リュークが苦戦してるのも珍しかったから余計に面白かった!」
「お嬢ちゃん強者だね!リューク相手にここまで戦ったやつ、初めて見たよ!」
「特に水がひっくり返ったときは、俺もひっくり返りそうだったよ!あんな魔法が世の中にあるなんて面白いな!」
「あ、えと……ありがとうございます……?」
どうやらさっきの運動がてらの試合を観ていたようで、興奮冷めやらぬといった雰囲気でクレアに話しかけてきた。
この観客もリュークのことを知っているみたいだった。
クレアに話しかけた調子でリュークにも気軽に話しかけている。
「リュークって、結構有名人……なんですか?」
気になってしまい、感想を伝えにきたうちの1人の女に問うと、彼女は朗らかに大きく頷いた。
「リュークは突然この地域に来たんだけどね、毎日人助けしてるんだ。ここに来た日から毎日ね。犬の散歩から店の手伝いに看病、サプライズだってやってくれる何でも屋でね。最初はあの顔だから怖がられてたけど、みんな助けてもらってからは親しみ深くなったよ。
なんでも、昔助けてあげたかった子が居たみたいだけど、そのときは動けなかったからその罪滅ぼしにやっているんだとさ。範疇を超えているんじゃないかってくらいだけどね。おまけに、イケメンで魔法もうまいと来た。優良物件だなんて、子持ちの奥方に狙われてるのさ」
「へぇ………」
クレアはまだ話しているリュークを何か遠いもののように見つめた。
クレアの様子を見て、リュークのことを話してくれた女は、話を変えようと口を開いた。
「それはそうと……お嬢ちゃんは、魔法が上手いんだねえ」
「えっ?あぁ……それほどには」
突然の話題転換と、まだ話しかけられたことに驚いたクレアは、肩をびくりと動かして、女のほうを見て答えた。
女はすごく、嫌な笑顔をしていた。
さっきの朗らかな顔と打って変わっていた。
クレアが警戒していると、女はその笑顔のままでまた口を開く。
「さっきの試合、お嬢ちゃんは無詠唱だったねえ?どうやって習得したんだい?」
その目は、明らかに獲物を捉える目だった。
何が目的かわからず、クレアは警戒を解けないまま女に質問する。
「……………それを知ってどうするんですか?」
「ん?……どうもしないさ!子どもがいるからねえ、ちょっとした参考にできないかなと思ったんだよ」
(───嘘だ)
クレアは女の生気のこもらない目を見て確信した。
ただの言い訳だ。
一体何がしたいのだろうか。
しかし、答えないと女はずっと聞いてきそうな雰囲気だった。
そのくらい、欲に塗れた瞳がクレアを離さなかった。
「…………無詠唱は、物心がついたときにはできていました。なので、何の参考にもならないと思います」
コップを握る力が、また強くなる。
クレアが女に対して答えると、女は嫌らしく目を細めて笑みを浮かべた。
「へぇ、そうかい!
それじゃあ、お嬢ちゃんはどこ出身なんだい?」
「は……………?」
質問の意図が理解できなかったクレアは、思わず聞き返してしまった。
女は笑ったまま、クレアの答えを待っている。
何が狙いなのだろうか。
頭の中で、この質問には答えてはいけないと、警告している。
それは言われなくてもわかることだった。
真意をつかめずにいると、突然、女に腕を掴まれた。
それは本当に突然で、とても女性とは思えないほどの強い力で掴まれた。
「いたっ!やめてください!」
「やめてあげたいけどねえ、お嬢ちゃんが答えないからこうするしかないよねえ?」
「何を………」
あまりの痛みに訴えるも、女は焦点の合わない目で意味のわからないことを言い出した。
恐ろしくてたまらない。
一体なんだと言うのか。
抵抗を続けると、掴まれた腕から謎の感触が伝ってきた。
『変なもの』が自分の体の中に入ってくる感覚。
初めてじゃない、何度も『された』ことのある感覚。
「──────嫌だ!!」
バチィッ!!!
クレアが叫んだ瞬間、電気が走ったような音が鳴って、女は手を離した。
クレアの手も痺れたように動かせないでいる。
女は痛みの衝撃に顔を歪ませている。
女はとても人に向けるものとは思えない視線を肩で息をするクレアに向けた。
とても、恨みがましそうな目で、クレアを見ていた。
クレアが動けないで、震えていると、ゆっくりと誰かの手が握られた。
驚いて手の先を見ると、リュークが焦った顔で、心配した顔で、クレアのことを見ていた。
「大丈夫か?嫌なことがあったんだな?」
温かい言葉と握っていないほうの手で背中をさするリュークに、震えが止まった。
クレアはただ頷くだけ頷いて、リュークのその手に甘えた。
クレアのその様子に、リュークは目の前にいた女を睨む。
彼女もリュークの知り合いのはずだ。
クレアが原因で、亀裂を入れてしまうのだろうか。
リュークは小さくため息をついて、クレアの目を見た。
「『ちびっ子』、悪いけど僕はやることができたから先に家で待ってて」
「それって……私がいたら都合が悪い?」
先に帰らせようとするリュークにそう聞くと、リュークは少しだけ悩んだ顔をした。
「………ごめん」
その一言だけを告げた。
都合が悪いようだ。
クレアはそれだけ言われて、大人しく頷き、リュークの魔法でその場を去った。
クレアのいなくなった闘技場は、重々しい空気が流れていた。
「────誰の所属だ」
リュークは女を見て問いかけた。
11
あなたにおすすめの小説
職業ガチャで外れ職引いたけど、ダンジョン主に拾われて成り上がります
チャビューヘ
ファンタジー
いいね、ブックマークで応援いつもありがとうございます!
ある日突然、クラス全員が異世界に召喚された。
この世界では「職業ガチャ」で与えられた職業がすべてを決める。勇者、魔法使い、騎士――次々と強職を引き当てるクラスメイトたち。だが俺、蒼井拓海が引いたのは「情報分析官」。幼馴染の白石美咲は「清掃員」。
戦闘力ゼロ。
「お前らは足手まといだ」「誰もお荷物を抱えたくない」
親友にすら見捨てられ、パーティ編成から弾かれた俺たちは、たった二人で最低難易度ダンジョンに挑むしかなかった。案の定、モンスターに追われ、逃げ惑い――挙句、偶然遭遇したクラスメイトには囮として利用された。
「感謝するぜ、囮として」
嘲笑と共に去っていく彼ら。絶望の中、俺たちは偶然ダンジョンの最深部へ転落する。
そこで出会ったのは、銀髪の美少女ダンジョン主・リリア。
「あなたたち……私のダンジョンで働かない?」
情報分析でダンジョン構造を最適化し、清掃で魔力循環を改善する。気づけば生産効率は30%向上し、俺たちは魔王軍の特別顧問にまで成り上がっていた。
かつて俺たちを見下したクラスメイトたちは、ダンジョン攻略で消耗し、苦しんでいる。
見ろ、これが「外れ職」の本当の力だ――逆転と成り上がり、そして痛快なざまぁ劇が、今始まる。
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる