21 / 102
1章 商業都市フレンティア
クレアといっしょ (孤児院side)
しおりを挟む
時は、リリーが孤児院を出たときにまで遡る。
「クレアさん、ばいばーい!!」
「……またね」
クレアは元気いっぱいに手を振ってくるリリーに、控えめに手を振って送り出した。
リリーたちの姿が見えなくなると、クレアはひとつ、大きなあくびをした。
夢見が悪く、冬にしては汗だくで起きてしまったのだ。
(途中でいい夢を見てた気もするけど……)
夢を思い出せないクレアは、服を着替えるために中に戻った。
「見つけた」
ローブをまとわず、銀髪をなびかせながら孤児院の中へ入っていくクレアを見て誰かがそう言った。
「クレアさんあそんであそんであそんであそんであそんでー!!!!」
「あそぼうよー」
着替えを終えてローブをまとい、フードを被ったクレアが出てきた途端、待ち構えていた4人くらいの子供たちが、クレアの足もとに抱きついてきた。
人見知りしない子供たちは、無邪気にクレアにくっついている。
(……あたたかい)
クレアはフレンティアに来てから、あたたかい人たちに囲まれていて、心が凪いでいた。
しかし、クレアが子供たちにどう触れ合えばいいか困っているのは変わらずだった。
まったく離れない子供たちにクレアが困っているのを見て、階段を登ってきた若いシスターがやってきた。
孤児院はシスターが不在の間、若いシスターが数人代わりに留守番を任されていた。
「みんな~?クレアさんが困っちゃってるでしょ?お手てをつなぐくらいにしましょうね~」
「えぇ~!やだやだやだやだ!!まほう見たい見たい見たい!!」
駄々をこねる子供たちが一層クレアに強く抱きつく。
若いシスターは困ったように自分の頬に手を当てた。
「あらあら……ごめんなさいね、クレアさん」
「いえいえ!皆優しくて、嬉しいのですが……どう、触れ合えばいいのかなって……」
「そうだったの?それなら、この子たちが言うように魔法を少し見せてあげるだけでも喜ぶわよ!
お話しできなくても、魔法で心がつながることだってあるでしょう?」
若いシスターに聞かれて、クレアは言葉が出なくなった。
クレアは遠い昔を見てどこか懐かしいようで、つらそうな顔をしていた。
フードを被っているため、他の人には見えなかっただろう。
クレアは少しうつむいて、若いシスターにこくりと頷いた。
「「「「わぁ………!!」」」」
子供たちは目の前の光景に感嘆の声を上げた。
あれから、クレアは魔法を見せると言って子供たちと庭に移動した。
実は自分も見てみたかったのだと、若いシスターもついてきた。
どの魔法がいいかと思案していたが、どんな魔法でも喜ぶと若いシスターが言うので、クレアは誰も傷つけない簡単な魔法を披露することにした。
今、庭にはクレアが生み出した色とりどりの光がそれぞれ形を変えて楽しそうに浮いている。
紫色の光をしたうさぎや、赤色の光の花など、その美しい光景はまさに楽園で、子供たちが感嘆するのも納得する。
子供たちは光に群がって、そこら中に舞う光を掴もうと手を伸ばしている。
クレアはその光景を少し離れたところで座って見ていた。
「皆、クレアさんにお礼は?」
「「「「クレアさんありがとうございました!!!」」」」
「……ふふ、どういたしまして」
あれからクレアの出した光の魔法以外も見たいと言われて、小さな花火を見せたり、息ができる水の球体に子供たちを入れて浮かばせたりした。
気づくと夕暮れごろになっていて、子供たちはお礼を言うと夕飯の準備を手伝いに庭を後にした。
クレアも子供たちの後を追って庭を去ろうとすると、魔法を見ていた若いシスターが頬に手を当てていた。
リリーたちが帰ってこないという。
今日は中央地区の孤児院で交流を終えたら、昼を少し過ぎた頃には戻ると言われていたらしいが、夕暮れになっても帰ってきていないことを不安に思っているようだ。
「何かあればシスターが一報を出すはずですが、それもなくて……」
「それは……困りましたね」
全てのシスターは魔法使い並みの魔力がなくても、神聖力と呼ばれるゼウスに与えられた神聖な力で魔力を補うことで、生活魔法と伝達魔法が使える。
しかし、それ以外の魔法は人を傷つけるとして神聖力で補ったとしても使えないようだ。
有事の際は必ず伝達魔法で一報を出すはずが、それすらないとなると、シスターの身に何かあったのかもしれない。
ここの孤児院のシスターは、魔力は少ないが神聖力が結構強い方らしく、不審者が立ち入ることができないように神聖力でも難しい結界を毎日張っているらしい。
それほどの実力者ならば、身の危険があっても結界を使ってなんとかできそうだが、一体何があったのだろうか。
若いシスターは帰ってくることを信じて全員分の夕飯を用意してくる、と言ってその場を去った。
クレアは昨日の夜のように庭に留まった。
橙色に染まる空に孤児院の反対側に建つ時計塔が映えている。
夕焼けの逆光で、時計塔から何時なのかはわからないが、時計塔の縁が夕焼けに照らされて黄金色に輝いているのがとても美しい。
クレアがその光景に見惚れていると、視界に黒い蝶が見えた。
蝶にしては見ない色だと思って、クレアは無意識に目で追ってしまう。
そのまま眺めていると、クレアは蝶の何かが揺れているのを見た。
蝶自身はふわふわと舞っているだけだが、蝶の周りの時空が揺らいでいるのだ。
(____魔法だ)
クレアは察した瞬間に、蝶に手を伸ばすことなく蝶を燃やしてしまった。
跡形もなく蝶が燃え尽きて何もなくなる。
クレアは神経を研ぎ澄まして探索魔法をかけた。
クレアの探索魔法はゼルナより性能が高く、半径3キロまで人だけでなく、魔力の残滓や魔物を辿ることができる。
しかし、気づくのが遅かったのか、それとも遠い場所からの魔法だったのか、クレアの探索に引っかかることはなかった。
「……2日以内に発ったほうがいいかな」
クレアは少し残念そうな顔で空を見上げていた。
空は雲がひとつも浮かんでいない、綺麗な橙色だった。
「……おや、気づかれましたか」
黒い蝶を燃やされたことに気づいた誰かは、膝元で眠るリリーの頭を撫でながら呟いた。
「クレアさん、ばいばーい!!」
「……またね」
クレアは元気いっぱいに手を振ってくるリリーに、控えめに手を振って送り出した。
リリーたちの姿が見えなくなると、クレアはひとつ、大きなあくびをした。
夢見が悪く、冬にしては汗だくで起きてしまったのだ。
(途中でいい夢を見てた気もするけど……)
夢を思い出せないクレアは、服を着替えるために中に戻った。
「見つけた」
ローブをまとわず、銀髪をなびかせながら孤児院の中へ入っていくクレアを見て誰かがそう言った。
「クレアさんあそんであそんであそんであそんであそんでー!!!!」
「あそぼうよー」
着替えを終えてローブをまとい、フードを被ったクレアが出てきた途端、待ち構えていた4人くらいの子供たちが、クレアの足もとに抱きついてきた。
人見知りしない子供たちは、無邪気にクレアにくっついている。
(……あたたかい)
クレアはフレンティアに来てから、あたたかい人たちに囲まれていて、心が凪いでいた。
しかし、クレアが子供たちにどう触れ合えばいいか困っているのは変わらずだった。
まったく離れない子供たちにクレアが困っているのを見て、階段を登ってきた若いシスターがやってきた。
孤児院はシスターが不在の間、若いシスターが数人代わりに留守番を任されていた。
「みんな~?クレアさんが困っちゃってるでしょ?お手てをつなぐくらいにしましょうね~」
「えぇ~!やだやだやだやだ!!まほう見たい見たい見たい!!」
駄々をこねる子供たちが一層クレアに強く抱きつく。
若いシスターは困ったように自分の頬に手を当てた。
「あらあら……ごめんなさいね、クレアさん」
「いえいえ!皆優しくて、嬉しいのですが……どう、触れ合えばいいのかなって……」
「そうだったの?それなら、この子たちが言うように魔法を少し見せてあげるだけでも喜ぶわよ!
お話しできなくても、魔法で心がつながることだってあるでしょう?」
若いシスターに聞かれて、クレアは言葉が出なくなった。
クレアは遠い昔を見てどこか懐かしいようで、つらそうな顔をしていた。
フードを被っているため、他の人には見えなかっただろう。
クレアは少しうつむいて、若いシスターにこくりと頷いた。
「「「「わぁ………!!」」」」
子供たちは目の前の光景に感嘆の声を上げた。
あれから、クレアは魔法を見せると言って子供たちと庭に移動した。
実は自分も見てみたかったのだと、若いシスターもついてきた。
どの魔法がいいかと思案していたが、どんな魔法でも喜ぶと若いシスターが言うので、クレアは誰も傷つけない簡単な魔法を披露することにした。
今、庭にはクレアが生み出した色とりどりの光がそれぞれ形を変えて楽しそうに浮いている。
紫色の光をしたうさぎや、赤色の光の花など、その美しい光景はまさに楽園で、子供たちが感嘆するのも納得する。
子供たちは光に群がって、そこら中に舞う光を掴もうと手を伸ばしている。
クレアはその光景を少し離れたところで座って見ていた。
「皆、クレアさんにお礼は?」
「「「「クレアさんありがとうございました!!!」」」」
「……ふふ、どういたしまして」
あれからクレアの出した光の魔法以外も見たいと言われて、小さな花火を見せたり、息ができる水の球体に子供たちを入れて浮かばせたりした。
気づくと夕暮れごろになっていて、子供たちはお礼を言うと夕飯の準備を手伝いに庭を後にした。
クレアも子供たちの後を追って庭を去ろうとすると、魔法を見ていた若いシスターが頬に手を当てていた。
リリーたちが帰ってこないという。
今日は中央地区の孤児院で交流を終えたら、昼を少し過ぎた頃には戻ると言われていたらしいが、夕暮れになっても帰ってきていないことを不安に思っているようだ。
「何かあればシスターが一報を出すはずですが、それもなくて……」
「それは……困りましたね」
全てのシスターは魔法使い並みの魔力がなくても、神聖力と呼ばれるゼウスに与えられた神聖な力で魔力を補うことで、生活魔法と伝達魔法が使える。
しかし、それ以外の魔法は人を傷つけるとして神聖力で補ったとしても使えないようだ。
有事の際は必ず伝達魔法で一報を出すはずが、それすらないとなると、シスターの身に何かあったのかもしれない。
ここの孤児院のシスターは、魔力は少ないが神聖力が結構強い方らしく、不審者が立ち入ることができないように神聖力でも難しい結界を毎日張っているらしい。
それほどの実力者ならば、身の危険があっても結界を使ってなんとかできそうだが、一体何があったのだろうか。
若いシスターは帰ってくることを信じて全員分の夕飯を用意してくる、と言ってその場を去った。
クレアは昨日の夜のように庭に留まった。
橙色に染まる空に孤児院の反対側に建つ時計塔が映えている。
夕焼けの逆光で、時計塔から何時なのかはわからないが、時計塔の縁が夕焼けに照らされて黄金色に輝いているのがとても美しい。
クレアがその光景に見惚れていると、視界に黒い蝶が見えた。
蝶にしては見ない色だと思って、クレアは無意識に目で追ってしまう。
そのまま眺めていると、クレアは蝶の何かが揺れているのを見た。
蝶自身はふわふわと舞っているだけだが、蝶の周りの時空が揺らいでいるのだ。
(____魔法だ)
クレアは察した瞬間に、蝶に手を伸ばすことなく蝶を燃やしてしまった。
跡形もなく蝶が燃え尽きて何もなくなる。
クレアは神経を研ぎ澄まして探索魔法をかけた。
クレアの探索魔法はゼルナより性能が高く、半径3キロまで人だけでなく、魔力の残滓や魔物を辿ることができる。
しかし、気づくのが遅かったのか、それとも遠い場所からの魔法だったのか、クレアの探索に引っかかることはなかった。
「……2日以内に発ったほうがいいかな」
クレアは少し残念そうな顔で空を見上げていた。
空は雲がひとつも浮かんでいない、綺麗な橙色だった。
「……おや、気づかれましたか」
黒い蝶を燃やされたことに気づいた誰かは、膝元で眠るリリーの頭を撫でながら呟いた。
11
あなたにおすすめの小説
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
魅了の対価
しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。
彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。
ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。
アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。
淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【短編】花婿殿に姻族でサプライズしようと隠れていたら「愛することはない」って聞いたんだが。可愛い妹はあげません!
月野槐樹
ファンタジー
妹の結婚式前にサプライズをしようと姻族みんなで隠れていたら、
花婿殿が、「君を愛することはない!」と宣言してしまった。
姻族全員大騒ぎとなった
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる