22 / 102
1章 商業都市フレンティア
夜間警備(ルークside)
しおりを挟む
「クレア=モルダナティスは10年前に殉死したそうだ」
「……………は?」
セイエ様の言葉が飲み込めなかった。
俺は確かに、クレアを検閲して、孤児院に連れて行って一緒にご飯まで食べたのに。
どうして死んでいるんだ?
俺以外も、納得がいっていない。
当たり前だろう。クレアは確かに俺たちの前で魔法を見せてくれたのだから。
「私も納得していない。だが、これ以上は個人情報だと取り合ってくれなかった。
だから、あとは本人に聞くしかない。
ルーク、明日にでも連れてきてくれないか?
これが本当なら内容虚偽で取り扱わないといけない」
俺は「はい」と答えようとして止まった。
頭の中でさっきの手紙がよぎった。
あの手紙はリリーと引き換えにクレアを連れてくるように書いていた。
今連れ出せないということは、シスターが孤児院に張っている結界が邪魔で入りたくても入れないのだろう。
クレアを狙っているなら、孤児院を出たときを狙われてしまうのでは。
俺はその推測にたどり着いた。
それに、俺はクレアに留守番を頼んだ。
魔法を見せてもらうために連れ出したときは何もなかったが、これから先何があるかわからない。孤児院にいるのが一番安全だ。
俺はセイエ様に向かって深々と頭を下げた。
「すみません。できません」
「……何か事情があるなら聞くが」
セイエ様の声に怒りが含まれているのがわかる。
クレアが虚偽をしていることを庇おうとしているのでは、と思われているのだろう。
俺だって、話せるなら話したい。
でも、さっき無理だったんだ。
2人に協力を得ようとして事情を説明したくても、何かの力が俺を孤立させるためなのか説明させてくれなかった。
俺はセイエ様にもっと深々と頭を下げる。
「………………すみません」
「なぁ、本当に何も言わないのか?」
「ルーク隊長、やはり……」
「………悪い、もう少し待ってくれ」
俺は笑ってハースとゼルナの言葉を遮った。
さっき、事情を話さなかった俺はセイエ様に呆れられて部屋を追い出された。
そして、夜間警備を任された。連帯責任でハースとゼルナも、だ。
まあ、妥当だよな。
俺がクレアの偽装に関わっているかもしれないと疑われたのだろう。
明日、リリーを救出できたらクレアを連れてこよう。
俺は簡単にリリーを救出できると思い込んでいた。
エントランスに戻ると、休んでいたシスターが俺にひとこと言って帰ろうと待っていた。
「今日は遅いから中央地区の孤児院で一泊させてもらうことになったわ。
向こうのシスターにも事情を話して、もう1日任せることにしたの。子供たちには言わないようにお願いしたから、あなたも帰るなら今日のことは言わないようにしてちょうだい。
それと、仕事ばっかりやってないでちゃんと休みを取って栄養のある……」
「あぁー、わかったわかった、送ってくから。話はそのとき聞くって」
そうだった、シスターのひとことは15分くらい続く小言なんだった。
俺はシスターの背中を押して一緒に警備舎を出る。
俺だけで送っていけるのに、ハースもゼルナも一緒についてくる。
2人も俺に言いたいことがあるんだろうな。
俺は困ったように笑ってしまった。
「じゃあ、ゆっくり寝ろよ」
「えぇ、ありがとう」
「ルークばいばーい!!」
「………おう、またな」
俺はシスターを送り届けて子供たちとも別れを告げると、3人で孤児院を後にした。
「ルーク隊長は子供に人気なんですね」
「こいつ、面倒見いいし、子供好きだからな」
「やっぱり陽キャだ……」
俺たちはすっかり暗くなった道を歩きながら話していた。
俺に聞きたいことがあったはずの2人は何も聞いてこなかった。
俺たちは警備舎に戻って夜間警備のために装備をつけて、また警備舎を出た。
連帯責任で夜間警備になったのに、2人は何も言わずに俺と夜間警備に出てくれる。
優しさ、だろうか。
嬉しいようで申し訳ないような気がした。
夜間警備を任された食事街は、仕事終わりの職人が酒を飲み交わしていた。
昼は子連れ向けのスイーツや胃もたれしないさっぱりしたものがたくさん売られているが、夜になると大人向けに酒のつまみや脂の乗った肉などがそこら中で売られている。
ここの警備はいつも空腹との戦いだと、いつも言われている。
確かに美味そうだ。
俺も空腹との戦いに移りそうになりながら警備を続けていると、話しかけてくる人が増えてきた。
しかも、『王子さまの』俺のことを知っている女性ばかりだ。
「ルーク様、夜間警備なんて珍しいですね!その………よかったら、一緒に飲まない?」
「ちょっと!邪魔しないで!ルーク様は私と約束してるのよ」
「フン、この女狐……嘘なんてついて恥ずかしくないの?」
「あらぁ、ルーク様ぁ。わたしぃ、もうフラフラで歩けないかもぉ……」
どれもめんどくさい女性ばかりなど、口が裂けても言えないな。
本当に、外面だけはいいから困る。
これは断じて自慢ではない。俺は困っているんだ。
本当に外面しか良くないから。
それ以外じゃ、役立たずだから。
「うわぁ………囲まれちゃってますよ。話には聞いてましたけど、凄まじい人気ですね……」
「まあ、あいつは外面だけはいいからな。絆されて捕まったやつもいるくらいだし」
「助けないんですか?」
「はは。助けたらあいつ、絶対落ち込むよ」
少し離れたところで女性に囲まれた俺をながめながら、ハースとゼルナが話していたことを俺は知らない。
「じゃあねぇ~ルーク様、夜間警備がんばってぇ~」
「ありがとうございます。レディが安心してフレンティアに居られるよう、今日も頑張りますね。よい夜を」
俺は最後の女性が手を振っているのが見えなくなるまで笑顔を貼り付けていたが、見えなくなると大きく息を吐いた。
疲れた…………。
今日は酒が絡んでいる分やけにめんどくさい女性が多かった。
途中で胸の大きさを競って、服を脱ぎはじめたときはさすがに肝が冷えた。
巻き込まれないように離れた場所にいたハースとゼルナが俺のもとへ戻ってきたため、しぶしぶ警備を再開した。
本当はこっちがメインなんだけどな………。
「……………は?」
セイエ様の言葉が飲み込めなかった。
俺は確かに、クレアを検閲して、孤児院に連れて行って一緒にご飯まで食べたのに。
どうして死んでいるんだ?
俺以外も、納得がいっていない。
当たり前だろう。クレアは確かに俺たちの前で魔法を見せてくれたのだから。
「私も納得していない。だが、これ以上は個人情報だと取り合ってくれなかった。
だから、あとは本人に聞くしかない。
ルーク、明日にでも連れてきてくれないか?
これが本当なら内容虚偽で取り扱わないといけない」
俺は「はい」と答えようとして止まった。
頭の中でさっきの手紙がよぎった。
あの手紙はリリーと引き換えにクレアを連れてくるように書いていた。
今連れ出せないということは、シスターが孤児院に張っている結界が邪魔で入りたくても入れないのだろう。
クレアを狙っているなら、孤児院を出たときを狙われてしまうのでは。
俺はその推測にたどり着いた。
それに、俺はクレアに留守番を頼んだ。
魔法を見せてもらうために連れ出したときは何もなかったが、これから先何があるかわからない。孤児院にいるのが一番安全だ。
俺はセイエ様に向かって深々と頭を下げた。
「すみません。できません」
「……何か事情があるなら聞くが」
セイエ様の声に怒りが含まれているのがわかる。
クレアが虚偽をしていることを庇おうとしているのでは、と思われているのだろう。
俺だって、話せるなら話したい。
でも、さっき無理だったんだ。
2人に協力を得ようとして事情を説明したくても、何かの力が俺を孤立させるためなのか説明させてくれなかった。
俺はセイエ様にもっと深々と頭を下げる。
「………………すみません」
「なぁ、本当に何も言わないのか?」
「ルーク隊長、やはり……」
「………悪い、もう少し待ってくれ」
俺は笑ってハースとゼルナの言葉を遮った。
さっき、事情を話さなかった俺はセイエ様に呆れられて部屋を追い出された。
そして、夜間警備を任された。連帯責任でハースとゼルナも、だ。
まあ、妥当だよな。
俺がクレアの偽装に関わっているかもしれないと疑われたのだろう。
明日、リリーを救出できたらクレアを連れてこよう。
俺は簡単にリリーを救出できると思い込んでいた。
エントランスに戻ると、休んでいたシスターが俺にひとこと言って帰ろうと待っていた。
「今日は遅いから中央地区の孤児院で一泊させてもらうことになったわ。
向こうのシスターにも事情を話して、もう1日任せることにしたの。子供たちには言わないようにお願いしたから、あなたも帰るなら今日のことは言わないようにしてちょうだい。
それと、仕事ばっかりやってないでちゃんと休みを取って栄養のある……」
「あぁー、わかったわかった、送ってくから。話はそのとき聞くって」
そうだった、シスターのひとことは15分くらい続く小言なんだった。
俺はシスターの背中を押して一緒に警備舎を出る。
俺だけで送っていけるのに、ハースもゼルナも一緒についてくる。
2人も俺に言いたいことがあるんだろうな。
俺は困ったように笑ってしまった。
「じゃあ、ゆっくり寝ろよ」
「えぇ、ありがとう」
「ルークばいばーい!!」
「………おう、またな」
俺はシスターを送り届けて子供たちとも別れを告げると、3人で孤児院を後にした。
「ルーク隊長は子供に人気なんですね」
「こいつ、面倒見いいし、子供好きだからな」
「やっぱり陽キャだ……」
俺たちはすっかり暗くなった道を歩きながら話していた。
俺に聞きたいことがあったはずの2人は何も聞いてこなかった。
俺たちは警備舎に戻って夜間警備のために装備をつけて、また警備舎を出た。
連帯責任で夜間警備になったのに、2人は何も言わずに俺と夜間警備に出てくれる。
優しさ、だろうか。
嬉しいようで申し訳ないような気がした。
夜間警備を任された食事街は、仕事終わりの職人が酒を飲み交わしていた。
昼は子連れ向けのスイーツや胃もたれしないさっぱりしたものがたくさん売られているが、夜になると大人向けに酒のつまみや脂の乗った肉などがそこら中で売られている。
ここの警備はいつも空腹との戦いだと、いつも言われている。
確かに美味そうだ。
俺も空腹との戦いに移りそうになりながら警備を続けていると、話しかけてくる人が増えてきた。
しかも、『王子さまの』俺のことを知っている女性ばかりだ。
「ルーク様、夜間警備なんて珍しいですね!その………よかったら、一緒に飲まない?」
「ちょっと!邪魔しないで!ルーク様は私と約束してるのよ」
「フン、この女狐……嘘なんてついて恥ずかしくないの?」
「あらぁ、ルーク様ぁ。わたしぃ、もうフラフラで歩けないかもぉ……」
どれもめんどくさい女性ばかりなど、口が裂けても言えないな。
本当に、外面だけはいいから困る。
これは断じて自慢ではない。俺は困っているんだ。
本当に外面しか良くないから。
それ以外じゃ、役立たずだから。
「うわぁ………囲まれちゃってますよ。話には聞いてましたけど、凄まじい人気ですね……」
「まあ、あいつは外面だけはいいからな。絆されて捕まったやつもいるくらいだし」
「助けないんですか?」
「はは。助けたらあいつ、絶対落ち込むよ」
少し離れたところで女性に囲まれた俺をながめながら、ハースとゼルナが話していたことを俺は知らない。
「じゃあねぇ~ルーク様、夜間警備がんばってぇ~」
「ありがとうございます。レディが安心してフレンティアに居られるよう、今日も頑張りますね。よい夜を」
俺は最後の女性が手を振っているのが見えなくなるまで笑顔を貼り付けていたが、見えなくなると大きく息を吐いた。
疲れた…………。
今日は酒が絡んでいる分やけにめんどくさい女性が多かった。
途中で胸の大きさを競って、服を脱ぎはじめたときはさすがに肝が冷えた。
巻き込まれないように離れた場所にいたハースとゼルナが俺のもとへ戻ってきたため、しぶしぶ警備を再開した。
本当はこっちがメインなんだけどな………。
11
あなたにおすすめの小説
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
魅了の対価
しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。
彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。
ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。
アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。
淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
【短編】花婿殿に姻族でサプライズしようと隠れていたら「愛することはない」って聞いたんだが。可愛い妹はあげません!
月野槐樹
ファンタジー
妹の結婚式前にサプライズをしようと姻族みんなで隠れていたら、
花婿殿が、「君を愛することはない!」と宣言してしまった。
姻族全員大騒ぎとなった
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる