2 / 4
第1章 ここはなんぞや!?
嘘でしょ?!
しおりを挟む
━━━━━━━━━━━━━━ドスンっ
なんか物凄く重い音がした…。
とその瞬間突如体に痛みが走る。
あんまり言いたくはないけど…おしりから…
「いちちちち…」
やがてここが野原の上だということに気づく。
そよそよ~とゆるーく風が私の髪を撫でる。
─って!!!!!!!!!!!
さっきまで私和麻の部屋にいたよね?!
「か…和麻…ここ…!!」
ここがどこか聞こうとして振り返る。
今までの私はパニックになってて気づかなかったけど和麻がいない…!?
「かっ…和麻?!うっそ…」
突然和麻のことが心配になってきた。
今どこで何をしているんだろう…。
恋する乙女がその相手のことを考えてますみたいなセリフがチャットのように頭を駆け巡る。
いやまて…冷静になれ私…。
パニックしてても始まんない…。
でも…でも心配…!!
大丈夫落ち着け私…。
あー!!もう私の中に私が二人いるみたいー!!
とりあえず落ち着け…
「すーーーっ…ふぅー…」
深呼吸をすると少し落ち着いた。
ゲームの時も深呼吸をすると集中力が上がると信じていつも戦う前に必ずやっている。
いいぞ?私…。このまま冷静に…
まず持ち物を確認しよう。
ポケットに手を入れる。
スカッ…スカッ…とそこが見当たらない。
何事?!足元を見る。
「はあ?!」
思わず叫んでしまった。
だって!だって!
私の今の格好教えようか?
太ももの2分の1位の丈しかないぴっちりしたスパッツみたいなの。
ベージュって言うのかなこの色は…。
それに裸足にサンダル。
え?!サンダル?!しかもお母さんとかがごみ捨てみたいな近場に行く時に履くようなちゃっちいやつじゃん…。ナンセンスかよ!!
そして上は…あー最悪。
足見た時から予想はしてたけど…
あれだ。スポブラってやつだ。
スパッツと同じ色。
動きやすいけど…動きやすいけど…
これは恥ずかしい…
そう言えばさっきから右肩に違和感がある。
触るとベルトみたいなのが右肩から左脇腹に掛けてかかっていた。
どうやら背中に何かあるみたい…。
恐る恐る外すと…
「嘘でしょ?!」
…剣?
え…これゲームの中でしか見た事ないんだけど…
剣だ…うん…。丁寧にケースの中に入ってる。鞘って言うんだっけ?
エクスカリバーがどんなのかあんまよくわからないけどそんな横幅太くない…と思う。
恐る恐る抜く。
シュッ…
「わぁ…」
銀色の刃に太陽の光と自分の顔が反射する。
剣にスパッツに…ほんとになんなの?!ここ…
なんか物凄く重い音がした…。
とその瞬間突如体に痛みが走る。
あんまり言いたくはないけど…おしりから…
「いちちちち…」
やがてここが野原の上だということに気づく。
そよそよ~とゆるーく風が私の髪を撫でる。
─って!!!!!!!!!!!
さっきまで私和麻の部屋にいたよね?!
「か…和麻…ここ…!!」
ここがどこか聞こうとして振り返る。
今までの私はパニックになってて気づかなかったけど和麻がいない…!?
「かっ…和麻?!うっそ…」
突然和麻のことが心配になってきた。
今どこで何をしているんだろう…。
恋する乙女がその相手のことを考えてますみたいなセリフがチャットのように頭を駆け巡る。
いやまて…冷静になれ私…。
パニックしてても始まんない…。
でも…でも心配…!!
大丈夫落ち着け私…。
あー!!もう私の中に私が二人いるみたいー!!
とりあえず落ち着け…
「すーーーっ…ふぅー…」
深呼吸をすると少し落ち着いた。
ゲームの時も深呼吸をすると集中力が上がると信じていつも戦う前に必ずやっている。
いいぞ?私…。このまま冷静に…
まず持ち物を確認しよう。
ポケットに手を入れる。
スカッ…スカッ…とそこが見当たらない。
何事?!足元を見る。
「はあ?!」
思わず叫んでしまった。
だって!だって!
私の今の格好教えようか?
太ももの2分の1位の丈しかないぴっちりしたスパッツみたいなの。
ベージュって言うのかなこの色は…。
それに裸足にサンダル。
え?!サンダル?!しかもお母さんとかがごみ捨てみたいな近場に行く時に履くようなちゃっちいやつじゃん…。ナンセンスかよ!!
そして上は…あー最悪。
足見た時から予想はしてたけど…
あれだ。スポブラってやつだ。
スパッツと同じ色。
動きやすいけど…動きやすいけど…
これは恥ずかしい…
そう言えばさっきから右肩に違和感がある。
触るとベルトみたいなのが右肩から左脇腹に掛けてかかっていた。
どうやら背中に何かあるみたい…。
恐る恐る外すと…
「嘘でしょ?!」
…剣?
え…これゲームの中でしか見た事ないんだけど…
剣だ…うん…。丁寧にケースの中に入ってる。鞘って言うんだっけ?
エクスカリバーがどんなのかあんまよくわからないけどそんな横幅太くない…と思う。
恐る恐る抜く。
シュッ…
「わぁ…」
銀色の刃に太陽の光と自分の顔が反射する。
剣にスパッツに…ほんとになんなの?!ここ…
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる