奴隷島の青年たち

KEYちゃん

文字の大きさ
332 / 491

海月とB6号

しおりを挟む
「じゃな~」
海月は席を立ち、C15号は立ち上がって一礼した
「ありがとうございます」
海月のプレイが執拗で気持ち悪いことは新人のC15号にも知れていた。大体、同年代の若者たち、仕事や部屋が隣室だったりした相手とは必然、親しくなる
あまり指名されたくない。何日も指名がない時なら仕方ないが、そうでないなら避けれるなら避けたい。もっとも奴隷ボーイにはお客様への拒否権はないので指名されれば行くしかない
「B6号くんか………」
海月を見送ってから小声で言う
誰にも聞かれていない
可哀想に……。が、続くのだろう

入浴中に海月からの指名を聞き、B6号はがっかりしながらも支度を整えた
入浴を終えると全裸で手を真横に伸ばし、半歩開けて立つ
恥ずかしい。しかし規則だ。調教師のアシスタントが取り囲む
髪をバスタオルで拭く者、身体を拭く者、髪を梳かしてセットする者
調教師がB6号の全身をチェックする
「浣腸はキチンと済ませたか?」
「はい、入浴前にグリセリンで、洗い場でもシャワー浣腸を済ませております」
「よしチェックOKだ!」
脱衣場の調教師が最終チェックを済ませ担当調教師がプレイルームに移動させる
接客用制服に着替え手錠と腰ベルトの拘束を受けてプレイルームに向かう。足枷が免除されたのが嬉しい
プレイルームではまだ海月は来てなかった
「中で正座してお待ちしてなさい。すぐに来られる」
連行した調教師はそう言うとB6号の拘束を解き、プレイルームのドアーの前に座らせた
「ではな、可愛がって貰えよ」
そう言い残して出ていく。ドアーは電動なので静かに閉まる。と、同時に施錠されるので奴隷ボーイは出ることはできない
半日のお買い上げ。つまり夜まで海月に買われたことになる。ショート3回分の指名なのでありがたいことはありがたい
海月の執拗な責めは慣れたテクニックで如何に多くの性交を重ねてるとは言え年若な青少年にはひとたまりもなく性感に堕ちる。性技が高くとも…。海月の年齢がイヤな訳ではない。もっと高齢なお客様にもたくさん指名されてきた
見た目の醜さが拒絶反応を起こすのだ
性交で感じるのは何をされたかだけではない。誰にされたかも重要だ

正座して待っているとチャイムが鳴る。お客様が近くまで来たら調教師が専用ボタンで知らせるのだ。崩した脚を戻し、両手を床につける

「いらっしゃいませ海月さま。お待ちしておりました」
B6号は深々と頭を下げた。空のイルカのように許されたお客様にはこんな迎え方はしない。丁寧過ぎる挨拶は却って興ざめなこともある
「おお、さっさとこっち来い」
案内した調教師の辞去の挨拶もほとんど聞かずベッドに腰掛けた。B6号は言われるままその隣に腰掛けたのだった


しおりを挟む
感想 39

あなたにおすすめの小説

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

少年達は吊るされた姿で甘く残酷に躾けられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

処理中です...