奴隷島の青年たち

KEYちゃん

文字の大きさ
456 / 491

俊介と湊の島外旅行(その2)

しおりを挟む
「なんや来てくれたんかいな?」
天王寺公園は湊と俊介の訪問を喜んでくれた。俊介が聞く
「桂田(天王寺公園の本名)さんはもう………」 
桂田は
「11号君、え~と、湊君のことか?」
と聞き返した。今では好きだった湊への想いはなくなり俊介とのことを祝福している。と、応じた
「ではもうリゾートには来て下さらないのですか?たまにはお顔見たいです」
湊が言った。半分本心、半分社交辞令である
「そやな。たまには行ってもええかなぁ」
若い男好きなのはED気味な今も変わらないようだ
「でも湊君はあそこにはおらんのやろ?」
桂田は遠くを見ながら言った。湊には2回口説いて2回とも振られた
「ベルボーイとして働いてます」
そう言うと俊介が仕事中の湊の画像を桂田に見せた
「えっ!それいつ撮ったの?」
沢山のお客様の荷物を抱えて汗を流している画像だった
「もう、恥ずかしい。最低!」
湊は少しだけ膨れてみせた
「あまりに一生懸命だったからさぁ~。可愛くて」
可愛くてと言われて湊は黙った。俊介の口にはかなわない
「どれどれ」
痴話喧嘩に蚊帳の外だった桂田が俊介のスマホを覗きこむ
「ほ~、確かに一生懸命で可愛い」
湊への恋愛感情は消えた桂田もこのように一生懸命な若者は好きだ
「また新しい子、いっぱいいてますよ」
俊介が言う。業務ではないが営業した。ただし湊は絶対にダメだ
「湊君みたいな子いてるか?」
俊介を少しからかいたくなった
「湊は僕のモノだからいくらご恩のある桂田さんにも譲れませんが………」
湊より若くて可愛くていじらしい子はいっぱいいますよ。と、言っておいた
「今さらワシも湊君に懸想はせんよ。俊介君がいなくなったら頂くけど」
と、言って桂田は笑った。俊介も笑ったが、湊はしんみりとした顔で桂田と俊介を見つめた
「近く、またお邪魔するよ」
桂田はそう言ってくれた
「その時は俺と湊が案内しますね~」
俊介が言った。その日の夕食は桂田が招待してくれた 
俊介と湊は桂田のオフィスの近く新今宮のリゾートホテルで泊まった。宿泊代以上の豪華さに2人は大阪の夜でも1つになった

その後、2人は大阪城公園と万博記念公園を楽しみ夕方には島に戻った
「楽しかったね」 
湊は今回の大阪旅行をサプライズしてくれた俊介に寄り添った
「お二人さん。熱いなぁ~」
島へ戻る船の乗務員にからかわれた
「へへへ」
俊介は他の目線を確認して乗務員に悪びれることもなく俊介の肩に顔を沈める湊にキスをした。いきなりのことで大きく驚いた湊もすぐに俊介を受け入れた
「もう、いい加減にして下さいよ。俺はもう他を回ります」
乗務員は呆れて2人の前から消えた。俊介はもう一度、湊にキスをした

しおりを挟む
感想 39

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

少年達は吊るされた姿で甘く残酷に躾けられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

処理中です...