奴隷島の青年たち

KEYちゃん

文字の大きさ
46 / 491

20号の借金

しおりを挟む
売れっ子の20号である
いかに搾取すること令和の財務省並の奴隷島リゾートといえど沢山の指名とチップで借金は目に見えて減っていく
一時はワタルへの援助により3000万ほどにもなったが今は800万ほどになっている
借金完済はリゾートを離れ元の社会に戻ることになる
20号はそれが悲しかった。なぜなら88号と離れ離れになるからである
88号は1500万でリゾートに買われ数年奴隷ボーイをしている。現在の借金は1100万。1年間で100万も返せてないのはリゾートの搾取が酷いからにほかならない
88号とてそれなり以上にお客様に愛されている

20号はここを出る時が近づき嬉しい反面、考えさせられることも増えた
と、言うのは88号の存在である
彼をここに置いて一人で自由にはなれない
元の社会で働いて88号の借金を返すのも考えたが、大学生の自分がそれほど稼ぎがあるとは思えない。大学を辞めて働くとしても88号の借金は大きい
風俗などの仕事も20号の容貌なら可能で稼げるとは思う
しかしこの島を出た後は二度と性を売るようなことはしたくない
そしてここを出る時は88号と一緒に出たい

そこで88号の借金を少し肩代わりすることは可能であろうか?
調教師を通じて話をしてみると可能ではあるが書換手数料が必要であるとのことであった
どこまでも奴隷ボーイから搾取する組織ではある
20号ぐらいの売れっ子ならそれでも完済は見えるが、他の奴隷ボーイが無期懲役などど言うのも解らなくもない

いずれにせよ20号はそれを受け入れた 

ただそれを88号に伝えると多分、嫌がると思う。オレがお前を守ってやると常日頃からそう言ってる88号のプライドを傷つけると思い88号には何も伝えないよう調教師にも頼んだ
リゾートとしても20号には出来るだけ長く在籍してもらいたいので了解した

そんな話の中、いつものように水曜日がきた
20号は先にプレイルームに送られ、ティーラウンジでアイスコーヒーの出前を頼んだ。これ以上の奢りは88号が嫌がる
すぐに88号も調教師に送られて来た。手錠・足枷、それに貞操帯を外されると20号をめざして突進した
「アイスコーヒー、出前取っておいたよ。一緒に飲も!」
88号に肩を抱かれながら88号のコーヒーにミルクとガムシロップを入れて混ぜる
肩を抱かれながら何が世話を焼くのが20号は大好きだった。88号の身体は大きくて温かい
「やっと水曜日だな」
88号が20号の背中を軽く触り下から上へ撫でる。それだけで20号は感じてしまう
「毎日、こうしてたい。仕事から帰って来る君をこうして待っていたい」
「俺も」
自由な世界に戻れたら20号は思う。しかし、もし、そうなったら元はノンケだった88号は可愛い女子の元に戻っていくに違いない
「ウソ。ここを出たら僕のことなんか忘れて可愛い女の子と過ごすでしょう!」
と、88号に想いをぶつけた
「そんな訳ねえよ。もう俺、お前しか見えねえ。男とか女とか関係ない。お前は男でも女でもお前なの」
88号は20号の頬を軽くつねり黙らせた。そしてキスした
「嬉しい」
20号の頬を涙が伝った。88号はそれを舐め取った
「俺はお前だけでも早く自由にしてやりたい。俺はお前が奴隷ボーイで他のヤツに抱かれるのが許せない。だから、お前だけでも早く自由にしてやりたい」
88号は苦しい胸の内を語る
「そんなの同じだよ。僕だって君だけでも先に自由になって欲しい。先に自由になって僕を迎えに来て欲しい」
「でも俺はお前ほど売れっ子じゃねえから辛い。つ・ら・い!」
そう言われて20号は再び涙を流す
「お前、泣き虫だなぁ」
自分の囚人服の袖で20号の涙を拭ってやる
「君が泣かせるんじゃない」
20号はたまらなくなって88号の胸に抱きついた。激しい鼓動がお互いに伝わった
「ベットに行こ」
「うん」
88号は20号を抱きかかえてベットに連れようとした
「降ろして。歩く」
ジタバタしても20号では88号の腕力にかなわない
「いいの。俺のお姫様なんだから」
「ありがと。嬉しい」
「エッチだな、もうお前、勃起ってるじゃねぇ?」
抱きかかえる手を少し伸ばし88号は20号の股間をさする
「お互いサマ。これは何?」
20号も負けていない。抱かれながら手を伸ばした
「可愛いヤツ。俺だけのお前」
「嬉しい。僕だけの君」
でも自由になるためには相手を裏切って性を売らなければならない。性奴隷の立場であることはお互いに考えないことにしようとその後、話し合った

ベットではいきなり濃厚なキス
88号はその唇を 20号の首筋に移動させる。
「そこ、弱いの。止めて」
20号が言ったが、
「知ってるし、止めない」
もう冷静さのカケラもない20号だ
そのままいつの間にかシックス・ナインの体勢になる。お互いの怒涛を口に含む。相手の気持ちがそれぞれの唇に伝わってきた
88号は20号のアナルも舐めてくれた
「止めて、そこは汚いから」
「お前の身体に汚いところなんて無い!」
「いっぱい愛して。いっぱい抱いて」
20号は全身で88号を受け入れたのだった
しおりを挟む
感想 39

あなたにおすすめの小説

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

少年達は吊るされた姿で甘く残酷に躾けられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...