奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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17号の心境変化

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17号は良く奴隷部屋に戻されてから一人泣く
一時期は衣食住の心配なく喜んでいたが、落ち着いてくると自分の不幸に気づく
どうしてこんな人生になってしまったのか?元は優しい両親に愛されて育った
しかし幼かった幸せな日々は長くは続かなった。まず母が亡くなったのが不幸せの始まりだ
17号の母は胎内に17号の妹を宿していた。父親も喜び、
「もっと頑張ってかせがないとなぁ」
などと普通の父親として頑張っていた
が、17号の妹がこの世に生を受けることはなかった
理不尽な出来事は突然やってきた。盗難車で無免許・無保険の無法者が飲酒運転で多くの歩行者をなぎ倒し電柱に激突して停車した
運転者は外国人で違法在留者、盗難車の保管は問題なく車の保有者に責任はなかった
もちろん、運転者はその場で逮捕され刑事事件として懲役刑が言い渡され塀の中に消えた。刑期終了後は強制送還され日本の土を踏むことは二度とあるまい
そんな状態だから慰謝料などもほとんど貰えずほぼ泣き寝入りとなった
そこから父親は人が変わった
酒食に溺れギャンブル依存症となった

母の存命中に戻って救うことがてまきたら、今ごろは普通の男児高校生だったはずだ
そう思うと悲しくなってきて一人枕を濡らした。四方を鉄格子に囲まれプライベートのない奴隷部屋では声を出して泣くことも許されなかった

一人でいると悲しみが襲ってくる。誰かと一緒にいたい。ここではお客様に指名され抱かれている時が全てを忘れることができた
あれほど嫌悪していた同性との性交が心地よいようになってきた。年配のお客様に甘え抱かれるのが心の安定になった

17号を贔屓にするお客様は多いがその中に鎌倉大仏がいた
サロンで17号がいるのを確認すると必ず席に呼んだ
「鎌倉大仏さま、今日もありがとうございます」
接客用制服がよく似合う。このとある名門男子校の制服を着ると良家のお坊っちゃんだ。もっともほとんど環境的に勉強できていないので17号の学力では入学試験は通らないだろうが
「よく来たな」
17号は内心笑った
来たのは鎌倉大仏さんだろう?俺はずっとこの奴隷島にいるんだけど。と
サロンで横に座ると肩を抱かれる。いつものことだ
でもイヤではない。太った脂ぎった中年男に肩を抱かれて本来ならイヤだったと思う。しかし今は孤独な寂しさから解放されて何かホッとする

精力的な客である。サロンでも17号の手を触り、話をするふりをして耳たぶにキスする
「感じるからやめて」
と、言って増長させると喜んでいる
「ほう、おちんちん、立ってきてる?」
鎌倉大仏が聞いてきた。元より貞操帯に阻まれて確認できないからである
「ナイショ」
貞操帯によりペニスは下向きに格納されている。刺激されても勃起できない
そのようなことを鎌倉大仏に伝えるのは恥ずかしいからそう言った
「なら部屋取るから見せてもらう」
鎌倉大仏が指名の手続きを取った
17号はシャワーや浣腸を施されるので暫しの別れである
「用意してすぐに行きます」
17号は席を立った
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