奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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ヒモに搾取されて出戻る7号

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何故、7号はここまで源太に尽くせるのか?7号を迎える調教師も不思議に思った
7号が送られる船で大黒金融の職員から奴隷島リゾートの調教師に護送担当が代わる
7号の手錠と足枷を繋ぐ鎖を止める腰ベルトの鎖を大黒金融の職員から調教師に手渡された
以前の担当だった俊介が今回も担当で介助に大輝が同道した
「どうして戻ったんだよ」
半ば怒り半ば呆れて俊介が言う。去年、卒業でこの7号を船着き場まで見送った。幾ばくかのお金も持たせたはずだ。それで部屋を借り、仕事を見つけたらもうこんなところに戻って来ることはない
「もう源太とか言うヤツと縁を切れよ」
俊介が続ける。一生、奴隷ボーイではおれなくなる。人は年を重ねるのだ。今は若い俊介も大輝も7号も自分が中年や老人になることは想像できないかも知れない。が、行きている限り必ずやってくる。70歳の奴隷ボーイなんてあり得ない。貴重な若い時をこんなところで過ごすなよ。大輝も7号の頬を引っぱたきたかった
「源太君、ホントは良い子なんだ。しかし世の中のせいで悪く言われる。ホントは優しくて思いやりのある人間なんですよ」
などとこの期に及んでも源太の肩を持つ7号に2人の調教師は呆れた
「源太とか言うヤツを奴隷ボーイにしてやりたい」
大輝が吐き捨てるように言った
しかし立会の大黒金融の社員が首を振った
「とてもとても」
見てくれが悪すぎる。金を貰っても抱きたくない男だと言う
7号のようなイケメンに惚れられるぐらいだからよほど良い男だと思ったが………。違うらしい

船が奴隷島に着いた
「7号、行こうか」
腰ベルトの鎖を俊介が引いた

調べ室でもスムーズだった
2度目の奴隷ボーイであるので速やかにすむ
言われるままに全裸になり身体検査を受ける。貞操帯は前回の物が残っていたのでそのまま装着した。身体は代わっていないらしい
さすがに貞操帯を装着される時は表情が歪んだ
性を管理されるのは辛く悲しいものだ。大好きな人のためならそれも喜びなのだが奴隷ボーイの貞操帯はある意味、機械的である。誰かに操を立てている訳ではない
「7号はブロンズチームからな」
前回、卒業前まではゴールドだったがそれは加味されない
囚人服も久々に袖を通した
OBなので水揚げの儀式もない代わり研修もない
「今日からお客を取って貰うよ」
ボスが言う。
手錠と足枷を装着されてしばらくブロンズチームの奴隷部屋に休息。そしてすぐにサロンオープンに合わせて迎えがきた

こうして7号が悲しいことに奴隷ボーイとして帰ってきたのだ

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