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幸太と勇輝と三郎 名古屋にて
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長旅で疲れた幸太と勇輝だったが若いのは恐ろしい。昨晩もたっぷり愛しあった
三郎が用意してくれた部屋は最高だった。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器などおよそ生活必需品は揃っていた
「気遣いのできる人やね」
幸太が勇輝に言った
勇輝はうなずいた
トーストを食べコーヒーを淹れていると三郎がやって来た
来週からの幸太の予備校や勇輝の学習塾などのパンフレットなどを持ってきた
あと付近の地理を説明した
スーパーの位置、郵便局、病院なども住宅地図を持参して教えてくれた
「大家さん、コーヒーを淹れてるんで、良かっら飲んで帰って下さい」
もう帰ろうとする三郎を引き留めた
「幸太君お手製のコーヒーか?そりゃ頂こう」
三郎は靴を揃えてリビングに向かった
家主なので間取りは解っている
コーヒーを飲みながら、
「忘れててた」
と、三郎は2台のスマホを用意してきた。未成年だと親権者の許可がないと契約できなかったりする
現代人にとってスマホは生活必需品である
「ありがとうございます」
これはありがたい。幸太は誕生日がきたら18歳。親権者の同意が必要だ
「オレの番号は電話帳に入力してあるから」
三郎が言った
「何かあったら連絡して」
幸太は恐縮して
「何から何まで。お手数です」
と、言った
「今日は晩御飯を作るので良かっら来て下さい」
幸太が言った
「何をご馳走してくれんのかなぁ?」
三郎が言った。まだ決めていない幸太は
「それは来てのお楽しみです」
と、ごまかした
スーパーで買い物は幸太と勇輝の2人で済ませた
年長の三郎も抵抗の少そうな和食を中心に作った
父の定期預金や交通事故の加害者からの保険金もかなりあるので大学生になってからバイトすれば良い。リゾートからも卒業支度金が用意されていて受験勉強に専念できそうなのがありがたい。三郎の好意で家賃も格安だし生活必需品も揃っている
サバを焼き、大根おろしを添えた。ほうれん草のソテーも作った。バターが効いていて匂いと見た目が食欲をそそる
炊飯器がご飯の炊き上げを伝えた
しばらくして三郎がまたやってきた
「今日はありがとね」
手には食後のデザートを持ってきた
「そんな気を使わないで下さい。いっぱいして頂いてるんで、せめてご飯だけでもと思ったんですよ」
3人でテーブルを囲んで食事をした。食後は三郎が用意してくれたデザートで紅茶を飲んだ
3人は面白おかしく話した。夜が更けてゆく
「少し休んで行きませんか?」
幸太が三郎を誘った。奴隷ボーイだったころからイヤと思ったことのないお客様だった
勇輝も幸太1人だけにお相手させるのはイヤだと参加を申し出た
「えっ?いいの?」
三郎は意外だった。奴隷ボーイでなくなったこの可愛い若者はもう抱けないと思っていた
「むしろ嬉しいですよ」
2人は口を揃えるのだった
三郎が用意してくれた部屋は最高だった。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器などおよそ生活必需品は揃っていた
「気遣いのできる人やね」
幸太が勇輝に言った
勇輝はうなずいた
トーストを食べコーヒーを淹れていると三郎がやって来た
来週からの幸太の予備校や勇輝の学習塾などのパンフレットなどを持ってきた
あと付近の地理を説明した
スーパーの位置、郵便局、病院なども住宅地図を持参して教えてくれた
「大家さん、コーヒーを淹れてるんで、良かっら飲んで帰って下さい」
もう帰ろうとする三郎を引き留めた
「幸太君お手製のコーヒーか?そりゃ頂こう」
三郎は靴を揃えてリビングに向かった
家主なので間取りは解っている
コーヒーを飲みながら、
「忘れててた」
と、三郎は2台のスマホを用意してきた。未成年だと親権者の許可がないと契約できなかったりする
現代人にとってスマホは生活必需品である
「ありがとうございます」
これはありがたい。幸太は誕生日がきたら18歳。親権者の同意が必要だ
「オレの番号は電話帳に入力してあるから」
三郎が言った
「何かあったら連絡して」
幸太は恐縮して
「何から何まで。お手数です」
と、言った
「今日は晩御飯を作るので良かっら来て下さい」
幸太が言った
「何をご馳走してくれんのかなぁ?」
三郎が言った。まだ決めていない幸太は
「それは来てのお楽しみです」
と、ごまかした
スーパーで買い物は幸太と勇輝の2人で済ませた
年長の三郎も抵抗の少そうな和食を中心に作った
父の定期預金や交通事故の加害者からの保険金もかなりあるので大学生になってからバイトすれば良い。リゾートからも卒業支度金が用意されていて受験勉強に専念できそうなのがありがたい。三郎の好意で家賃も格安だし生活必需品も揃っている
サバを焼き、大根おろしを添えた。ほうれん草のソテーも作った。バターが効いていて匂いと見た目が食欲をそそる
炊飯器がご飯の炊き上げを伝えた
しばらくして三郎がまたやってきた
「今日はありがとね」
手には食後のデザートを持ってきた
「そんな気を使わないで下さい。いっぱいして頂いてるんで、せめてご飯だけでもと思ったんですよ」
3人でテーブルを囲んで食事をした。食後は三郎が用意してくれたデザートで紅茶を飲んだ
3人は面白おかしく話した。夜が更けてゆく
「少し休んで行きませんか?」
幸太が三郎を誘った。奴隷ボーイだったころからイヤと思ったことのないお客様だった
勇輝も幸太1人だけにお相手させるのはイヤだと参加を申し出た
「えっ?いいの?」
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「むしろ嬉しいですよ」
2人は口を揃えるのだった
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