奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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B37号のおもてなし

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紀伊大納言の待つティーラウンジには奴隷ボーイ出入口から入る
店舗と出入口との間に控室があって数人の奴隷ボーイが待機している 
ホールには数人の奴隷ボーイが来客の注文を聞き、オーダーを運ぶ
待機している奴隷ボーイも接客している奴隷ボーイもボーイ用に改造された、メイド服が制服になっている。ミニスカートの代わりに短パンを履く
B37号もたまにティーラウンジのシフトにも入るのでこの制服も所持している。制服類や囚人服はリゾートへの借金として買取らされる
今日はお客様との同伴なのでサロンでの接客用制服を着ている。東京の名門男子中高の制服をモチーフにしたファスナー式の詰襟学生服である。
控室には休憩中の奴隷ボーイや補充用の奴隷ボーイが待機している。ゴールドクラスの奴隷ボーイ以外、チームに応じた拘束を受けている
奴隷ボーイは逃亡防止とその立場を自覚させるため必ず室外では拘束を受けることになっている。B37号も手錠と足枷、それを重い鎖で繋ぎ腰ベルトに固定されている 
ティーラウンジでは拘束は解かれる。店舗への入り口の前で拘束を外してもらった 
「いらっしゃいませ。お待たせしました。紀伊大納言さま」
着席の紀伊大納言はB37号を見上げ、
「やはりその服が一番似合うね。君は………」
B37号は少し恥ずかしそうに俯く。もう20歳である。高校生の制服が似合うのは恥ずかしい
「ありがとうございます」
でも、少し嬉しくもある
「アイスコーヒーでいい?」
そう言えば喉が渇いていた
「はい、ありがとうございます」
同僚ともいえる奴隷ボーイがアイスコーヒーを持ってきてくれた
「ありがとね」
顔見知りの奴隷ボーイ12号だった。12号は右手を少し上げて少し笑った
ここの男の子は粒揃いだ!紀伊大納言は思ったがB37号が嫌がりそうなんで言わなかった
「知り合い?」
「はい。よくここやレストランでシフトが重なるんです」
「へぇ、君もここで仕事してるの?」
「ハイ。働かないとね。ボクらは…」
ここで働いている時のB37号も見てみたいと紀伊大納言は思った
紀伊大納言はB37号の肩を組み、抱き寄せた
愛おしい
そう思った
「ここ出たらごはんでもいく?」
そう言えばお腹も減ってきている。若い身体は食欲も旺盛だ
「食事のあとはエッチなことしていい?」
紀伊大納言に抱き寄せられてB37号はゆっくりうなずいた。B37号は優しい紀伊大納言に疑似恋愛的なものを感じていた
奴隷ボーイにお客様の拒否権はない。しかしあっても拒否することはない
可愛い。紀伊大納言はB37号を強く抱きしめたのだった
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