見つけた、いこう

かないみのる

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「健吾、いいな?」


「ああ」



俺たちはあるコンビニで、ある人間を待っていた。

色々な人に協力してもらい、ヤツの行動パターンを徹底的に調べあげた。

定期的にこのコンビニに来る事は調査済みだ。



ターゲットがレジでクレジットカードを取り出し、会計を終える。



今だ!



オレと健吾は店を出ようとした直前にターゲットを捕らえた。

ターゲットは暴れたが、たるんだ身体は鍛えられていないようで、オレ達でも取り押さえることができた。

健吾に羽交い締めにされている手からクレジットカードを取り上げる。



「なんでお前が可那人のカードを持っているんだ?川田」



クレジットカードの裏面には可那人の筆跡で「橘可那人」と書いてあった。

店員が騒ぎに気付き駆けつけてくる。



「このスニーカーも見せてもらう」



俺は暴れる川田の足を押さえつけて靴を見る。

川田の身長にしては大きいサイズのプラダのスニーカーだ。



「なんで靴紐に可那人の名前が刺繍してあるんだ?」



これで可那人の潔白が証明された。

俺はそう確信した。
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