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第一部:都市国家アドポリスの冒険 1
第1話 追放は新たなる旅立ち その1
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「オース!! てめえはいい加減、使い物にならねえんだよ!」
「なにぃ……」
「なんだよ、モフモフテイマーって!? レア職のテイマーだと思って仲間にしてみりゃ、頭にモフモフが付くだけで大違いだ! モフモフした生き物しかテイムできねえとか使い勝手最悪じゃねえか!」
「い、いや、だがモフモフした生き物さえいれば俺は活躍できるから……!」
「いねえんだよそんな生き物! ドラゴンは毛がねえだろうが! ミノタウロスだってモフモフしてねえ!! お前の出番ねえから!!」
俺は大変な詰め方をされた。
相手はSランクパーティ、ショーナウン・ウィンドのリーダー、ショーナウンだ。
褐色に日焼けした、体格のいい男が、今は怒りに顔を赤らめて俺に怒鳴っている。
「大体てめえ、気に入らなかったんだよ! 暗いし、頭もじゃもじゃだし、空気読めねえし! ちょうどいい! 俺のパーティにてめえはいらねえ。オース、てめえはクビだ! 消えろ!」
「なにぃ……」
俺は衝撃を受けた。
ここは暗黒の森の中。
攻略難度Sランクと呼ばれる、極めて危険なところだ。
こんなところで、テイムしたモンスターがゼロの俺が放置されたら死ぬ。
絶対に死んでしまう。
「せ、せめて森の外に連れて行ってくれ」
「ダメだ! 俺達パーティの期待を裏切った罰だ! てめえはここでモンスターのエサになれ!」
「なにぃ……」
俺は衝撃を受けた。
なんてひどいやつなのだ。
仲間達もニヤニヤ笑いながら俺を見ている。
冒険者なんて所詮こういうやつばっかりなのだ。
パーティの魔法使いが俺にしびれの魔法をかけ、俺は動けなくなった。
ショーナウン・ウィンドが去っていく。
俺一人を置き去りにして。
「やべえよ、やべえよ」
俺は震えた。
何がやばいって、この森はSランクの攻略難易度。
つまり強力なモンスターがたくさんいるのだ。
その中でも最も危険と言われているのが……。
月夜の晩にだけ現れるという、最強の魔犬、マーナガルム……!!
Sランクパーティを複数集めないと狩れないという、まさにSSランクモンスターなのだ!
ショーナウン・ウィンドはそいつを狩りに来たはずなんだが、見つけることができなかった。
その腹いせに、俺に八つ当たりしてここに置き去りにしたのだ。
あんまりだ!
『オオオオオオオ────ン』
どこからか、腹の底に響くような吠え声が聞こえた。
さっきまで見えなかった月が、まんまるになって俺の頭上に浮かんでいる。
今日は満月だったっけ?
いや、あのモンスターが現れると、月が勝手に満ちる。
来た。
あいつだ。
マーナガルム……!!
『オオオオオオオ────ン!!』
声が近づいてきた。
周囲から、生き物の気配が消える。
動けない俺の背中に、何か大きなものが生暖かい息を吹きかけてきた。
「お、お助けーっ」
俺は動けない中、精一杯声を絞り出した。
『ぐるるるるるッ……。ぐるる?』
おや?
後ろにいた大きいものが、ちょっと戸惑っている感じがした。
『むふーん。くんくん。むふん?』
俺の背中を、大きな肉球がポヨンポヨンとつつく。
しばらくそうしていたかと思うと、そいつは俺の前に回ってきた。
モンスター、マーナガルム!!
これが、伝説の、月を呑み大地を死に染めると言われているSSランクモンスター……!!
それは……。
『わふーん?』
白くてでっかくて、もっふもふの犬だった……!!
「なにぃ……」
「なんだよ、モフモフテイマーって!? レア職のテイマーだと思って仲間にしてみりゃ、頭にモフモフが付くだけで大違いだ! モフモフした生き物しかテイムできねえとか使い勝手最悪じゃねえか!」
「い、いや、だがモフモフした生き物さえいれば俺は活躍できるから……!」
「いねえんだよそんな生き物! ドラゴンは毛がねえだろうが! ミノタウロスだってモフモフしてねえ!! お前の出番ねえから!!」
俺は大変な詰め方をされた。
相手はSランクパーティ、ショーナウン・ウィンドのリーダー、ショーナウンだ。
褐色に日焼けした、体格のいい男が、今は怒りに顔を赤らめて俺に怒鳴っている。
「大体てめえ、気に入らなかったんだよ! 暗いし、頭もじゃもじゃだし、空気読めねえし! ちょうどいい! 俺のパーティにてめえはいらねえ。オース、てめえはクビだ! 消えろ!」
「なにぃ……」
俺は衝撃を受けた。
ここは暗黒の森の中。
攻略難度Sランクと呼ばれる、極めて危険なところだ。
こんなところで、テイムしたモンスターがゼロの俺が放置されたら死ぬ。
絶対に死んでしまう。
「せ、せめて森の外に連れて行ってくれ」
「ダメだ! 俺達パーティの期待を裏切った罰だ! てめえはここでモンスターのエサになれ!」
「なにぃ……」
俺は衝撃を受けた。
なんてひどいやつなのだ。
仲間達もニヤニヤ笑いながら俺を見ている。
冒険者なんて所詮こういうやつばっかりなのだ。
パーティの魔法使いが俺にしびれの魔法をかけ、俺は動けなくなった。
ショーナウン・ウィンドが去っていく。
俺一人を置き去りにして。
「やべえよ、やべえよ」
俺は震えた。
何がやばいって、この森はSランクの攻略難易度。
つまり強力なモンスターがたくさんいるのだ。
その中でも最も危険と言われているのが……。
月夜の晩にだけ現れるという、最強の魔犬、マーナガルム……!!
Sランクパーティを複数集めないと狩れないという、まさにSSランクモンスターなのだ!
ショーナウン・ウィンドはそいつを狩りに来たはずなんだが、見つけることができなかった。
その腹いせに、俺に八つ当たりしてここに置き去りにしたのだ。
あんまりだ!
『オオオオオオオ────ン』
どこからか、腹の底に響くような吠え声が聞こえた。
さっきまで見えなかった月が、まんまるになって俺の頭上に浮かんでいる。
今日は満月だったっけ?
いや、あのモンスターが現れると、月が勝手に満ちる。
来た。
あいつだ。
マーナガルム……!!
『オオオオオオオ────ン!!』
声が近づいてきた。
周囲から、生き物の気配が消える。
動けない俺の背中に、何か大きなものが生暖かい息を吹きかけてきた。
「お、お助けーっ」
俺は動けない中、精一杯声を絞り出した。
『ぐるるるるるッ……。ぐるる?』
おや?
後ろにいた大きいものが、ちょっと戸惑っている感じがした。
『むふーん。くんくん。むふん?』
俺の背中を、大きな肉球がポヨンポヨンとつつく。
しばらくそうしていたかと思うと、そいつは俺の前に回ってきた。
モンスター、マーナガルム!!
これが、伝説の、月を呑み大地を死に染めると言われているSSランクモンスター……!!
それは……。
『わふーん?』
白くてでっかくて、もっふもふの犬だった……!!
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