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ポイ活、人生の道を示す編
第59話 人望を集めました! +1000pt
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「まずはテアライに関する伝承を集めてみよう。調査のヒントになると思う」
「そうしましょう!」
「そうしよー!」
インビンシブル号に戻った俺達は、三人での夜会議。
あっという間に今後の行動方針が決まった。
外ではお通夜モードの若者たちだ。
テアライを見敵必殺するつもりでいたのだろうな。
だが、あのサイズの亜竜は例えブレスであろうとどうにかなるとは思えない。
それこそ、全盛期の族長でもなければ。
「俺は戦闘力は皆無だけど、こういう情報集めは好きなんだ。ウィキとかずっとリンクを辿って読み続けちゃうタイプ」
「なんだか分かりませんが、ミアンが全然怯んでないのが分かりました! 頼もしいです!」
「言ってる意味は分かんないけど、お兄さんって凄く頼れる感じがするよねー」
うんうん、頼って欲しい。
グググールにThe・探索まである俺は、テアライ対策にはかなり有利だと思うから。
こうして本日は終了!
お風呂に行くというマキナのお誘いを「姉妹水入らずで入ってらっしゃい」と回避!
『ウグワーッ! まだグズグズしています! ウィークリー実績・いい加減煮えきったらどうですか!?解除! 50pt獲得!』
「チャットボットが自我を出してくるのはどうかと思うなぁ」
お風呂場からは、キャキャキャというクリカちゃんのはしゃぐ声が聞こえる。
温泉とは違い、人工の風呂場は何もかも整っているから、これはこれでいいものでしょう。
俺はそっとお風呂上がりのフルーツ牛乳を2人分用意しておいた。
「ああもうクリカ! 待ちなさーい! まだ髪を乾かしてないでしょー!」
「だってお風呂の外もこの車の中ならあったかいんだもーん!」
うおーっ!
バスタオル一枚のクリカちゃんが風呂場から飛び出してきた!
「お兄さん! お風呂凄かった! 人間が作るお風呂もやるものだねー、クリカ脱帽」
「あれは凄く特殊なお風呂だから、現実の人間社会だともう少し地味だと思う」
フルーツ牛乳を差し出すと、彼女はきょとんとしている。
紙の蓋を開けて、瓶を差し出すと。
「甘い匂いがする! んっ……おいしー!! 全部飲んでいいの?」
「どうぞどうぞ」
ごくごくと飲み干してしまうクリカちゃんなのだ。
人竜族は健啖だなあ。
すぐ後からやって来たマキナは、髪がしっかり乾かされている。
人竜族の髪質は竜の鱗から発展したものなので、見た目以上に強靭で荒れたりしづらいらしい。
その代わり、伸びてもカットするのが大変なんだとか。
「フルーツ牛乳!? なんですかこれは!? ミアンは次々に私が知らないものをくれます! えっ!? 先にクリカが飲んでしまったんですか!? ミ、ミアンのくれる初めてを妹に奪われてしまうなんて……」
「そんなにショック受けなくても」
「いいえ! これは未来の妻として大事なことなんです! あ、でもフルーツ牛乳お美味しい~。許します~」
「許された!」
「お姉ごめんね! もう、さっさとお兄さん押し倒しちゃいなよ! そうなったらクリカ、将来の勉強のために見ておきたいんだけど」
クリカちゃんが凄まじいことを言い出して、マキナもまんざらでもない顔をしているので、慌てて俺は頭を下げる!
「今すぐは勘弁してください。せめてテアライが終わってから……!!」
ということでこっちも許してもらうことにしたのだった。
俺的にもリミットを設けることで、退路を絶った!
誠に男らしい判断と言えよう。
『ウグワーッ! まあそれなりに決意を決めたみたいですね? 実績・もう逃げは許さんからな! 解除! 1000pt獲得!』
「チャットボットが利用者追い込んでくるんじゃないよ!?」
こうして夜は、ベッドの真ん中にクリカちゃんを挟む形で寝ることになった。
これは俺からの申し出である。
「目覚めると裸のマキナさんが抱きついて来ており、拘束される可能性が高いので安全装置としてクリカちゃんには頑張ってほしい」
「お姉の抱きぐせはねー。クリカもいっつもハグされてたしー」
「ええーっ! いいじゃないですか! その方がよく眠れるんですから!」
夜。
クリカちゃんの「むぎゅう」とか言う声が聞こえた気がした。
朝になると、なるほど、マキナがクリカちゃんを抱き枕代わりにして寝ているではないか。
裸だし。
この脱ぎ癖もいかがなものか……。
朝食は外で野営している男子たちも交えて取ることにした。
彼らは朝食べられるように、里から干し肉とか乾パンのようなものを持ってきていたようだ。
「せっかくなんで俺のおごりで美味しい朝食を食べていってください」
「き、貴様の施しは受けな……なにぃーっ!! 朝から肉汁が滴る焼き立ての肉が挟まった柔らかいパンだと!?」
強がろうとして、あまりにも美味そうな料理に衝撃を受けるメギドア。
人竜族の里でもパンは焼く。
畑があるわけじゃないけど、パンの元になる粉は芋から取れるんだそうだ。
無発酵の平たいパンだね。
俺が用意するのは、小麦粉から作ったフカフカのパン。
それを焼いて焦げ目を作り、ジューシーなビーフパティをサンドしたやつだ。
マキナお気に入りのご飯だね。
「これが美味しくて美味しくて……」
「おいひー!! クリカ、こんな朝ごはん初めてー!!」
「うんま!」「うめー!」「うますぎ」
「くそっ……くそぉーっ!!」
人竜族は食欲に関してはウソを付くことができないらしく、悔しがりながらも朝食のハンバーガーをガツガツ食べるメギドアなのだった。
食べ終わったあと、放心しているな。
「人竜族では、食事を振る舞った側がホストということになり、立場的には上になるんです」
「へえー! あ、つまりメギドアは俺の下についちゃったからショックを受けてるのね……」
難儀な人だなあ!
「ミアンさん! なんでも言ってくださいよ!」「こっから調査なんでしょ? 手伝いますよミアンさん!」「俺等でテアライをやっつけましょうミアンさん!!」
「お兄さんがすっかりみんなのお兄さんに……」
「駄目ですー!! ミアンは私だけのものですー!!」
『ウグワーッ! 人望を集めました! 実績・リーダーは俺だ解除! 1000pt獲得!』
みんなが俺を持ち上げてくれる……!!
でも、その方が調査には有利だろう。
敬意をありがたく受け取りつつ……。
俺達は一度、人竜族の里に戻るのだった。
◎現在のポイント:67199pt
貢献ポイント :75855ポイント
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「なんだか分かりませんが、ミアンが全然怯んでないのが分かりました! 頼もしいです!」
「言ってる意味は分かんないけど、お兄さんって凄く頼れる感じがするよねー」
うんうん、頼って欲しい。
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お風呂場からは、キャキャキャというクリカちゃんのはしゃぐ声が聞こえる。
温泉とは違い、人工の風呂場は何もかも整っているから、これはこれでいいものでしょう。
俺はそっとお風呂上がりのフルーツ牛乳を2人分用意しておいた。
「ああもうクリカ! 待ちなさーい! まだ髪を乾かしてないでしょー!」
「だってお風呂の外もこの車の中ならあったかいんだもーん!」
うおーっ!
バスタオル一枚のクリカちゃんが風呂場から飛び出してきた!
「お兄さん! お風呂凄かった! 人間が作るお風呂もやるものだねー、クリカ脱帽」
「あれは凄く特殊なお風呂だから、現実の人間社会だともう少し地味だと思う」
フルーツ牛乳を差し出すと、彼女はきょとんとしている。
紙の蓋を開けて、瓶を差し出すと。
「甘い匂いがする! んっ……おいしー!! 全部飲んでいいの?」
「どうぞどうぞ」
ごくごくと飲み干してしまうクリカちゃんなのだ。
人竜族は健啖だなあ。
すぐ後からやって来たマキナは、髪がしっかり乾かされている。
人竜族の髪質は竜の鱗から発展したものなので、見た目以上に強靭で荒れたりしづらいらしい。
その代わり、伸びてもカットするのが大変なんだとか。
「フルーツ牛乳!? なんですかこれは!? ミアンは次々に私が知らないものをくれます! えっ!? 先にクリカが飲んでしまったんですか!? ミ、ミアンのくれる初めてを妹に奪われてしまうなんて……」
「そんなにショック受けなくても」
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「許された!」
「お姉ごめんね! もう、さっさとお兄さん押し倒しちゃいなよ! そうなったらクリカ、将来の勉強のために見ておきたいんだけど」
クリカちゃんが凄まじいことを言い出して、マキナもまんざらでもない顔をしているので、慌てて俺は頭を下げる!
「今すぐは勘弁してください。せめてテアライが終わってから……!!」
ということでこっちも許してもらうことにしたのだった。
俺的にもリミットを設けることで、退路を絶った!
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これは俺からの申し出である。
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「お姉の抱きぐせはねー。クリカもいっつもハグされてたしー」
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夜。
クリカちゃんの「むぎゅう」とか言う声が聞こえた気がした。
朝になると、なるほど、マキナがクリカちゃんを抱き枕代わりにして寝ているではないか。
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彼らは朝食べられるように、里から干し肉とか乾パンのようなものを持ってきていたようだ。
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俺が用意するのは、小麦粉から作ったフカフカのパン。
それを焼いて焦げ目を作り、ジューシーなビーフパティをサンドしたやつだ。
マキナお気に入りのご飯だね。
「これが美味しくて美味しくて……」
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「うんま!」「うめー!」「うますぎ」
「くそっ……くそぉーっ!!」
人竜族は食欲に関してはウソを付くことができないらしく、悔しがりながらも朝食のハンバーガーをガツガツ食べるメギドアなのだった。
食べ終わったあと、放心しているな。
「人竜族では、食事を振る舞った側がホストということになり、立場的には上になるんです」
「へえー! あ、つまりメギドアは俺の下についちゃったからショックを受けてるのね……」
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