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第四部:送還編
147・俺、メイオーとタッグを組む
ふわりと空に浮かび上がる五花。
あいつ空を飛べるようになったのか。
「知っているぞ! 君の戦い方は地上戦、しかも野蛮な格闘戦だ。それに付き合わなければいいだけのことさ。僕は上空から、ひたすら君に向かって呪法を放つ。混沌の裁定者と繋がった僕は、実質上無限の呪力を持っているんだ。もはや、君の力は僕に通じない!」
届かないだけじゃねえか。
しかもあいつ、俺達がこの世界に呼ばれた当初の標的であったメイオーがすぐ目の前にいるってのに、気にも留めていない。
「わっはっは! なかなか可愛らしいことを言う奴じゃねえか。オクノ。お前のライバルか?」
「よせよー」
俺は顔をしかめた。
あんなのがライバルとか、勘弁して欲しい。
あれはなんか、行く先々で遭遇する迷惑なだけの奴なのだ。
「僕を……無視するなあっ!! 底辺に這いつくばる陰キャ野郎ーっ!! 僕は、僕はもっと上にあがって、誰からも認められ、褒められるような人間になっていくんだぞ!? お前なんかとは始めから立ち位置が違うんだ!! うわああああっ!!」
五花は叫びながら、俺に向かって七色に輝く呪力の塊を投げてくる。
「むっ、ブロッキングだ」
俺はこいつを、防御態勢で受け止める。
おお、そこそこ衝撃が来るな。
しかし五花のやつ、全然余裕がなくなってるぞ。
今までは虚勢くらい張ってたって言うのにな。
「いやいや、大したもんだぜ。カオスディーラーとリンクして、正気を保ってるだけマシだ。そこに力を割いていて、感情を抑制する余裕が無いんだろうさ」
メイオーは防御すらしない。
呪力を真っ向から受けて、涼しい顔だ。
「だが、所詮借り物の力だな。さっさとあの依代をぶっ倒して、本物を引きずり出すぞ相棒」
「相棒!? まあいいか」
そういうことにしておこう。
「がああああっ! 全属性呪法ッ……!!」
五花は叫ぶと、両手に巨大な呪力の球を作り出した。
こいつを、俺達目掛けて投げつけるつもりらしい。
「あれは食らうと、王都が大ダメージなのではないか?」
「それは困るな。人間は一人でも多く生き残っていた方が、争いが多く生まれる。争いがなければオレが面白くない」
「不穏な理由だけど、お前と俺で五花を倒すモチベーションが一致したってことでいい?」
「おう、一致だ。タイミングはお前が測れ。オレはタッグってもんは初めてでな」
なるほど、こいつはタッグマッチだ。
敵は頭上……言わば場外にいる五花。
あいつをいかにして、リングに引きずり戻すかが鍵だな。
しかし、俺らの手が届かないであろうところから、一方的に攻撃とか。
せこいなあ。
「おっし、行くぞメイオー! 俺のカタパルトになってくれ」
「単語の意味は分からんが、何をしてほしいかは理解したぞ。それっ」
メイオーが腕組みして、俺の足場を作る。
俺がそいつに足を乗せると──。
「ふんっ!」
メイオーは腕を振り上げる。
俺はその勢いに乗って、高く高く跳躍した。
跳躍する勢いを使って……。
「ドロップキック!!」
いや、まさにこいつは、崩落するビルを突破したライジングキック!
「なにっ!? こ、混沌の障壁……!!」
呪法の壁を展開し、必死に受け止めようとする五花。
俺のキックは障壁に突き刺さり、一瞬だけ呪法の壁は拮抗したように見えた。
だが、次の瞬間にはぶち破られる。
「ぐおおお!!」
「よっしゃ、捕まえたぜ五花!」
俺は、奴の混沌色になって蠢くマントを引っ掴んでいる。
マントはそこから俺を侵食しようとしているようで、色彩が指先に乗り移ってくる。
「闘魂注入!」
俺はマントをぶっ叩いた。
『ウグワーッ!』
マントから悲鳴が聞こえる。
おや?
これって、混沌の裁定者に繋がってるんじゃないのか?
五花は突然、飛行能力を失い、落下を始めた。
「な、なんだと!? ばかなあっ!!」
俺に引っ張られながら、五花は空中でもがく。
「ええいっ、離せ多摩川!! お前が僕に触れていいと思っているのか!! うおおおお!!」
五花の全身から溢れ出す、七色の輝きが俺を打つ。
なんつうか、七色の輝きなんてきれいなもんじゃないな。
七色がぐちゃぐちゃに混じり合った、泥みたいな光だ。
「闘魂注入! シャオラアッ!」
光を真っ向から、ビンタで迎撃する俺。
五花が放つ光。
俺が迎え撃つビンタ。
こいつが何発も連続した。
そして、地上へと到着だ。
さすがは五花、叩きつけられること無く、謎の力で軟着陸しやがった。
俺は足のクッションで衝撃を殺しながら、ヒーローっぽい着地。
「多摩川ああああっ!!」
「なんだなんだ」
すぐさま、混沌を纏って殴りかかってくる五花に、俺はちょっとうんざりしながら応じた。
奴の拳が、俺の顔面に襲いかかる。
「ブロッキング!」
そいつを額で受け止めた。
「五花、俺に執着してるのはお前じゃないか」
「うるさい! うるさいぞお前! 僕は特別なんだ! 生まれも、育ちも、才能もあって、家柄もあって! 何もかも特別な僕が! どうして今、僕は化け物共に囲まれて一人で! それで、何もないハズの、陰キャで空気も読めない、いつも一人でもケロッとしてるボッチのお前が、たくさんの仲間達に囲まれていて……!!」
「何言ってやがる」
五花の拳が、俺に降り注ぐ。
混沌の裁定者と繋がってるだけあって、なかなか痛い。
この光景を後ろで眺めていたメイオーが、鼻を鳴らした。
「なんだ。お前、オクノが羨ましかったのか」
「なっ」
一瞬だけ動きが止まる五花。
「僕は」
「シャイニングウィザード!!」
飛び上がりざまの膝蹴りで、五花をぶっ飛ばす俺。
「ぎゃぴぃ!」
「わはははは!! おいおいオクノ、ここはあいつの独白を聞くお約束なんじゃねえのか? ま、いいけどよ!」
メイオーが爆笑する。
「カオスディーラーが付け込むのは、いつもこういう小市民然とした奴だ! 小市民はな、てめえの器ゆえに糞みてえなことをしでかす! 近視眼になって、何もかも感情のままにぶっ壊して、そして後悔して泣きわめいててめえを殺す! それがカオスディーラーの楽しみなんだよ。そんなんで、古代文明とか言われてる、あのいい時代はなくなっちまった」
メイオーが遠い目をする。
「この世界を一回ぶっ壊せるくらい、人間の力は発展したってのによ。もったいねえ。だが、それはそれでいい。あの時代にコールと会えたお陰で、オレはスッキリと滅びた。そして今!」
邪神は進み出て、俺と並んだ。
「ふんっ!」
奴が地面を踏みしめると、大地に埋まっていた岩盤が起き上がる。
それは垂直になって、ピタリと止まった。
「オレはな、復活したら、絶対カオスディーラーを滅ぼすって決めてんだ。前座はさっさと終わらせようや。オクノ、お前とあいつの因縁なんざ知ったこっちゃねえ。ちょっと面白かったが、それももう終わりだ。ありきたりの感情だわな」
「なるほど、シーマが言っていた通りの性格だなあ」
「わはは! あいつはさんざんこき使ったからな! おら、俺があいつをぶっ倒す。決めろよ、オクノ!」
メイオーはのしのし前進し、起き上がってきた五花に組み付いた。
「くそっ、離せ、離せっ!! この脳筋め!! 多摩川、クソ野郎の陰キャめ!!」
「俺はオクノじゃねえっての。もう分かんねえか。混沌の侵食が頭の中まで来てやがる」
俺は、岩盤を駆け上がっている。
眼下では、呪法による連続攻撃を喰らいながら、それを意にも介さず五花を持ち上げるメイオーの姿。
「そおら!! メイオー式……アトミックドライバーッ!!」
メイオーの体が一瞬ぶれた。
それは、超高速で行われる、連続バックドロップからのパイルドライバーだ……!
「ウッ、ウグワッ」
五花が呻く。
そこへ、俺が飛んだ。
メイオーは既に、距離を取っている。
五花が近づいてくる。
俺は思った。
最後まで閃かなかったな。
「ムーンサルトプレス!」
宙返りしながら、俺は五花へと体を浴びせた。
その瞬間、五花が目を見開き、どこかに向かって手をのばす。
「多摩川っ────お前は───僕の───ウグワーッ!!」
混沌の色彩が弾けた。
五花であったものがあっという間に解け、消滅する。
何も残らない。
五花武がそこにいた証は何もなかった。
「うーむ……因果応報と言うんだろうか」
「言うんだろうぜ」
俺の疑問に、メイオーが無責任な調子で応じたのだった。
あいつ空を飛べるようになったのか。
「知っているぞ! 君の戦い方は地上戦、しかも野蛮な格闘戦だ。それに付き合わなければいいだけのことさ。僕は上空から、ひたすら君に向かって呪法を放つ。混沌の裁定者と繋がった僕は、実質上無限の呪力を持っているんだ。もはや、君の力は僕に通じない!」
届かないだけじゃねえか。
しかもあいつ、俺達がこの世界に呼ばれた当初の標的であったメイオーがすぐ目の前にいるってのに、気にも留めていない。
「わっはっは! なかなか可愛らしいことを言う奴じゃねえか。オクノ。お前のライバルか?」
「よせよー」
俺は顔をしかめた。
あんなのがライバルとか、勘弁して欲しい。
あれはなんか、行く先々で遭遇する迷惑なだけの奴なのだ。
「僕を……無視するなあっ!! 底辺に這いつくばる陰キャ野郎ーっ!! 僕は、僕はもっと上にあがって、誰からも認められ、褒められるような人間になっていくんだぞ!? お前なんかとは始めから立ち位置が違うんだ!! うわああああっ!!」
五花は叫びながら、俺に向かって七色に輝く呪力の塊を投げてくる。
「むっ、ブロッキングだ」
俺はこいつを、防御態勢で受け止める。
おお、そこそこ衝撃が来るな。
しかし五花のやつ、全然余裕がなくなってるぞ。
今までは虚勢くらい張ってたって言うのにな。
「いやいや、大したもんだぜ。カオスディーラーとリンクして、正気を保ってるだけマシだ。そこに力を割いていて、感情を抑制する余裕が無いんだろうさ」
メイオーは防御すらしない。
呪力を真っ向から受けて、涼しい顔だ。
「だが、所詮借り物の力だな。さっさとあの依代をぶっ倒して、本物を引きずり出すぞ相棒」
「相棒!? まあいいか」
そういうことにしておこう。
「がああああっ! 全属性呪法ッ……!!」
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「あれは食らうと、王都が大ダメージなのではないか?」
「それは困るな。人間は一人でも多く生き残っていた方が、争いが多く生まれる。争いがなければオレが面白くない」
「不穏な理由だけど、お前と俺で五花を倒すモチベーションが一致したってことでいい?」
「おう、一致だ。タイミングはお前が測れ。オレはタッグってもんは初めてでな」
なるほど、こいつはタッグマッチだ。
敵は頭上……言わば場外にいる五花。
あいつをいかにして、リングに引きずり戻すかが鍵だな。
しかし、俺らの手が届かないであろうところから、一方的に攻撃とか。
せこいなあ。
「おっし、行くぞメイオー! 俺のカタパルトになってくれ」
「単語の意味は分からんが、何をしてほしいかは理解したぞ。それっ」
メイオーが腕組みして、俺の足場を作る。
俺がそいつに足を乗せると──。
「ふんっ!」
メイオーは腕を振り上げる。
俺はその勢いに乗って、高く高く跳躍した。
跳躍する勢いを使って……。
「ドロップキック!!」
いや、まさにこいつは、崩落するビルを突破したライジングキック!
「なにっ!? こ、混沌の障壁……!!」
呪法の壁を展開し、必死に受け止めようとする五花。
俺のキックは障壁に突き刺さり、一瞬だけ呪法の壁は拮抗したように見えた。
だが、次の瞬間にはぶち破られる。
「ぐおおお!!」
「よっしゃ、捕まえたぜ五花!」
俺は、奴の混沌色になって蠢くマントを引っ掴んでいる。
マントはそこから俺を侵食しようとしているようで、色彩が指先に乗り移ってくる。
「闘魂注入!」
俺はマントをぶっ叩いた。
『ウグワーッ!』
マントから悲鳴が聞こえる。
おや?
これって、混沌の裁定者に繋がってるんじゃないのか?
五花は突然、飛行能力を失い、落下を始めた。
「な、なんだと!? ばかなあっ!!」
俺に引っ張られながら、五花は空中でもがく。
「ええいっ、離せ多摩川!! お前が僕に触れていいと思っているのか!! うおおおお!!」
五花の全身から溢れ出す、七色の輝きが俺を打つ。
なんつうか、七色の輝きなんてきれいなもんじゃないな。
七色がぐちゃぐちゃに混じり合った、泥みたいな光だ。
「闘魂注入! シャオラアッ!」
光を真っ向から、ビンタで迎撃する俺。
五花が放つ光。
俺が迎え撃つビンタ。
こいつが何発も連続した。
そして、地上へと到着だ。
さすがは五花、叩きつけられること無く、謎の力で軟着陸しやがった。
俺は足のクッションで衝撃を殺しながら、ヒーローっぽい着地。
「多摩川ああああっ!!」
「なんだなんだ」
すぐさま、混沌を纏って殴りかかってくる五花に、俺はちょっとうんざりしながら応じた。
奴の拳が、俺の顔面に襲いかかる。
「ブロッキング!」
そいつを額で受け止めた。
「五花、俺に執着してるのはお前じゃないか」
「うるさい! うるさいぞお前! 僕は特別なんだ! 生まれも、育ちも、才能もあって、家柄もあって! 何もかも特別な僕が! どうして今、僕は化け物共に囲まれて一人で! それで、何もないハズの、陰キャで空気も読めない、いつも一人でもケロッとしてるボッチのお前が、たくさんの仲間達に囲まれていて……!!」
「何言ってやがる」
五花の拳が、俺に降り注ぐ。
混沌の裁定者と繋がってるだけあって、なかなか痛い。
この光景を後ろで眺めていたメイオーが、鼻を鳴らした。
「なんだ。お前、オクノが羨ましかったのか」
「なっ」
一瞬だけ動きが止まる五花。
「僕は」
「シャイニングウィザード!!」
飛び上がりざまの膝蹴りで、五花をぶっ飛ばす俺。
「ぎゃぴぃ!」
「わはははは!! おいおいオクノ、ここはあいつの独白を聞くお約束なんじゃねえのか? ま、いいけどよ!」
メイオーが爆笑する。
「カオスディーラーが付け込むのは、いつもこういう小市民然とした奴だ! 小市民はな、てめえの器ゆえに糞みてえなことをしでかす! 近視眼になって、何もかも感情のままにぶっ壊して、そして後悔して泣きわめいててめえを殺す! それがカオスディーラーの楽しみなんだよ。そんなんで、古代文明とか言われてる、あのいい時代はなくなっちまった」
メイオーが遠い目をする。
「この世界を一回ぶっ壊せるくらい、人間の力は発展したってのによ。もったいねえ。だが、それはそれでいい。あの時代にコールと会えたお陰で、オレはスッキリと滅びた。そして今!」
邪神は進み出て、俺と並んだ。
「ふんっ!」
奴が地面を踏みしめると、大地に埋まっていた岩盤が起き上がる。
それは垂直になって、ピタリと止まった。
「オレはな、復活したら、絶対カオスディーラーを滅ぼすって決めてんだ。前座はさっさと終わらせようや。オクノ、お前とあいつの因縁なんざ知ったこっちゃねえ。ちょっと面白かったが、それももう終わりだ。ありきたりの感情だわな」
「なるほど、シーマが言っていた通りの性格だなあ」
「わはは! あいつはさんざんこき使ったからな! おら、俺があいつをぶっ倒す。決めろよ、オクノ!」
メイオーはのしのし前進し、起き上がってきた五花に組み付いた。
「くそっ、離せ、離せっ!! この脳筋め!! 多摩川、クソ野郎の陰キャめ!!」
「俺はオクノじゃねえっての。もう分かんねえか。混沌の侵食が頭の中まで来てやがる」
俺は、岩盤を駆け上がっている。
眼下では、呪法による連続攻撃を喰らいながら、それを意にも介さず五花を持ち上げるメイオーの姿。
「そおら!! メイオー式……アトミックドライバーッ!!」
メイオーの体が一瞬ぶれた。
それは、超高速で行われる、連続バックドロップからのパイルドライバーだ……!
「ウッ、ウグワッ」
五花が呻く。
そこへ、俺が飛んだ。
メイオーは既に、距離を取っている。
五花が近づいてくる。
俺は思った。
最後まで閃かなかったな。
「ムーンサルトプレス!」
宙返りしながら、俺は五花へと体を浴びせた。
その瞬間、五花が目を見開き、どこかに向かって手をのばす。
「多摩川っ────お前は───僕の───ウグワーッ!!」
混沌の色彩が弾けた。
五花であったものがあっという間に解け、消滅する。
何も残らない。
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