129 / 196
セブンセンス法国編
第129話 神の声・融和・ドラゴン!?
しおりを挟む
神殿は戦いの余波でかなりぶっ壊れた。
ということで、直接壊れたところから出てきた俺たちである。
俺はカオルンに後ろから抱きつかれつつ、彼女の光の翼ですいーっと軟着陸。
ナルカとアリスティアはガガンに抱きかかえられている。
ガガンの身体能力で、壁を蹴り、瓦礫を蹴り、落下速度をコントロールしながら降り立つ。
彼のぶっとい腕の上で、ナルカはアリスティアと何やら話し合っているようだ。
「それじゃあ何かい? あんた、聖女の立場からは降りるって言うのかい?」
「うん。わたくし、真実の愛を見つけた気がするから。それに、聖女なんていなくてもアクシス様が直接声を届けて下さったでしょう。神はちゃんとおわすんだって、みんなが分かったと思うの」
ナルカに対しては、砕けた口調のアリスティアなのだ。
確かに彼女の言う通り、バルガイヤーが、わしこそ光輝神アクシスだぞーっと告げた衝撃的カミングアウトは、信者たちに大いなる変化をもたらしたことだろう。
偉大なる神が直接語りかけてきたようなもんだ。
外では、光輝神の信者たちがうわーっと集まり、手を振って俺たちを出迎えてくれた。
「マナビさーん!! なんかいっぱい集まってきたんですよー! みんな神様の声が聞こえた! 正しい道が見えた! 正直すまんかった! とか変なこと言ってるんです……あっ、カオルンが女の顔をしてマナビさんにくっついてる!」
ルミイが出てきて、すぐに視線がカオルンに釘付けになったぞ。
えっ、カオルンがそんな顔してるの!?
いつも色恋には興味なくて、天然さんという感じだったのに。
「ルミイ、今晩はずーっとマナビはカオルンだけのものなのだ! これはさっき生まれた、すごく深い絆なのだー。カオルン、マナビのこと大好きなのだ! これからはマナビのために頑張るのだ!」
「なん……だと……!? 突然めちゃくちゃ愛が深くなっている!!」
「マスター、カオルンを攻略してしまいましたね……!! 彼女が感情に蓋をしていたものを取り除いたでしょう……! そんなの、溜め込んできたものが溢れてくるに決まっています! あーん、当機能の順番が本当に遠のきました!」
嘆くアカネル。
だが、カオルンに順番はちゃんと譲るようだ。
偉い。
……俺の意思は?
「皆さん! 法皇はどこからかやってきた悪神によって洗脳されていました! ですが、法皇は倒れ、わたくしたちの神、輝くアクシスが戻ってこられたのです!」
うおおーっと上がる、信者たちの叫び声。
みんな、アリスティアを尊敬の目で見ている。
色々あったが、最後に残って、こうやって法国を解放したのは彼女である。
押しも押されぬ聖女であろう。
誰もがそれを再認識したところなのだ。
「わたくしたちは、ちゃんと神と繋がっているのです! 神のお声を聞き、神の意志を受け、こうしてこの地に立っています! わたくしたちは神に愛されています!」
うおおーっと上がる、信者たちの叫び声。
なんかみんな、だーっと目と同じ幅の涙を流しているので、感動してるんだろう。
「まあ、ルサルカ様から直接声を届けてもらった時は、あたいも感動して泣いたもんさ」
「そういうもんですか」
「信仰はそういうもんさ」
偉大な存在が、無条件に自分の存在を肯定してくれる。
そしてその偉大なる何かが、自分個人を気にかけてくれていた。
これが自己肯定感に結びつくようだ。
確かになあ。
永遠に理解あるパパママをしてくれる存在がいるというか、なんというか。
『わし、普通に災害とか起こして試練を叩き込むけどな』
「バルガイヤーがフランクにヘルプ機能を経由して話しかけてくる……! 雰囲気壊れるでしょ」
『お主の周りにしか聞こえぬようにしておるぞ。神にすがりすぎると、人は自らの足で立つことを忘れる。だが、世の中には人の力ではどうにもならぬことの方が多い。そんな時、神の試練だ、神にすがろう、と都合のいい精神的支えになる。わしはそういうものでいいのだ』
「深いなあ。で、なんで俺に話しかけきたの」
『神殺しをやったお主は、立ち位置的に亜神と呼べるところまで来ておる。これからは神々がフランクに話しかけてくるぞ』
「なんだって」
まあ、今までオクタゴンとお互いに兄弟呼びしていたので、今更ではある。
オクタゴンの姿が見えないが、今頃ルサルカにアピールしたりしているのではないだろうか。
「マナビ、マナビ」
後ろの方を、カオルンがよじ登ってきた。
重い重い!
俺の背中にピタッとしがみつきながら、耳元で名前を呼んでくる。
「なんだいカオルン」
「ふふふ、呼んでみただけなのだ。なんかちょっと、胸の中がぽわぽわしてるのだ」
「ぬっ、カワイイ」
俺のハートが撃ち抜かれたぞ。
カオルンは死の運命を乗り越えた結果、生きる喜びに目覚めた感じである。
では端的に、生きる喜びとは何か。
産んで増やして世に満ちることではあるまいか。
「ではカオルンさんには俺のベイビーを産んでいただく方向で」
「うん、たくさん産んであげるのだ」
「マジですかあ」
隣でルミイが物言いたげにぴょんぴょん跳ねている。
だが、今はアリスティアの演説がいいところなので自重しているのだ。
跳ねる度に立派な胸がぶるんぶるん揺れている。
なお、エルフの胸はどんなに揺れても元の形を保てる機能があるらしい。
凄い。
横で同じようにジャンプしながら呻いているアカネル。
サイズ的にあまり揺れないね……。
「くうーっ、マスターのご趣味で適正サイズになったはずなのですが、それが今は悔しい当機能です……!」
冷静になれ、アカネル。
こうして、セブンセンス法国は救われた。
内戦は即座に終了し、残るスナークを狩る運動が始まった。
すぐさまバーバリアンたちが入ってきて、同じ神を信じるものとして光輝神信者と慈愛神信者と仲良くなったようである。
同じ神の別側面を信仰しているようなものなのだが、よく教義を見てみると、言い換えているだけで内容が一緒だったことが判明したのだ。
闘う必要がない。
主な戒律が同じなんだもん。
なお、バーバリアン特有の戦って勝ち取れ、的なのは彼らの文化の話で、宗教的戒律には無いんだと。
さあて……今夜はカオルンとお楽しみして、またどこかに旅立つとしようかなあ……。
そう考えていたら、ルミイが「マナビさん!」と俺に突撃してきた。
背後から質量あるものがボイーンと当たり、サンドイッチになったカオルンが「むぎゃー!」と悲鳴をあげた。
カオルンがぺちゃんこになってしまう。
「落ち着けルミイ、なんだなんだ」
目を回したカオルンを引っ張り上げ、お姫様抱っこした俺である。
前に回り込んだルミイが、鼻息も荒く告げた。
「ママから連絡がありました! シックスセンス帝国が、残るパワーを使ってドラゴンを召喚したそうです! かなりヤバそうだから手伝いに来て、だそうですよー!!」
「ド、ドラゴンだってー!?」
まるでファンタジーじゃないか!
──だが、まずはカオルンとエッチなことをするのが最優先だからな……!!
ということで、直接壊れたところから出てきた俺たちである。
俺はカオルンに後ろから抱きつかれつつ、彼女の光の翼ですいーっと軟着陸。
ナルカとアリスティアはガガンに抱きかかえられている。
ガガンの身体能力で、壁を蹴り、瓦礫を蹴り、落下速度をコントロールしながら降り立つ。
彼のぶっとい腕の上で、ナルカはアリスティアと何やら話し合っているようだ。
「それじゃあ何かい? あんた、聖女の立場からは降りるって言うのかい?」
「うん。わたくし、真実の愛を見つけた気がするから。それに、聖女なんていなくてもアクシス様が直接声を届けて下さったでしょう。神はちゃんとおわすんだって、みんなが分かったと思うの」
ナルカに対しては、砕けた口調のアリスティアなのだ。
確かに彼女の言う通り、バルガイヤーが、わしこそ光輝神アクシスだぞーっと告げた衝撃的カミングアウトは、信者たちに大いなる変化をもたらしたことだろう。
偉大なる神が直接語りかけてきたようなもんだ。
外では、光輝神の信者たちがうわーっと集まり、手を振って俺たちを出迎えてくれた。
「マナビさーん!! なんかいっぱい集まってきたんですよー! みんな神様の声が聞こえた! 正しい道が見えた! 正直すまんかった! とか変なこと言ってるんです……あっ、カオルンが女の顔をしてマナビさんにくっついてる!」
ルミイが出てきて、すぐに視線がカオルンに釘付けになったぞ。
えっ、カオルンがそんな顔してるの!?
いつも色恋には興味なくて、天然さんという感じだったのに。
「ルミイ、今晩はずーっとマナビはカオルンだけのものなのだ! これはさっき生まれた、すごく深い絆なのだー。カオルン、マナビのこと大好きなのだ! これからはマナビのために頑張るのだ!」
「なん……だと……!? 突然めちゃくちゃ愛が深くなっている!!」
「マスター、カオルンを攻略してしまいましたね……!! 彼女が感情に蓋をしていたものを取り除いたでしょう……! そんなの、溜め込んできたものが溢れてくるに決まっています! あーん、当機能の順番が本当に遠のきました!」
嘆くアカネル。
だが、カオルンに順番はちゃんと譲るようだ。
偉い。
……俺の意思は?
「皆さん! 法皇はどこからかやってきた悪神によって洗脳されていました! ですが、法皇は倒れ、わたくしたちの神、輝くアクシスが戻ってこられたのです!」
うおおーっと上がる、信者たちの叫び声。
みんな、アリスティアを尊敬の目で見ている。
色々あったが、最後に残って、こうやって法国を解放したのは彼女である。
押しも押されぬ聖女であろう。
誰もがそれを再認識したところなのだ。
「わたくしたちは、ちゃんと神と繋がっているのです! 神のお声を聞き、神の意志を受け、こうしてこの地に立っています! わたくしたちは神に愛されています!」
うおおーっと上がる、信者たちの叫び声。
なんかみんな、だーっと目と同じ幅の涙を流しているので、感動してるんだろう。
「まあ、ルサルカ様から直接声を届けてもらった時は、あたいも感動して泣いたもんさ」
「そういうもんですか」
「信仰はそういうもんさ」
偉大な存在が、無条件に自分の存在を肯定してくれる。
そしてその偉大なる何かが、自分個人を気にかけてくれていた。
これが自己肯定感に結びつくようだ。
確かになあ。
永遠に理解あるパパママをしてくれる存在がいるというか、なんというか。
『わし、普通に災害とか起こして試練を叩き込むけどな』
「バルガイヤーがフランクにヘルプ機能を経由して話しかけてくる……! 雰囲気壊れるでしょ」
『お主の周りにしか聞こえぬようにしておるぞ。神にすがりすぎると、人は自らの足で立つことを忘れる。だが、世の中には人の力ではどうにもならぬことの方が多い。そんな時、神の試練だ、神にすがろう、と都合のいい精神的支えになる。わしはそういうものでいいのだ』
「深いなあ。で、なんで俺に話しかけきたの」
『神殺しをやったお主は、立ち位置的に亜神と呼べるところまで来ておる。これからは神々がフランクに話しかけてくるぞ』
「なんだって」
まあ、今までオクタゴンとお互いに兄弟呼びしていたので、今更ではある。
オクタゴンの姿が見えないが、今頃ルサルカにアピールしたりしているのではないだろうか。
「マナビ、マナビ」
後ろの方を、カオルンがよじ登ってきた。
重い重い!
俺の背中にピタッとしがみつきながら、耳元で名前を呼んでくる。
「なんだいカオルン」
「ふふふ、呼んでみただけなのだ。なんかちょっと、胸の中がぽわぽわしてるのだ」
「ぬっ、カワイイ」
俺のハートが撃ち抜かれたぞ。
カオルンは死の運命を乗り越えた結果、生きる喜びに目覚めた感じである。
では端的に、生きる喜びとは何か。
産んで増やして世に満ちることではあるまいか。
「ではカオルンさんには俺のベイビーを産んでいただく方向で」
「うん、たくさん産んであげるのだ」
「マジですかあ」
隣でルミイが物言いたげにぴょんぴょん跳ねている。
だが、今はアリスティアの演説がいいところなので自重しているのだ。
跳ねる度に立派な胸がぶるんぶるん揺れている。
なお、エルフの胸はどんなに揺れても元の形を保てる機能があるらしい。
凄い。
横で同じようにジャンプしながら呻いているアカネル。
サイズ的にあまり揺れないね……。
「くうーっ、マスターのご趣味で適正サイズになったはずなのですが、それが今は悔しい当機能です……!」
冷静になれ、アカネル。
こうして、セブンセンス法国は救われた。
内戦は即座に終了し、残るスナークを狩る運動が始まった。
すぐさまバーバリアンたちが入ってきて、同じ神を信じるものとして光輝神信者と慈愛神信者と仲良くなったようである。
同じ神の別側面を信仰しているようなものなのだが、よく教義を見てみると、言い換えているだけで内容が一緒だったことが判明したのだ。
闘う必要がない。
主な戒律が同じなんだもん。
なお、バーバリアン特有の戦って勝ち取れ、的なのは彼らの文化の話で、宗教的戒律には無いんだと。
さあて……今夜はカオルンとお楽しみして、またどこかに旅立つとしようかなあ……。
そう考えていたら、ルミイが「マナビさん!」と俺に突撃してきた。
背後から質量あるものがボイーンと当たり、サンドイッチになったカオルンが「むぎゃー!」と悲鳴をあげた。
カオルンがぺちゃんこになってしまう。
「落ち着けルミイ、なんだなんだ」
目を回したカオルンを引っ張り上げ、お姫様抱っこした俺である。
前に回り込んだルミイが、鼻息も荒く告げた。
「ママから連絡がありました! シックスセンス帝国が、残るパワーを使ってドラゴンを召喚したそうです! かなりヤバそうだから手伝いに来て、だそうですよー!!」
「ド、ドラゴンだってー!?」
まるでファンタジーじゃないか!
──だが、まずはカオルンとエッチなことをするのが最優先だからな……!!
9
あなたにおすすめの小説
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!
月芝
ファンタジー
国の端っこのきわきわにある辺境の里にて。
不自由なりにも快適にすみっこ暮らしをしていたチヨコ。
いずれは都会に出て……なんてことはまるで考えておらず、
実家の畑と趣味の園芸の二刀流で、第一次産業の星を目指す所存。
父母妹、クセの強い里の仲間たち、その他いろいろ。
ちょっぴり変わった環境に囲まれて、すくすく育ち迎えた十一歳。
森で行き倒れの老人を助けたら、なぜだか剣の母に任命されちゃった!!
って、剣の母って何?
世に邪悪があふれ災いがはびこるとき、地上へと神がつかわす天剣(アマノツルギ)。
それを産み出す母体に選ばれてしまった少女。
役に立ちそうで微妙なチカラを授かるも、使命を果たさないと恐ろしい呪いが……。
うかうかしていたら、あっという間に灰色の青春が過ぎて、
孤高の人生の果てに、寂しい老後が待っている。
なんてこったい!
チヨコの明日はどっちだ!
【完結】腹ペコ貴族のスキルは「種」でした
シマセイ
ファンタジー
スキルが全てを決める世界。
下級貴族の少年アレンが授かったのは、植物の種しか生み出せない、役立たずの『種』スキルだった。
『種クズ』と周りから嘲笑されても、超がつくほど呑気で食いしん坊なアレンはどこ吹く風。
今日もスキルで出した木の実をおやつに、マイペースな学院生活を送る。
これは、誰もがクズスキルと笑うその力に、世界の常識を覆すほどの秘密が隠されているとは露ほども知らない、一人の少年が繰り広げる面白おかしい学院ファンタジー!
ざまぁされた馬鹿勇者様に転生してしまいましたが、国外追放後、ある事情を抱える女性たちの救世主となっていました。
越路遼介
ファンタジー
65歳で消防士を定年退職した高野健司、彼は『ざまぁ』系のネット小説を好み、特に『不細工で太っている補助魔法士の華麗な成り上がり』と云う作品を愛読していた。主人公アランの痛快な逆転劇、哀れ『ざまぁ』された元勇者のグレンは絶望のあまり…。そして、85歳で天寿を全うした健司は…死後知らない世界へと。やがて自身が、あのグレンとなっていることに気付いた。国外追放を受けている彼は名を変えて、違う大陸を目指して旅立ち、最初に寄った国の冒険者ギルドにて女性職員から「貴方に、ある事情を抱えている女性たちの救世主になってもらいたいのです」という依頼を受けるのであった。そして、そのある事情こそ、消防士である高野健司が唯一現場で泣いた事案そのものだったのである。
長女は家族を養いたい! ~凍死から始まるお仕事冒険記~
灰色サレナ
ファンタジー
とある片田舎で貧困の末に殺された3きょうだい。
その3人が目覚めた先は日本語が通じてしまうのに魔物はいるわ魔法はあるわのファンタジー世界……そこで出会った首が取れるおねーさん事、アンドロイドのエキドナ・アルカーノと共に大陸で一番大きい鍛冶国家ウェイランドへ向かう。
魔物が生息する世界で生き抜こうと弥生は真司と文香を護るためギルドへと就職、エキドナもまた家族を探すという目的のために弥生と生活を共にしていた。
首尾よく仕事と家、仲間を得た弥生は別世界での生活に慣れていく、そんな中ウェイランド王城での見学イベントで不思議な男性に狙われてしまう。
訳も分からぬまま再び死ぬかと思われた時、新たな来訪者『神楽洞爺』に命を救われた。
そしてひょんなことからこの世界に実の両親が生存していることを知り、弥生は妹と弟を守りつつ、生活向上に全力で遊んでみたり、合流するために路銀稼ぎや体力づくり、なし崩し的に侵略者の撃退に奮闘する。
座敷童や女郎蜘蛛、古代の優しき竜。
全ての家族と仲間が集まる時、物語の始まりである弥生が選んだ道がこの世界の始まりでもあった。
ほのぼののんびり、時たまハードな弥生の家族探しの物語
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
勇者パーティーを追い出された大魔法導士、辺境の地でスローライフを満喫します ~特Aランクの最強魔法使い~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
クロード・ディスタンスは最強の魔法使い。しかしある日勇者パーティーを追放されてしまう。
勇者パーティーの一員として魔王退治をしてくると大口叩いて故郷を出てきた手前帰ることも出来ない俺は自分のことを誰も知らない辺境の地でひっそりと生きていくことを決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる