復讐のエリスルージュ~イスワルド冒険記~

八雲 全一

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ブリジストの町に私が辿り着いてから一週間程が経った。私は両親を失い故郷をも失ったショックがまだ残っていて何もする気が起きなかったのだ。
それは当然仕方ない事の様に思える。復讐の為に気を張つめていても一度気が緩んでしまえばまたやる気を取り戻すには時間が必要なのだ。
宿の部屋で目覚めた私。独り言ちる。
「何にもしないでもう一週間が経ったわね。まあ体調を整えるのには丁度良かったけれど何時までもだらだらとしてられないわ。この町で仕事を見つけないと。」
彼女は仕事を探すために宿屋を出て酒場に向かった。色々な噂話や仕事の依頼を集めるのは酒場という事は私も知っていたのだ。
平日の昼間の為、町には人気が無かった。皆職場で仕事をしているのだろう。働かなければ生きていく事は出来ないのだ。それは私についても同じである。
酒場は宿屋のある通りから一つ離れた近所にあった。私は昼間の酒場に足を踏み入れた。
ギイと音を立てて開く扉。中にはマスターの姿があった。黒髪黒目の髭面の男でどこかいかがわしい雰囲気を放っている。だが仕事の為だ。気乗りのしないエリスルージュだったがマスターに対して口を開いた。
「こんにちは。マスターさん。仕事を探しているのだけれど良い仕事は無いかしら?」
ジロりと私を見定めるマスター。ふとニヤリと笑みを浮かべた。
「御嬢さん。あんたにこなせる依頼なんてウチにはないね。殺しや討伐依頼ばかりだぞ。あんたのような気弱そうなお嬢さんには無理だ。帰りな。じゃあな。」
そういうと店の奥に引っ込んでいくマスター。私はイラッと来た。何なのよ。人の事を見くびって!覚えてなさいよ。ストームカリバーを鞘から引き抜く。怪しい霊気が周辺に立ち込めた。私はマスターが引っ込んでいった奥の部屋にある柱に向かってストームカリバーを投擲した。ブワッと音を立てて真っ直ぐに飛翔するストームカリバー。柱に突き刺さると霊気の波動が辺りに伝わり酒場が強い揺れに襲われた。
すると慌てたマスターが奥の部屋の中から出てきた。辺りを見渡している。
「オイオイ。何事だ。酒場が倒壊しちまう。…御嬢さんがやったのかい。この刀を投げて…とんでもない業物の様だな。これならモンスターでも人殺しでも何でも出来るっていう訳か。分かったよ。甘く見くびった俺が悪かったよ。御嬢さん。改めて依頼の話をさせてもらおうか。」
私はストームカリバーを壁から引き抜くと鞘に納めてマスターの話を聞くことにした。
「分かればよろしいわ。それでどんな仕事があるのかしら。モンスターの討伐依頼ならともかく殺人の依頼もあるの?中々物騒ね。私イーストリア帝国絡み以外の殺しは避けたいと思っているの。そこの所よろしくね。マスターさん。」
「イーストリア帝国に故郷を潰された…みたいだな。ウチみたいな大陸の最南東じゃあ奴らに関わる仕事は無いぜ。今頼める仕事と言えばそうだな…モンタナ盗賊団の頭の首を持ってくる事だな。早速殺しの話になって申し訳ないがウチにある取り敢えずの依頼はこんな所だ。」
「人殺しは避けたいのだけど、まあ生きていく為にはそうも言ってられないわね。それに盗賊団と言えば人様に迷惑を掛けているでしょうし、殺しも厭わないでしょう。そんな連中を放っておく訳には行かないわね。初仕事承るわ。」
「ありがとうよ。御嬢さん。奴らはブリジストの外のザイス山の中腹に野営地を持っている事が分かっている。そこまで歩いて行って盗賊団を壊滅させてくれ。遠慮はいらない。全員血祭りにあげるんだ。頭の首に関わる物か何かを持ってくれば依頼完了とさせてもらうぜ。奴らは全員シャウヤーン連合軍の軍人崩れだ。油断するなよ。命に関わるぜ。」
「了解したわ。マスターさん。ザイス山まで向かってモンタナ盗賊団を壊滅させればいいのね。私の剣撃の冴えを盗賊の皆さんに御目に入れるとしましょう。それじゃあね。マスターさん。行ってくるわ。」
私はそう告げると酒場を出ていった。宿屋に荷物は置いていないのでこのままザイス山まで向かう。町の門を通り抜けて町の外に出ると酒場でマークを付けていた地図を眺めてみる。ザイス山はここから西にあるようだ。
原っぱにある街道を西に歩いて行く。二時間程歩いただろうか。この先ザイス山と書かれた看板が立っている。見上げると木に覆われた山がある。登山口に入り山を登っていく。周りは木ばっかりだ。何処にも盗賊団の野営地等見当たらないじゃない。あのマスター…嘘はついてないでしょうね。
その後も山道をひたすら歩いて行った。モンスター一匹でやしない。こんな所に人間は居るのだろうか?そんな事を考えながら進んでいくと開けた場所に出た。辺りは夕暮れ時だ。その為か既に明かりが灯してある…盗賊の野営地だ!何人かの盗賊が寛いでいた。ここに盗賊団の頭も居ればいいのだけど。
私はストームカリバーを鞘から抜くと駆け込んでいった。
「不埒な盗賊ども!天に代わってこのエリスルージュが天誅を下す!くたばりなさい。ストームカリバーの剣閃を受けよ!」
いきなり野営地に突っ込んできた私に盗賊団のメンバーが気付いたようだった。
焦る盗賊団のメンバー。今までこんな風に立ち向かってくる冒険者などいなかったというのに!畜生。モンタナ盗賊団全員で囲んで叩けば勝てるか?口では強がってみる。
「へっ!御嬢ちゃん一人でどうするって言うんだい?俺達を倒しきれるとでも?笑っちまうぜ。お前ら!囲んで袋にしてしまえ!やったるぜ。」
そう言うとその盗賊が私に飛びかかってきた。周りからはテントから這い出てきた盗賊が続々と集結してきた。騒ぎを聞きつけたのだろう。その数…二十人位だろうか。
私は飛び込んでくる盗賊に対処するためにストームカリバーを中腰で構えた。そしてまさに目の前に飛びかかってきた瞬間に切り上げてカウンターの一撃を決める。風切り音と共に盗賊の体が真っ二つに両断された。ストームカリバーの刀身は低い音を立てて振動しており盗賊の死体の血の一滴もついていなかった。
やれる。この魔剣となら。何だって切り伏せられる。間違いない。
私達の様子を残りの盗賊団が凝視していた。盗賊達は口々にまくし立てる。
「おい!見たか。サムの奴が一撃で切り殺されちまったぜ。あの女は何者だ?俺達までは流石にやられねえよな?」
「分からないぜ。手にしているのは相当な魔剣だ。本人の腕はともかく魔剣の性能で押し切られるぜ。皆手持ちは刀剣ばかりだ。闘えば確実に殺されるだろう。逃げなくちゃ不味いぜ。」
「何弱気になってんだよ。相手はただの女だぜ。俺は行ってくる。サムみたいなへまはしねえ!行くぜ。俺の剣捌きを受けろ。」
そう言うと盗賊団のメンバーが飛び出していった。それに続く様に他のメンバーも飛びかかる。
続々と差し迫ってくる盗賊団のメンバー達。私は深呼吸をした。
私はこんな所で死ねない。ストームカリバーなら殺せるわ。何人来たって一緒。剣術は心得がある。お父様に直々に習っていたもの。
眼の前に盗賊が泳ぎ出る。上段八双の構えから必殺の剣閃を放つ。それは古の闇の歴史の剣術で示現と呼ばれる流派の一撃だった。全てを上段からの一撃に掛ける。
渾身の袈裟斬りが盗賊の刀の上から叩き込まれた。盗賊の刀はまるで枝でも折るようにストームカリバーに折られた。そして刃はそのまま盗賊の脳天を穿った。また一人始末した。
残りは何人かしら?後何人殺せばいいの?
盗賊達には明らかに動揺が広まっていた。野営地を捨てて逃げようとする者もいた。しかしそんな裏切り者は生かしておけない。テントの中から一部始終を見ていたモンタナは逃げ出そうとするものを拳銃で射殺した。そして残った盗賊に声を掛ける。
「こんなお嬢さん相手にいつまで手間取っているんだ。早く片付けろ。出ないと俺が不出来なお前らを片付ける羽目になる。こんな所で死にたくないだろ。さあ早く殺せ。敵は一人だ。俺の手間を掛けさせるな。」
「そんな!御頭。こいつは強すぎます!俺達じゃまるで歯が立ちません。助けてください。お願いします。」
そう言った盗賊の頭に穴が開いて死んだ。モンタナの拳銃が火を噴いたのだ。
「弱虫は俺の兵隊に要らねえ。さあ闘い続けろ。全員死ぬ気で闘え。そうでないとここで全員本当に死ぬ事になるぞ。」
「ひえええ。分かりました。闘いますから殺さないでください。御頭!」
ようやく盗賊団の首領が出てきたようね。味方を撃ち殺すなんて…なんて冷酷なのかしら。私の事は部下に任せて自分はふんぞり返って、逃げ出す味方を撃ち殺すって言うのが頂けないわね。今までどうやって盗賊団を取りまとめてきたのか不思議だわ。だって今にも盗賊団は瓦解しそうなんですもの。私が二人殺しただけでこの大騒ぎ。まあ今日で壊滅してもらわないといけないんだけれどね。…仕事なんだから。残りの盗賊達を片付けてしまいましょう。
私は私の近くに飛びかかってきたまま冷や汗を掻いて固まっている盗賊に刃を向けた。
さあ命を貰いましょうか!ストームカリバーで袈裟斬り!盗賊は肩から体を両断されて死んだ。余りに速い剣閃に身を護る事すら出来なかったようだ。隣の盗賊に返す刃で下からの一閃…燕返しを撃つ。
今度は股間から体を両断されて盗賊は死んだ。周りの盗賊も息をのむばかりでまともに私に対応できない様だ。
と、目の前の盗賊の頭に穴が開いて死んだ。また首領のモンタナが撃ち殺したのだろう。盗賊団のメンバーの命は軽すぎる。ひどいものだわ。また言分があるんでしょうけど。
モンタナが口を開く。
「動きが止まっているぞ。この女を殺せと命令したはずだぞ。早くしろ。速やかに殺せ。そうしないと死ぬのはお前たちの方だぞ。間抜けどもめ…」
盗賊達は恐怖で完全に恐慌状態に陥っていた。皆剣を握りしめて私に突貫してくる。
「うわあああ。死ね。殺してやる。このクソ女め!」
「やってやるよ。お前を殺してやる。御嬢さん!」
「ここでやらなきゃ殺されるのは俺の方だ。殺してやる女ァ!」
それぞれが雄たけびを上げて突入してくる。私はストームカリバーの柄を長く持ち必殺の剣閃に備えた。
一斉に飛びかかってくる盗賊達。私はストームカリバーを握ったまま大きく回転し、回転切りを放った。盗賊達は構えている刃ごと私の剣閃に切り裂かれた。今ので五人死亡。盗賊団は半数近く死亡している。
捨て鉢になった残りの盗賊達も突っ込んでくる。私は流れる様な剣舞を舞い彼らに死を与えた。袈裟斬り、直突き、三連撃、燕返し、回転切り…私にしか認識しきれない程手早く剣撃を捻じ込んでいった。ある一撃は盗賊の胸を穿ち、他の一撃は盗賊の頭をまるでバターを切るように撥ね飛ばした。相手の刀を両断したうえで胴体を切り離した一撃もあった。刃物も木の枝を切る様にストームカリバーは切り結んだ。最早動いている人間は居なくなっていた。
これでモンタナ盗賊団はほぼ壊滅だ。ほぼと言うのは重要な人物がまだ一人のうのうと生きているという事だ。部下だけを戦わせて自分は闘いの場に現れなかった。首領のモンタナだ。
彼がさっきから指示を出していたテントにタケミカヅチを撃ち込んだ。中から人影が飛び出てきた。タケミカヅチの銃弾が着弾したのだろうか…左腕が爆ぜている…青髪黒目の大男。モンタナだ。息を荒げている。
「グハァハァハァ…お嬢さん…やってくれるじゃないか。これで俺の盗賊団は全滅だ。どうだい。気は晴れたかい?ここまで大勢殺してとても愉快だっただろう。」
ッッ…不快な奴だ。私が殺戮を楽しんでいるとでも?
「私は人殺しを楽しんだ事など無いし、今日が初めての殺しよ。むしろ重い気分になってるわね。風呂に入る時とか寝る前にあんたら盗賊の顔が思い浮かびそうで勘弁してほしいわよ。まるで弱いもの虐めみたいになってしまったしね。あんたと一緒にしないで頂戴。」
「フン。あれほど鮮やかに弄ぶように殺しておいて良く言うぜ。御嬢さん。あんたは殺しを楽しんでいる。間違いなくな。…もし殺しを楽しんでないというなら俺を見逃してくれないか?どうせブリジストからの依頼でやってきたんだろうが、俺の首一つ必要だと言われているんだろう。首が残らないくらい破損がひどい死体になる事もあるはずだ。その時は別の遺品で事足りる筈だ。俺の兵士の認識票とかな。さあ違うというなら見逃してくれ。ここには無抵抗な男が一人いるだけだぜ。」
「あんたは部下を殺した上に、全員を捨て駒みたいに扱ったわよね。その上一人だけ生き延びたいなんて、ムシが良すぎないかしら?あんたはここで死ぬのよ。モンタナ。それに後ろに回している右手に拳銃を握っているじゃない。見落としては無いわよ。あんたに殺される前に私があんたを殺すわ。さようなら。」
そう言うと私はタケミカヅチを構えようとしたが、モンタナの拳銃を抜くスピードの方が速かった。何度も聞こえる拳銃の発射音。拳銃の弾が私の腹を貫いた。血の塊を吐きそうになる。自分の怪我に構わずに私はタケミカヅチをモンタナの頭に照準を合わせて発射した。モンタナの額に大きな穴が開き飛び散る脳漿。これで奴は本当に死んだはずだ。でも出血が激しい…私もここで死ぬ…のね…段々寒くなってきた。お父様…お母様…ごめんなさい。生き長らえた命だけどここで散ります。許して…下さい。
…?
誰かが私を抱えている…誰かは分からないけれど…私の体は燃えるように熱くなっていた。意識が戻ってくる。目の前には長い赤髪、赤目の女の子が居る。私よりも幼い少女だ。私を抱き留めてくれている。
この子に助けられたのかしら?…まさか助けが来るなんてね。信じられないわ。
眠い。安心してしまったからだろうかどうにも眠気が出てきた。体の火照りは収まって来ている。
この場はこのまま眠りに着こう。依頼は成功した事だしね。私はそのまま女の子に身を任せて眠りに着いてしまった。
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