8 / 49
第1章
私の豪運は災厄を届ける。
しおりを挟む
翌日、私はお布団で奴隷ちゃんとクッションを堪能してからギルドへ向かった。
無論、昨日の件があったので奴隷ちゃんは屋敷でお留守番だ。
一緒に行動した途端、またすぐに領主の首がすげ替わるのはゴメンである。
洋風で受付係がいっぱい居てガヤガヤしている様子を期待したが、
どうやらその逆で日本の居酒屋に近い。
「ほーここがギルド。」
「そうにゃ。色々あったけど・・・・テウリアのギルドへ、ようこそにゃ。」
奥から、真面目そうな男が出てくる。
「ようこそいらっしゃいました。領主様、テウリアの次期ギルド長様」
「にゃ!」
「ども。」
「早速、管理をお任せしたいと言いたいところですが・・。」
男は一枚の紙を広げる。
「王国からの緊急連絡!?どういうことにゃ?」
「えぇ、それが今年は・・・。」
何かを思い出したようにクッションは驚く。
「災厄年だったのかにゃー・・・。」
「そうです、そしてそのモンスターも目撃されています。」
「にゃー。とうとう、ここにも来たにゃね・・・・。」
「私を置いて馬車を走らせないでほしい・・・。」
「にゃ。すまにゃい。」
真面目そうな男は咳払いをした後話し出す。
伝説上の最強の土竜マグナ・クエーク
普段は地中深くのマグマ付近を泳ぎながら生活し、100年毎に地上に姿を現すそうだ。
地上に姿を表した時、非常に広い範囲に渡って被害が出るので多くの土地でその言い伝えが残っているそうな。
クッションが言うには、地上を泳ぐクジラというイメージのようで、討伐や撃退はもってのほか、進路をそらしただけでも歴史に残るレベルのモンスターらしい。
テウリア付近には一度も出現したことがなく、安全ということもあり文化的な建造物が多いそうだ。
「にゃんだか、立て続けに不運が起こるものにゃね・・・」
普通に100年に一度の伝説級モンスターを安全地域に呼んじゃう奴隷ちゃん・・・。
こりゃ、金貨払ってでも手放すわな・・・私の場合、問題ないし可愛いからいいけど。
「領主様、最近何かあったのでしょうか?」
「何もないにゃ。撃退用の装備は?」
「砲8門、魔導兵器1門、人員は・・・・30名です・・。」
「はぁ・・・。大戦中にゃね・・・・。」
「はい。それとどれも対人用です。」
「撤退しか無いにゃ。」
私には微かというよりも確実に勝利する気概しかなかった。
「ちょい待ち!」
「待たないにゃ。領主として領内の人員が最優先にゃ。」
「勝てるかもしれないんだけど・・・・。」
そうつぶやくと、私の顔を両手で引き寄せてクッションが怒る。
「な に を 馬鹿なこと言ってるにゃ!責任取らせるにゃよ!」
責任とは??・・・初めてクッションに本気で怒られた気がする。
「うぅ。」
「お前が賭博で荒稼ぎしようと、それは対等な運での勝負の話にゃ。」
「はい。」
当然対等ではないけど・・・。
「不利だと思ったら逃げる。それが生きるコツにゃ。」
さすが50年の重み。
「では領内に避難勧告を出しておきます。」
「よろしくにゃ。」
バタン!
ギルドの紋章が入った男が入ってくる。
「伝令です!」
「どうしましたか?」
「マグナ・クエークが此処より約80kmのところに出現、こちらに向かっている模様!!」
「にゃ!?」
「なんですかそれは!」
「おー。」
それていたはずの伝説級モンスターの進行方向を修正させてきた。
奴隷ちゃんの不運がさらなる追撃を仕掛けて来たようだ。
「このままだと、テウリアは明日にも壊滅します!!!!」
無論、昨日の件があったので奴隷ちゃんは屋敷でお留守番だ。
一緒に行動した途端、またすぐに領主の首がすげ替わるのはゴメンである。
洋風で受付係がいっぱい居てガヤガヤしている様子を期待したが、
どうやらその逆で日本の居酒屋に近い。
「ほーここがギルド。」
「そうにゃ。色々あったけど・・・・テウリアのギルドへ、ようこそにゃ。」
奥から、真面目そうな男が出てくる。
「ようこそいらっしゃいました。領主様、テウリアの次期ギルド長様」
「にゃ!」
「ども。」
「早速、管理をお任せしたいと言いたいところですが・・。」
男は一枚の紙を広げる。
「王国からの緊急連絡!?どういうことにゃ?」
「えぇ、それが今年は・・・。」
何かを思い出したようにクッションは驚く。
「災厄年だったのかにゃー・・・。」
「そうです、そしてそのモンスターも目撃されています。」
「にゃー。とうとう、ここにも来たにゃね・・・・。」
「私を置いて馬車を走らせないでほしい・・・。」
「にゃ。すまにゃい。」
真面目そうな男は咳払いをした後話し出す。
伝説上の最強の土竜マグナ・クエーク
普段は地中深くのマグマ付近を泳ぎながら生活し、100年毎に地上に姿を現すそうだ。
地上に姿を表した時、非常に広い範囲に渡って被害が出るので多くの土地でその言い伝えが残っているそうな。
クッションが言うには、地上を泳ぐクジラというイメージのようで、討伐や撃退はもってのほか、進路をそらしただけでも歴史に残るレベルのモンスターらしい。
テウリア付近には一度も出現したことがなく、安全ということもあり文化的な建造物が多いそうだ。
「にゃんだか、立て続けに不運が起こるものにゃね・・・」
普通に100年に一度の伝説級モンスターを安全地域に呼んじゃう奴隷ちゃん・・・。
こりゃ、金貨払ってでも手放すわな・・・私の場合、問題ないし可愛いからいいけど。
「領主様、最近何かあったのでしょうか?」
「何もないにゃ。撃退用の装備は?」
「砲8門、魔導兵器1門、人員は・・・・30名です・・。」
「はぁ・・・。大戦中にゃね・・・・。」
「はい。それとどれも対人用です。」
「撤退しか無いにゃ。」
私には微かというよりも確実に勝利する気概しかなかった。
「ちょい待ち!」
「待たないにゃ。領主として領内の人員が最優先にゃ。」
「勝てるかもしれないんだけど・・・・。」
そうつぶやくと、私の顔を両手で引き寄せてクッションが怒る。
「な に を 馬鹿なこと言ってるにゃ!責任取らせるにゃよ!」
責任とは??・・・初めてクッションに本気で怒られた気がする。
「うぅ。」
「お前が賭博で荒稼ぎしようと、それは対等な運での勝負の話にゃ。」
「はい。」
当然対等ではないけど・・・。
「不利だと思ったら逃げる。それが生きるコツにゃ。」
さすが50年の重み。
「では領内に避難勧告を出しておきます。」
「よろしくにゃ。」
バタン!
ギルドの紋章が入った男が入ってくる。
「伝令です!」
「どうしましたか?」
「マグナ・クエークが此処より約80kmのところに出現、こちらに向かっている模様!!」
「にゃ!?」
「なんですかそれは!」
「おー。」
それていたはずの伝説級モンスターの進行方向を修正させてきた。
奴隷ちゃんの不運がさらなる追撃を仕掛けて来たようだ。
「このままだと、テウリアは明日にも壊滅します!!!!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
構造理解で始めるゼロからの文明開拓
TEKTO
ファンタジー
ブラック企業勤めのサラリーマン・シュウが転生したのは、人間も街も存在しない「完全未開の大陸」だった。
適当な神から与えられたのは、戦闘力ゼロ、魔法適性ゼロのゴミスキル《構造理解》。
だが、物の仕組みを「作れるレベル」で把握できるその力は、現代知識を持つ俺にとっては、最強の「文明構築ツール」だった――!
――これは、ゴミと呼ばれたスキルとガラクタと呼ばれた石で、世界を切り拓く男の物語。
傷物転生令嬢マグダリーナと原初の魔法使いエステラの幻想譚-女神とスライムの光とともに- (旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
※他サイトでも掲載しています
※ちょいちょい手直ししていってます
2026.12.14 タイトル変更 旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる