奴隷を使った実験録。

まぐろ

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あたらしいぼく

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目が覚める。いつから眠っていたんだろう?目の前には眠ってしまう前に抱っこしていた友達ぬいぐるみ
そうだ…確かご主人様と運動、するんだっけ。
僕は起き上がってきょろきょろしてご主人様を探す。この部屋には僕しかいないみたいで、静まり返っている。

「……………」

首に違和感を感じて首を撫でるが、何もついていない。
そういえば、ご主人様がいない時は転がっておくんだっけ。1人は怖いから、ぬいぐるみと手を繋いで寝っ転がった。本当にこれでいいのだろうか。

「あー…重っ…よいしょっと…あ。祐希くん起きてる。お友達、ここに置いておくね。」

さっきまで1個だったぬいぐるみがたくさんになった。僕は嬉しくなってご主人様に身体を擦り付けた。ご主人様も嬉しそうに笑ってくれた。

「あぁぅ、う…う、んん…」

「うんうん。嬉しいんだね。祐希くんぬいぐるみ好きだもんね。自分からすりすりできて偉いねぇ。」

ご主人様に撫でられて僕は甘えたような声を出した。記憶の節々に靄がかかっている気がするけど、きっとどうでもいいことだ。この人はいい人で、僕はこの人が大好き。それでいい。

「ん…、えへへ…」

僕はにこにこ笑った。最後に笑顔になったのはいつだっけ。もうほとんど会派はできなくなってしまったけど、感情は少しずつ出せるようになってきていた。

「お、笑えるようになったね。ずっと眠たそうな顔してたから嬉しいよ。」

──ご主人様が笑ったら叩いたくせに!!僕はご主人様といるのが嬉しかっただけなのに!!

許さない、呪ってやると誰かの憎悪が聞こえる。僕は途端に怖くなってぬいぐるみのそばで震えた。でも、ご主人様が大丈夫だよと声をかけてくれたからなんとなく大丈夫な気がした。

「慣れてきたみたいだし…召使達の休暇も終わらせよっか。祐希くん、お友達が増えるよ。良かったね。」



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