僕の調教監禁生活。

まぐろ

文字の大きさ
43 / 59

休息2

しおりを挟む
目が覚めると、もう拘束はされていなかった。
お兄さんに膝枕されて、お兄さんは心配そうな顔をしていた。
自分でやったくせに、心配するなんて。

「大丈夫…?」

「……大丈夫。お兄さん…僕のこと薬でどうにかしようなんて。最低。」

僕がそう言うと、お兄さんはホッとしたような顔をする。どうしてそんな顔をするの…?
もしかして本当に僕のこと…

「…元の悠佳くんに戻っちゃった?」

「………………ん。」

黙って手を広げる。お兄さんがなかなか抱きしめてくれないので僕から抱きついた。薬はもう効いていないから、やっと僕の気持ちを伝えられる。

「お兄さんは最低。でも、大好き。」

「悠佳くん……」

ここに来たときはお兄さんのことはよく知らなかったし、今も詳しいところは知らない。でも、僕を家族みたいに優しくしてくれる。
ずっとこんな日々が欲しかった。
やっと手に入ったんだ。手放したくない。
僕はお兄さんが大好き。

「悠佳くん…やっぱり、君の気持ちだったんだね。理解してあげられなくてごめん。俺も大好きだよ。」

抱きしめる力が強くなる。気持ちが伝わって嬉しい。これで僕とお兄さんは結ばれるんだ。

「それじゃあ…これからもよろしく。悠佳くん。」

「うん!お兄さん!」

お兄さんといると心から笑顔になれる。なんて幸せなんだろう。

「僕のことずっと閉じ込めてね…お兄さんだけの僕だから!」

「ああ…そのことなんだけど」

お兄さんが、少し困ったような顔をする。せっかくこのままの幸せが続くことを喜んでいたのに、お兄さんは何をする気なんだろう?

「薬が完全に抜けたら…悠佳くんを軟禁にしようと思って。」

「…えっ?」

薬が抜けたら監禁じゃなくなる?軟禁は確か、部屋の中は自由だけど外に出られなくなるやつだ。
もう監禁じゃなくなる…?そんなの嫌だ。
どうにかしてお兄さんの考えを変えなきゃ。
ここから…出られませんように。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

『続・聖パラダイス病院』

菊池昭仁
現代文学
『聖パラダイス病院』の続編です。こんな病院なら入院生活も悪くはありません。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...