23 / 43
第二章:別れの章 〜迷走するルート〜
第二十三話 診断結果
しおりを挟む
絶対に嫌、いきません。寝ていれば良いのだから、おとなしく、しているから。
行かないの、嫌なの。ずっと、良い子で寝ているから。美少女美野里ちゃんは、病院なんて行かないのです――。
***
エレベータの扉が開き、未来が何か言いかけたが、私は構わず中に入った。まだ病院の中には、患者さんはいないようだ。掃除をしている看護婦さんたち、受付の準備をしている方、忙しそうである。
ここは、地元では超がつくほど、有名な小児科。子供のころから、怖い先生、鬼の先生と言われていた病院。
私は平気だった。先生は怖くないのである。怖いのは、親。子供の両親である。
小児科の先生は、親が生じ知識があると、論破する。それは、それである。私の言うことを聞きなさいと。船橋市の小児科会長である。
受付で、先生をお願いします。二宮と言えば、わかりますので、お忙しいところ、すみません。小さな声で伝えた。伝わったはず。未来には気が付かれたくないので、外で待っていてと。
受付の方はどのことかわからなかったが、院長に『二宮さんがお越しです。大人の方ですが、お引き取りしましょうか』
(二宮、え、まさか)院長は慌てて中から出て来た。
本当なのかという、驚きの顔が目に入ってきた。美野里と再会である。
私に、千葉大学を紹介してくれたのも、この先生。
「先生、わたし! アメリカで根治してきました、先月日本に帰ってきました、今日はちょっと熱っぽいので」かすれた声で、おそらく聞こえたはず。
鬼の目にも涙である。アメリカに渡ったことは聞いていると、良く帰ってきたと言わんばかりに、院長がボロボロと泣いていた。受付の方や、看護師さんは一体どうしたのだろう。
あの院長が泣いたのである。初めて見た、院長の涙。
「内科は下の階だから、行ってきなさい」院長から案内された。
美野里は深く、頭を下げた。(この先生が、大学病院を紹介してくれなければ、正しい診断をしてくれなければ、私は生きていないのだから、お礼がしたかった)
「はい」と答え、下の内科に、未来と行く。未来はずっと、手を握ってくれていた。
***
内科はすでに複数の方が、来ていた。受付を済ませ待つことにした。順番が来て、美野里は一緒に来てと、未来の手を離さない。
内診が始まった。検温、三十八・四℃。
インフルエンザ、溶連菌、その他の迅速抗原検査。
十五分程隔離された部屋で、待機することになった。
先生が来て、話がありますと、伝えられた。
私は顔を、青ざめた。あの時と同じだ、やはり、嫌だ、嫌だ……。
怖い、怖い、怖い。先生が中に入って来た。
先生の顔を、観れない。小刻みに震えていた。
明らかに何かに怯えているようで、私の手を未来が強く握る。
「うん、風邪、アデノウィルス」紙を見せてくれた。診断結果であった。
「これね、うつりやすいんだよね、プール熱って知っているかな? 子供達が、よくかかるのだけど」
「結膜炎をおこしたりね」
「二宮さんは、結膜炎はないし、喉が赤いかな」
「熱がさがるまで、喉の通りが良いものと、脱水にならないように、OSーワンとかね、解熱剤と整腸剤は出しておくね」
「よかった……ただのアデノだった……よかったあ……」
美野里は熱に浮かされた赤い顔で、ボロボロと涙を流している。
未来は診断結果の紙を見ながら首を傾げた。「いや、よかったって……三十八・四度もあるんだぞ? 辛くない?」
「辛いよ、すっごく辛い。……でも、治るんでしょ?」 先生は、「寝てれば治るけど」と言っていた。
「治る病気になれるなんて、……夢みたい」
高熱に震えながら、幸せそうに未来の手を握った。
(良かった、風邪だった、風邪、アデノウィルス)
「未来、聞いて、聞いて、聞いたよね、良かった! 風邪だって、アデノウィルス! だって」
泣きながら、言った。未来は不思議そうに、私を見ている。
(良かった、再発じゃない。根治だものね。良かった――)
薬等言われたものを揃え、帰宅。
***
パジャマを持ってきてくれた。「えー、だって、風邪よ、風邪」寝なさいと言わんばかりに、ベッドに横になる。
脅しをかけて来た、治らなかったら家から一歩もだしてくれないらしい、それは困る、嫌なので、おとなしくすることに。
「未来、遊びに行っちゃ駄目よ」
……何を言っているのだろうと、言うような目で見られて、眠りについた。髪を撫でていてくれる。いつのまにか、寝てしまった。
目が覚めると、十九時になるころであった。外は日が落ちたのか夜空と、夕方の光のグラデーションである。
検温すると、三十七・五℃。下がってはきている。
「うーーーん。楽になったけど、まだ、だるい」
「うわ、汗でべたべた」
「未来、未来、拭いて」
未来は、新しいタオルをもってきてくれた。エアコンが気持ちが良い。タオルを渡された。じっと未来を見る。すると、もう一枚タオルを渡された。
そうじゃないんだなー。
「ちがうの、未来が拭くの。わたしを」
バチャ、桶が倒れて、未来がつまずいた。あー、あー、水だらけ。
「はやく、気持ちがわるいのー、拭いて」桶にぬるま湯をいれて、タオルを二枚。
顔周り、腕、背中を拭いてくれて、動きが止まった。
私は、体を、指をさす「前も」
またもや、バチャー、桶を倒す未来。……。「前も!」
「できないの、あ、熱が、千五三十八℃まであがってきたー、ごふおん、ごふおん、もう、ダメ、あ、ー ね つ が、 もう、だめ、だめ」」
小さな声が聞こえる、医療行為、医療行為と、よしよし、(ムフフ! 大勝利! )
そこは、「あ、ああー」変な声を出さないでと、注意された。だってえー。
「まだよ、まだ、もう一度、乾いたので、拭いて」
「パジャマも替えたい」
「はい、ありがとう、着替えさせてね」
小声が聞こえる(医療行為、医療行為、あ、触ってしまった、やわらかい。不可抗力、不可抗力……)
たのしい! 未来、かわいい、顔が真っ赤、未来のほうが熱あるのでは? 私はスッキリして、起き上がり、水分とプリン、ウィダーと薬。
朝まで寝なさいといわれて、少しムッとしたが、体はだるいのは変わらないので、寝ることにした。
「つまんなーい」
「つまらなーい」
と連呼していると、痛恨の一撃である、明日も、病院いく? と言われ、おとなしくする。うーん、負けた。
「寝ます。寝てます」
「直ぐに、寝ます。もう、寝てます、みてください、寝てるでしょう」
頭を手で押さえる未来、飽きられている。これは、寝なくてはいけない。大勝利から、敗北に転落。
パジャマの洗濯へと未来は、行ってしまった。未来行っちゃった、行っちゃった、と思いながら、瞼は閉じた。
行かないの、嫌なの。ずっと、良い子で寝ているから。美少女美野里ちゃんは、病院なんて行かないのです――。
***
エレベータの扉が開き、未来が何か言いかけたが、私は構わず中に入った。まだ病院の中には、患者さんはいないようだ。掃除をしている看護婦さんたち、受付の準備をしている方、忙しそうである。
ここは、地元では超がつくほど、有名な小児科。子供のころから、怖い先生、鬼の先生と言われていた病院。
私は平気だった。先生は怖くないのである。怖いのは、親。子供の両親である。
小児科の先生は、親が生じ知識があると、論破する。それは、それである。私の言うことを聞きなさいと。船橋市の小児科会長である。
受付で、先生をお願いします。二宮と言えば、わかりますので、お忙しいところ、すみません。小さな声で伝えた。伝わったはず。未来には気が付かれたくないので、外で待っていてと。
受付の方はどのことかわからなかったが、院長に『二宮さんがお越しです。大人の方ですが、お引き取りしましょうか』
(二宮、え、まさか)院長は慌てて中から出て来た。
本当なのかという、驚きの顔が目に入ってきた。美野里と再会である。
私に、千葉大学を紹介してくれたのも、この先生。
「先生、わたし! アメリカで根治してきました、先月日本に帰ってきました、今日はちょっと熱っぽいので」かすれた声で、おそらく聞こえたはず。
鬼の目にも涙である。アメリカに渡ったことは聞いていると、良く帰ってきたと言わんばかりに、院長がボロボロと泣いていた。受付の方や、看護師さんは一体どうしたのだろう。
あの院長が泣いたのである。初めて見た、院長の涙。
「内科は下の階だから、行ってきなさい」院長から案内された。
美野里は深く、頭を下げた。(この先生が、大学病院を紹介してくれなければ、正しい診断をしてくれなければ、私は生きていないのだから、お礼がしたかった)
「はい」と答え、下の内科に、未来と行く。未来はずっと、手を握ってくれていた。
***
内科はすでに複数の方が、来ていた。受付を済ませ待つことにした。順番が来て、美野里は一緒に来てと、未来の手を離さない。
内診が始まった。検温、三十八・四℃。
インフルエンザ、溶連菌、その他の迅速抗原検査。
十五分程隔離された部屋で、待機することになった。
先生が来て、話がありますと、伝えられた。
私は顔を、青ざめた。あの時と同じだ、やはり、嫌だ、嫌だ……。
怖い、怖い、怖い。先生が中に入って来た。
先生の顔を、観れない。小刻みに震えていた。
明らかに何かに怯えているようで、私の手を未来が強く握る。
「うん、風邪、アデノウィルス」紙を見せてくれた。診断結果であった。
「これね、うつりやすいんだよね、プール熱って知っているかな? 子供達が、よくかかるのだけど」
「結膜炎をおこしたりね」
「二宮さんは、結膜炎はないし、喉が赤いかな」
「熱がさがるまで、喉の通りが良いものと、脱水にならないように、OSーワンとかね、解熱剤と整腸剤は出しておくね」
「よかった……ただのアデノだった……よかったあ……」
美野里は熱に浮かされた赤い顔で、ボロボロと涙を流している。
未来は診断結果の紙を見ながら首を傾げた。「いや、よかったって……三十八・四度もあるんだぞ? 辛くない?」
「辛いよ、すっごく辛い。……でも、治るんでしょ?」 先生は、「寝てれば治るけど」と言っていた。
「治る病気になれるなんて、……夢みたい」
高熱に震えながら、幸せそうに未来の手を握った。
(良かった、風邪だった、風邪、アデノウィルス)
「未来、聞いて、聞いて、聞いたよね、良かった! 風邪だって、アデノウィルス! だって」
泣きながら、言った。未来は不思議そうに、私を見ている。
(良かった、再発じゃない。根治だものね。良かった――)
薬等言われたものを揃え、帰宅。
***
パジャマを持ってきてくれた。「えー、だって、風邪よ、風邪」寝なさいと言わんばかりに、ベッドに横になる。
脅しをかけて来た、治らなかったら家から一歩もだしてくれないらしい、それは困る、嫌なので、おとなしくすることに。
「未来、遊びに行っちゃ駄目よ」
……何を言っているのだろうと、言うような目で見られて、眠りについた。髪を撫でていてくれる。いつのまにか、寝てしまった。
目が覚めると、十九時になるころであった。外は日が落ちたのか夜空と、夕方の光のグラデーションである。
検温すると、三十七・五℃。下がってはきている。
「うーーーん。楽になったけど、まだ、だるい」
「うわ、汗でべたべた」
「未来、未来、拭いて」
未来は、新しいタオルをもってきてくれた。エアコンが気持ちが良い。タオルを渡された。じっと未来を見る。すると、もう一枚タオルを渡された。
そうじゃないんだなー。
「ちがうの、未来が拭くの。わたしを」
バチャ、桶が倒れて、未来がつまずいた。あー、あー、水だらけ。
「はやく、気持ちがわるいのー、拭いて」桶にぬるま湯をいれて、タオルを二枚。
顔周り、腕、背中を拭いてくれて、動きが止まった。
私は、体を、指をさす「前も」
またもや、バチャー、桶を倒す未来。……。「前も!」
「できないの、あ、熱が、千五三十八℃まであがってきたー、ごふおん、ごふおん、もう、ダメ、あ、ー ね つ が、 もう、だめ、だめ」」
小さな声が聞こえる、医療行為、医療行為と、よしよし、(ムフフ! 大勝利! )
そこは、「あ、ああー」変な声を出さないでと、注意された。だってえー。
「まだよ、まだ、もう一度、乾いたので、拭いて」
「パジャマも替えたい」
「はい、ありがとう、着替えさせてね」
小声が聞こえる(医療行為、医療行為、あ、触ってしまった、やわらかい。不可抗力、不可抗力……)
たのしい! 未来、かわいい、顔が真っ赤、未来のほうが熱あるのでは? 私はスッキリして、起き上がり、水分とプリン、ウィダーと薬。
朝まで寝なさいといわれて、少しムッとしたが、体はだるいのは変わらないので、寝ることにした。
「つまんなーい」
「つまらなーい」
と連呼していると、痛恨の一撃である、明日も、病院いく? と言われ、おとなしくする。うーん、負けた。
「寝ます。寝てます」
「直ぐに、寝ます。もう、寝てます、みてください、寝てるでしょう」
頭を手で押さえる未来、飽きられている。これは、寝なくてはいけない。大勝利から、敗北に転落。
パジャマの洗濯へと未来は、行ってしまった。未来行っちゃった、行っちゃった、と思いながら、瞼は閉じた。
20
あなたにおすすめの小説
ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」
masuta
キャラ文芸
恋と友情、そして命を懸けた決断。青春は止まらない。
世界を股にかける財閥の御曹司・嘉位は、U-15日本代表として世界一を経験した天才投手。
しかし、ある理由で野球を捨て、超エリート進学校・和井田学園へ進学する。
入学式の日、偶然ぶつかった少女・香織。
彼女は、嘉位にとって“絶対的替えの効かない、唯一無二の存在”だった。
香織は、八重の親友。
そして八重は、時に未来を暗示する不思議な夢を見る少女。
その夢が、やがて物語を大きく動かしていく。
ゴールデンウィーク、八重の見た夢は、未曾有の大災害を告げていた。
偶然か、必然か……命を守るために立ち上がる。
「誰も欠けさせない」という信念を胸に走り続ける。
やがて災害を未然に防ぎ、再びグラウンドへと導く。
その中で、恋もまた静かに進んでいく。
「ずっと、君が好きだった」告白の言葉が、災害と勝負を越えた心を震わせる。
それぞれの想いが交錯し、群像劇は加速する。
一人ひとりが主人公。人生に脇役はいない。
現代ファンタジーとリアルが交錯する青春群像劇。
本作は小説家になろう、オリジナル作品のフルリメイク版です。
『俺アレルギー』の抗体は、俺のことが好きな人にしか現れない?学園のアイドルから、幼馴染までノーマスク。その意味を俺は知らない
七星点灯
青春
雨宮優(あまみや ゆう)は、世界でたった一つしかない奇病、『俺アレルギー』の根源となってしまった。
彼の周りにいる人間は、花粉症の様な症状に見舞われ、マスク無しではまともに会話できない。
しかし、マスクをつけずに彼とラクラク会話ができる女の子達がいる。幼馴染、クラスメイトのギャル、先輩などなど……。
彼女達はそう、彼のことが好きすぎて、身体が勝手に『俺アレルギー』の抗体を作ってしまったのだ!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
最強天使の俺、日本で迷子になり高校生男子に懐かれ大混乱【改訂版】
エイト∞
キャラ文芸
最速で任務をこなす、上界が誇る最強天使サミュエル。だが、実は伝説級の方向音痴で、渋谷に舞い降りるはずが、なぜか栃木で迷子に!?
居候先はド天然な高校生男子・美浜遊の家。そこでサミュエルは、遊の『恋の応援』を新たなミッションに掲げ、奮闘するのだが……!?
天使と高校生男子の、ハートフル友情コメディ!
ツンデレな無双執事バレットも、上界からサミュエルを支えます(笑)
サミュエルの一人称で、栃木の名所を中心に繰り広げていきます。B級グルメを含めて、イチゴに、餃子に、ゆばに、名産もたっぷり出てきます!
たくさん笑って、ほのぼのして、ほろりとできる感動のストーリーです。
ぜひ、ご覧ください!!
※ストーリー的に施設名はそのまま記載しても問題ないかとは思いましたが、念の為ふんわりとぼやかしました。
那須ハイランドパーク → 那須ハイパーク
江戸ワンダーランド(日光江戸村) → 江戸ワンダフルランド
大谷資料館 → オオヤ歴史資料館
あしかがフラワーパーク → あしかがフラワーランド
那須ステンドグラス美術館 → ステンドグラスミュージアム
などなど。
ただ、日光東照宮と名産に関しましては変えようがないためそのままです(笑)
しがない電気屋のおっさん、異世界で家電召喚ライフしてたら民から神格化され魔王から狙われる
長月 鳥
ファンタジー
町の電気屋として細々と暮らしていた俺、轟電次郎(とどろき でんじろう)。
ある日、感電事故であっけなく人生終了──のはずが、目を覚ましたら異世界だった。
そこは魔法がすべての世界。
スマホも、ドライヤーも、炊飯器も、どこにもない。
でもなぜか俺だけは、“電力を生み出し家電を召喚できる”という特異体質を持っていて──
「ちょっと暮らしやすくなればそれでいい」
そんなつもりで始めた異世界ライフだったのに……
家電の便利さがバレて、王族に囲まれ、魔導士に拉致され、気が付けば──
「この男こそ、我らの神(インフラ)である!」
えぇ……なんでそうなるの!?
電気と生活の知恵で異世界を変える、
元・電気屋おっさんのドタバタ英雄(?)譚!
【完結】結界守護者の憂鬱なあやかし幻境譚 ~平凡な男子高校生、今日から結界を繕います~
御崎菟翔
キャラ文芸
【平凡な高校生 × 妖従者たちが紡ぐ、絆と成長の主従現代和風ファンタジー!】
「選ぶのはお前だ」
――そう言われても、もう引き返せない。
ごく普通の高校生・奏太(そうた)は、夏休みのある日、本家から奇妙な呼び出しを受ける。
そこで待っていたのは、人の言葉を話す蝶・汐(うしお)と、大鷲・亘(わたり)。
彼らに告げられたのは、人界と異界を隔てる結界を修復する「守り手」という、一族に伝わる秘密の役目だった。
「嫌なら断ってもいい」と言われたものの、放置すれば友人が、家族が、町が危険に晒される。
なし崩し的に役目を引き受けた奏太は、夜な夜な大鷲の背に乗り、廃校や心霊スポットへ「出勤」することに!
小生意気な妖たちに絡まれ、毒を吐く蛙と戦い、ついには異世界「妖界」での政変にまで巻き込まれていく奏太。
その過程で彼は、一族が隠し続けてきた「残酷な真実」と、従姉・結(ゆい)の悲しい運命を知ることになる――
これは、後に「秩序の神」と呼ばれる青年が、まだ「ただの人間」だった頃の、始まりの物語。
★新作『蜻蛉商会のヒトガミ様』
この物語から300年後……神様になった奏太の物語も公開中!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/174241108/158016858
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる