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第1章:広がりの章 〜運命の出会い〜
33 はじめての、のどぐろとは
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嘉位と私はホテルにつき、時間を確認すると20時を回っていた。ロビーでは既に一風呂浴びたお客さんであろうか、ほろ酔いの状態で談笑しているのが目についていた。外は真っ暗であるが、ここは何やら賑やかであった。
それを脇目に姿勢正しく、歩いているだけなのに気品が漂っている後ろ姿を眺めていた。
「すいません、遅くなりました。予定の時間超えていますよね」
「問題ございません、お時間を後ろにずらすことも可能でございます」
「いえ、今すぐ可能であれば」
「かしこまりました」
そっと、手を差し出してくれて、エレベーターへ乗った。
私は、あれだけ食べたのに、おなか入るのかな?嘉位の顔を覗き込んだ。何か考えがあるのだろうな。
「お夜食のことだよね、1時間、2時間ずらすのもできるけど、そうなると食べ終わるのが0時、それからお風呂だと・・・」
「うん、そうですね。それが良いです」
二人は部屋に入ると、すぐに、係の方がお膳をならべはじめてくれた。
「すいません、遅れてしまいまして」
「いえいえ、構いません。今日はメインを変えております。お楽しみいただければと」
二人は上着を抜いて、料理を目の前にしていた。
私はすかさず、スマートフォンで写真をとりはじめた。先ほどまでお腹いっぱいであったのが、目の前の華やかさをみると、一変していた。前菜は昨夜と同じ、同じはずなのに、これがまた、綺麗に彩られて別のお食事なのではと、想う程である。
「頂きます」
やはりおいしい。あれだけ先程ラーメンを食べたばかりであったが、おいしいものは、おいしいのだ。いくらでも入る。その後も、続々と運ばれており、同じ味のはずが、食べ方によって違うのか、わからないけれど、お箸がすすむ。嘉位は少し驚いている様子であった。
「嘉位、おいしいですよね。日本酒も一緒にと想像すると、早く大人になりたいなと、思います」
「まさに、それ、僕も思っていた。日本酒も、焼酎も、和も洋もあうよね!」
「え!飲んだことがあるのですか!それはわたくしもお家柄的には味を知る必要程度は、お家の勉学としてはありますが」
「うん、少しだけですがね。海外では16歳から大丈夫かな、18歳なら殆ど、14歳という国もあるかな。年齢制限もない国もね、まったくダメという国もあるよね」
「日本は20歳から、そこを主眼に考えていると、グローバル化に乗り遅れてしまう。」
「適度なお酒は良いと考えるが、色々問題があるのだろうね」
次々来るお料理を、スマートフォンに収めながら、係の方の説明を食い入るように聞き入っていた。途中でメモをとり、なるほどと頷いて。質問をして、即答なのが素晴らしい。
係の方が、次にメインを運んできた。ずっしりと、重そうである。いや、そう見えてしまうのだ。
「松坂牛のシャトーブリアンでございます」
目をまるくして、はじめてみた、シャトーブリアンに!沢山の角度からスマートフォンで何枚もとった
「嘉位、わたくしシャトーブリアンは初めてですよ!」
「いや、お正月の時に出ていたけど、僕たち食べられなかったのだよね」
がーん と頭を暗くさげて、とても残念な気持ちと、いや嘉位を一緒にたべれるのが良いのだ、二人きりで、
そのように思い直して、いざ勝負という感覚で挑むような姿勢であった。
いきよい良く、袖をまくった状態がかわいいく、見えていたらしく、私をスマートフォンに収めた。何枚も、何枚も。「もう、とりすぎだって」笑いながら
「消えた、お口にいれたら、あまくてじゅわぁーとした瞬間消えちゃいましたよ」
「僕のも食べる?」
欲しいと思ったが、二人で共有することに意味があるのだと
「いえ、嘉位もたべてください、このなんともいえない、魔法の味を」
たしかにおいしい、あれだけ食べたのに、これは旨い!と舌鼓を打っていた。
ずーと、ずーと、ずーと、綺麗なった、お皿を眺めていた。
ずーと。
そう、シャトーブリアンがなくなってしまい・・・
綺麗なお皿・・・。
係の方
「それでは、こちらをご用意いたしました。西京漬けでございます のどぐろ でございます」
「のどぐろ!」
「のどぐろ!が出るのですか!」 甲高い声を出してしまった。
それも西京漬け!えー、すぐに沢山何枚も何枚も、写真に収めた。
「嘉位、のどぐろですよ、のどぐろ!」
のどぐろを、知らなかったようである。そんなに凄いものなのか?と不思議そうに私を見ている。係りの方も笑ってはいけないと思いながらも、クスクスと袖で。
箸をつけると、うーん、これはまた、たまらない、先ほどのお肉とは、全く逆の甘味というか、濃厚でありながら、やさしい口当たりといえばよいのであろうか
「嘉位!嘉位!嘉位!すごーく美味しい!初めて食べました、のどぐろ。テレビとかの料理対決とかでしか見たことなかったのです!」
そういうものなのかな?、あきらかに、疑っている、それは秒で変わった。
箸をつけると!
「これ、旨い!僕もはじめてだよ、のどぐろ」
「これは、こういうものもあるのだ、日本はまだまだ知らない事ばかりだ」
「いえ、いえ、普通は松坂牛のシャトーブリアン、のどぐろ 等、口にするのは、出来ないのですけど・・・」
デザートも食べ終わり、ラーメンでおなか一杯だったはずが、すべて平らげてしまった。
「ごちそうだまでした!」最高!
「お風呂いこうか?」
月明りに照らされた、露天風呂は、どこか京都の昔話に出てくるようであった。
それを脇目に姿勢正しく、歩いているだけなのに気品が漂っている後ろ姿を眺めていた。
「すいません、遅くなりました。予定の時間超えていますよね」
「問題ございません、お時間を後ろにずらすことも可能でございます」
「いえ、今すぐ可能であれば」
「かしこまりました」
そっと、手を差し出してくれて、エレベーターへ乗った。
私は、あれだけ食べたのに、おなか入るのかな?嘉位の顔を覗き込んだ。何か考えがあるのだろうな。
「お夜食のことだよね、1時間、2時間ずらすのもできるけど、そうなると食べ終わるのが0時、それからお風呂だと・・・」
「うん、そうですね。それが良いです」
二人は部屋に入ると、すぐに、係の方がお膳をならべはじめてくれた。
「すいません、遅れてしまいまして」
「いえいえ、構いません。今日はメインを変えております。お楽しみいただければと」
二人は上着を抜いて、料理を目の前にしていた。
私はすかさず、スマートフォンで写真をとりはじめた。先ほどまでお腹いっぱいであったのが、目の前の華やかさをみると、一変していた。前菜は昨夜と同じ、同じはずなのに、これがまた、綺麗に彩られて別のお食事なのではと、想う程である。
「頂きます」
やはりおいしい。あれだけ先程ラーメンを食べたばかりであったが、おいしいものは、おいしいのだ。いくらでも入る。その後も、続々と運ばれており、同じ味のはずが、食べ方によって違うのか、わからないけれど、お箸がすすむ。嘉位は少し驚いている様子であった。
「嘉位、おいしいですよね。日本酒も一緒にと想像すると、早く大人になりたいなと、思います」
「まさに、それ、僕も思っていた。日本酒も、焼酎も、和も洋もあうよね!」
「え!飲んだことがあるのですか!それはわたくしもお家柄的には味を知る必要程度は、お家の勉学としてはありますが」
「うん、少しだけですがね。海外では16歳から大丈夫かな、18歳なら殆ど、14歳という国もあるかな。年齢制限もない国もね、まったくダメという国もあるよね」
「日本は20歳から、そこを主眼に考えていると、グローバル化に乗り遅れてしまう。」
「適度なお酒は良いと考えるが、色々問題があるのだろうね」
次々来るお料理を、スマートフォンに収めながら、係の方の説明を食い入るように聞き入っていた。途中でメモをとり、なるほどと頷いて。質問をして、即答なのが素晴らしい。
係の方が、次にメインを運んできた。ずっしりと、重そうである。いや、そう見えてしまうのだ。
「松坂牛のシャトーブリアンでございます」
目をまるくして、はじめてみた、シャトーブリアンに!沢山の角度からスマートフォンで何枚もとった
「嘉位、わたくしシャトーブリアンは初めてですよ!」
「いや、お正月の時に出ていたけど、僕たち食べられなかったのだよね」
がーん と頭を暗くさげて、とても残念な気持ちと、いや嘉位を一緒にたべれるのが良いのだ、二人きりで、
そのように思い直して、いざ勝負という感覚で挑むような姿勢であった。
いきよい良く、袖をまくった状態がかわいいく、見えていたらしく、私をスマートフォンに収めた。何枚も、何枚も。「もう、とりすぎだって」笑いながら
「消えた、お口にいれたら、あまくてじゅわぁーとした瞬間消えちゃいましたよ」
「僕のも食べる?」
欲しいと思ったが、二人で共有することに意味があるのだと
「いえ、嘉位もたべてください、このなんともいえない、魔法の味を」
たしかにおいしい、あれだけ食べたのに、これは旨い!と舌鼓を打っていた。
ずーと、ずーと、ずーと、綺麗なった、お皿を眺めていた。
ずーと。
そう、シャトーブリアンがなくなってしまい・・・
綺麗なお皿・・・。
係の方
「それでは、こちらをご用意いたしました。西京漬けでございます のどぐろ でございます」
「のどぐろ!」
「のどぐろ!が出るのですか!」 甲高い声を出してしまった。
それも西京漬け!えー、すぐに沢山何枚も何枚も、写真に収めた。
「嘉位、のどぐろですよ、のどぐろ!」
のどぐろを、知らなかったようである。そんなに凄いものなのか?と不思議そうに私を見ている。係りの方も笑ってはいけないと思いながらも、クスクスと袖で。
箸をつけると、うーん、これはまた、たまらない、先ほどのお肉とは、全く逆の甘味というか、濃厚でありながら、やさしい口当たりといえばよいのであろうか
「嘉位!嘉位!嘉位!すごーく美味しい!初めて食べました、のどぐろ。テレビとかの料理対決とかでしか見たことなかったのです!」
そういうものなのかな?、あきらかに、疑っている、それは秒で変わった。
箸をつけると!
「これ、旨い!僕もはじめてだよ、のどぐろ」
「これは、こういうものもあるのだ、日本はまだまだ知らない事ばかりだ」
「いえ、いえ、普通は松坂牛のシャトーブリアン、のどぐろ 等、口にするのは、出来ないのですけど・・・」
デザートも食べ終わり、ラーメンでおなか一杯だったはずが、すべて平らげてしまった。
「ごちそうだまでした!」最高!
「お風呂いこうか?」
月明りに照らされた、露天風呂は、どこか京都の昔話に出てくるようであった。
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