ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

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第3章:決断の章 〜それぞれの決意〜

第八四話 電撃引退

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嘉位と香織は手を繋いで、帰宅した。比較的1月としては気温の高い日が続いている。
香織は、和井田学園グラウンド、あそこで、みんなが野球をするのだと思うと気持ちの高鳴りを止める事は出来なかった。


玄関をあけると、千佳が出迎えてくれていた。

千佳

「おかえりなさいませ、嘉位様、香織様」

「ところで、先ほど芸能ニュースコーナーで取り上げられていました。」

「速報として、ご覧になれましか?」


二人は、電車の中、手を取り合って話に花が咲いていたこともり、いつもの事ではあるといえば、その通りなのだが
スマートフォン等は一切目を通していなかった。


いったい何があったのだろうと


香織
「千佳さん、着替えてから、広間に行きますね」


部屋に入り、着替えながら、スマートフォンを見ようと思ったが
せっかく千佳さんが教えてくれたのであるから、余計な情報を得るよりは

素直に、千佳さんの案内を受けてみよう。
お互い、そう思い、早速広間に向かった。



千佳が
「いま、ご覧になっているニュースから、20分後位に始まると思います」
「お茶をお持ち致します」


香織

「そろそろ、ですかね!あ、赤く速報!と出ています」


ニュースはこうであった。

俳優の武田 連 芸能界電撃引退!


キャスターは
「これは驚きましたね、今や沢山の番組に出演している武田さん、突然の芸能界引退!」

芸能キャスター
「これには驚いています。この時期にいきなりというと、何か、スキャンダルでしょうか、正しい情報はまだ持ち合わせておりません。」



「ただいまー、ふぅー疲れた」


香織
「え?楓ちゃん?!おかえり」
「今日も遅くなるって言っていたような?」



「うん、事務所辞めて来たの、かお、だから帰宅!疲れたぁー」



楓は嘉位の顔を見て、千佳の顔を見て
「昨夜ね、もう辞めたいと、私は女性を磨いて、連に相応しい存在になりたい。お父様にどのように伝えればよいでしょうか、お母さま、お助けください」
「そのようなメッセージを送りました」

「学校が終わって、マネージャーの車に乗りましたら」

「マネージャーが泣いていて、楓様、今まで本当にありがとうございました」
「と、泣きながら、言われて、スマートフォンを見てみると、お母さまから返信が来ている事に気が付きました。」


「母からの文面を読み上げますわ」





「連君は素晴らしいお方です、あなたを選んでくれて、母としても安堵しております」

「お父様の指示で始めた楓のお仕事ですが、既にお父様は何も権限がありません、心配することはありません。」

「わたくしのほうで、事務所毎無くす事も可能ですが、楓はそれを望まない事でしょう」

「事務所へはわたくしから、連絡を入れておきます。本日付けで芸能界を引退となります」


「楓はマネージャーさんの事が気になるはずです。」
「楓の変わりは居ません。しかし、楓を憧れとして目指している子は沢山います。年末のコンテストでグランプリの娘さんを、マネージャーさんに、お願いすることにしております。」

「楓は、とてもやさしい子ですから、自分の事より、沢山の関係者の方々を心配することでしょう」
「そちらについても、根回しを、しておきます。」

「何も心配せずに、連君の傍にて、がんばってください。」
「夏頃には日本に戻ります、その前に、オンラインで良いので、お二人とお話が出来ればと思います、母より」


楓は読み上げながら、泣いていた。あらためて、文面に母のやさしさに・・・。

香織も、涙がこぼれた。


嘉位は、流石だ、母さん



千佳も涙がこぼれ、同時に、ニュースが



キャスター

「さらに、今入った速報です、矢井田 楓さん、芸能界電撃引退と、あります、詳しい事はわかり次第、22時のニュースにてお伝えします。」

芸能キャスター

「今をかけぬける、2名のスターが、引退ですか、私も全く情報がありませんので、いや驚いています」

キャスター
「次は、スポーツニュース!」





嘉位は、テレビを消して


「楓、今まで、よく頑張った、よく耐えて来た。」



楓は、今までを振り返り、涙が、あふれて来た


皆は楓が泣き止むまで、まっていた。

想像を超える、辛さと、鍛錬があったのであろう。




楓は、やっと泣き止んだ

「お兄様、ありがとうございます、いったんお風呂に、入ってまいります」


楓はその場を、あとにした。






すると、
嘉位のスマートフォンに!

嘉位は?!
僕に?
という顔で


嘉位はスマートフォンを、香織に渡して
香織は、見てよいのですか?未読ですけど


嘉位は、頷いて

香織は未読のメッセージを読むと

「かい さん、報道をご覧いただけましたでしょうか、本日付けにて引退しました。」
「つきましては、身勝手ですが、金曜日夕方に、東京駅に向かいます」


「金曜から日曜日まで、おじゃまさせてください」
「宜しくお願い致します。このことは、楓には内緒にしてください」


「驚かせたいので、それでは」


香織は!!!!!嘉位を見て

嘉位はおおよその事は想像出来ていたので、

「かおり、連が来るのでは?楓に内緒で?」

香織は、びっくりして!なんで、わかるの???的に嘉位の顔を覗き込んだ


「愛しき人には、サプライズ演出をね!」



香織は、とても嬉しくなり、嘉位も、いつも想像を超えた事をしてくれる!

「はい、内緒にしておきます」

嘉位
「おそらく、明日はマネージャーが増えると思うし、マネージャー規則を作り上げる」
「金曜日監督への説明には、1時間はかからないから、金曜日は17時には終わりにしよう!」

「千佳さん、金曜日17時に正門に車をお願いします」

香織は?!と思ったが

「はい!」



サプライズが、とんでもない事件に巻き込まれる事になるとは、知る由もない。

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