ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

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第4章:想いの章 〜学園生活の出来事〜

第一〇六話 三英雄と女神は睡眠学習の間に提案が

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教室の扉がゆっくりと開き、嘉位はその場に立ち止まった。視線を巡らせると、香織も楓も桜井も佐伯も、全員が机に伏せたまま動かない。深い息遣いが聞こえる。風邪か?いや、違う。この状態は明らかに徹夜の後だ。嘉位は息を呑んだ。

「嘉位、皆さん、どうしたのかい?風邪か?」
由良の声が静かに響く。

「ああ、風邪にしておけばいいのか。ナイス由良!」
嘉位は心の中で叫んだ。

「徹夜で、ゲームだよ」

八重が意地悪く笑う。

「そうか、そうなると、香織の旦那も、ぼっちだったのね」




嘉位は苦笑いを浮かべる。

「そうなりますね、八重さん。楓は言い出したら聞かないからね」





教室に入ると、佐伯と桜井も寝ている。嘉位は挙手した。

「佐伯さん、桜井さん、体調が悪いと言っていました。帰宅させるか、そのままにしてあげてください」

休み時間になり、廊下に出ると、由良と八重がいた。

「香織の旦那、香織、ずっと寝ているよ」

「うん、佐伯も桜井も、おそらく楓もじゃないかな?」

「うん、楓ちゃん、微動だにせず...</」

「実は、楓はね」
嘉位は声を低くした。

「連の所に、そう、名古屋に。楓がこれから毎週金曜日から日曜日、花嫁修業でお泊りにいくことになり」

「その前に、何かゲーム内の目的を達成させるのではないのかな」






八重が驚く。

「え!!!楓ちゃん、毎週連君のところにお泊りなの」

八重は由良をじっと見つめる。

「いいなー、いいなー、お泊り」

由良も羨ましがる。

「八重、わかる!スノーボードとかも良いけど、ケガしたら終わるから、この時期はね」

八重は心の中でつぶやく。

「わたしも早くお父さん、お母さんに由良を紹介しないと。」

「香織の旦那のおうちに泊まるって、案的にはあるけど、毎回は悪い気がするし」

八重は由良を見つめる。

「ね!部活始まるまで、どこかに行こう!デートはもちろんだけど」

「お泊りできれば」

由良は顔を赤くする。

「もちろん、お泊り旅行行きたいは俺も同じ、ただし、この時期は宿が取れられないからな」

「さらに、ストレッチを新一年生に指示した手前、練習もしておかないと」




八重は驚く。

「ほら、和井田もそうだけれど、受験シーズンでしょう、大学もそうだし」

「宿が満室でしょう、嘉位の家というのもあるけど、そういう事ではないのだよね」

由良は嘉位に視線を向ける。

「嘉位、任せたぞ、何かあるだろうに、財閥のなにか」

嘉位は思考を巡らせる。宿、野球、旅行?お食事や温泉か、あ!

「由良、あるわ、それ、ちょっと待っていて、スマホ取ってくる」

嘉位は教室に入り、スマホを取り出し、廊下に戻る。

八重は由良を見てから、嘉位に視線を向ける。






嘉位は由良に視線を送る。

「由良、あるよ!野球が出来て、お泊りできて、旅行のように美味しいもの食べて、温泉も」

由良は驚く。

「いや、あそこは、わかるよ、嘉位の言っていること、それは俺でもわかるが、空いてないだろうと、嘉位に視線を送り返した」

嘉位は電話をかけ始める。

「金18、夜変UP,上、日、レイト2部屋」

「あと、金曜日は車2台を、一台は楓、一台は僕を」

そのような事を伝えて、2分程度待つと。

「ありがとうございます」

と電話を切った。






由良は驚く。

「え、空いているの?いや空いてないよな、財閥の力で、空けたのか?」

八重はさっぱり意味がわからず。

由良は心の中でつぶやく。

「制服では入れなくはないが、少しばかり正装しないと」

嘉位は声を上げる。

「八重さん、八重さんの希望に叶うところ、2部屋取れたよ」

「美味しい食事!温泉!野球の練習もできて、さらに、遊べる、2泊!2部屋」

「水曜日か、木曜日に少し服を買いに行こうか、ま、楓の完了次第になるけど」

八重は驚く。




由良は八重にわかるように声に出す。

「すげーーな、相変わらず山本財閥は、普通はかなりまえから予約しないと、部屋も温泉もとれんだろうに、完全予約制だったはずだぞ。」

嘉位は由良を見る。

「うん、問題ない、金曜日はうちの車で行こう」




八重は驚く。

「どこにいくの?飛行機とか?新幹線でなくて、野球の練習が出来て、美味しい食事で、温泉があって、遊べる?」

「・・・ディズニーじゃないよね、あそこだと野球は、できないもの」

由良は八重に、目で、あるのだよ、それもすぐ近くにと、八重の手を握る。

由良は声を上げる。

「お泊りになるし、少し正装しなくてはダメかな、前のドレスまではいかなくても、それなにの服装に」

八重は由良が言っている事が、わからなかった。

嘉位は声を上げる。

「八重さんも知っている場所です。」

「東京ドームシティー、ドームのホテル」




「あそこであれば、バッティングも、ピッチングもできるし、スパもあるし、アトラクションもある!」

「そして、最上階2部屋押さえたから、夜景も綺麗だよ、夕食は2日とも同じ場所だけで、アレンジしてもらえる」

「ディナーだね」




「もちろん、僕が出すから、そこの心配は必要ない。」

「ただ和井田の制服でというわけには、いや、ダメではないのだけれど、ある意味変に注目されるので」

「水曜日か、木曜日あたりに買い物いこうか、4人で!副キャプテン就任祝いという形で、僕が出すから、お金は心配しないこと」




「スパの方は、男女別だから、そちらでのお小遣いくらいは、お願いしたけれどね!」

八重は驚く。

「すごい、香織の旦那!!!あざーす、問題は香織だな、楓ちゃんのゲームが終わるか否かだ」

嘉位は声を上げる。

「金曜日学校が終われば、楓は車でお迎えが来るから、遅くとも木曜日には終わるはず」

「こればっかりは僕ではわからないので、お願いしたいのは」




「水曜日と木曜日、学校が終わったらとりあえず、買い物にいけるように開けておいてもらえると、ありがたい」

八重は由良を抱きしめる。

「嘉位、ありがとう!わーい、由良と一緒だ」

由良は焦る。

「八重・・・ここ学校、回りにみられているよ」

八重は驚く。

「あははは。」

と照れ笑い。

八重の気持ちを汲み取った、由良。
由良の期待に応えた、嘉位。
寝ているのは、香織。

このドームホテルのお泊りが、またもや、事件に巻き込まれる事になるのは、まだ誰も知らないのである。
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