ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」

masuta

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第4章:想いの章 〜学園生活の出来事〜

第一〇九話 楓、心から香織に謝る

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夜が深くなり、部屋には静けさが満ちていた。楓はベッドに横たわり、天井をぼんやりと見つめていた。4年間の異世界生活が終わりを迎えようとしている今、胸の中に渦巻く複雑な感情を抑えられなかった。

手元のスマートフォンから、佐伯と桜井からのメッセージが届いている。二人のメッセージには、それぞれに思いが込められていた。




「ありがとう、それじゃね!いつかどこかでまた会おう」





楓はその言葉を読みながら、自分も同じ思いをしていることを感じていた。




「では、寝よう」

ベッドの隣で香織が微笑んで言った。その笑顔は、今までの4年間を思い出させるものだった。

「かお、ありがとう。今日も一緒に寝よう」





楓は香織の手を取り、その温もりを感じながら続けた。

「あらためて謝りたいと思ってるの」

香織が横になり、不思議そうな表情を浮かべた。誤りたい? あらためて? ゲームのことかな?

「え? 謝る必要なんてないよ。今日も完璧だったし」

楓は香織を見つめ、手を取った。








「ううん、そうじゃないの……かお、お姉さま」

香織はその真剣な表情に戸惑っていた。

「父親に命じられたこととはいえ、去年の私の行動は酷かった。本当にごめんなさい」

楓の声は静かだったが、確信を持って響いた。

「今思うと、どうしてあんなことをしたんだろう……平然としてたなんて……。かおは毎日傷ついていたに違いない。取り返しのつかないことだと思っている。でも許されるはずはないけど……ごめんなさい」

楓の目からこぼれた涙は、後悔と反省の証だった。

香織はその言葉を聞きながら、楓の心の苦しみを感じていた。ゲームをしたかった気持ちはあるけれど、ちゃんと謝りたかったのだ。

「うん、もう大丈夫よ。かわいい妹。本当に大丈夫だからね」

香織の声は心を和ませるものだった。

「あらためて言ってくれてありがとう。勇気がいることだよね」

楓も涙ながらに香織を見つめた。







「うん……お姉さまというだけでなく、親友になってほしい!本音で話せる人……特に男子のことでね。今まで誰にも相談できなくて」

楓の言葉は香織の心に深く響いた。

「連のおうちへの泊まりを背中を押してくれたし、嬉しかったわ。何でも話せます!」

香織はその言葉を聞きながら、楓の成長を感じていた。女優さんやモデルさんだからこそ、軽はずみに相談できなかったのかもしれない。

「もちろんだよ。こちらこそお願いね」

楓は安堵の息をついた。

「はい!」



「もう寝ようか! その前に一つだけ……」

突然、楓が香織に質問した。

「お兄様と「かお」はいつなのですか?」

香織は驚きを隠せなかった。え? 
顔が真っ赤になり、無言であった。

香織は微笑みながら言った。

「確かにね。お兄様の気を引く方法があったってことかな? 」

「いや、かおはそんな感じではなかったわ」

「お兄様が「かお」の最大の魅力に引かれていたのでしょうね。「かお」には何か特別なものがあるんだと思う」

「うん! 「かお」のお胸も特別だけど、それだけじゃない……何かあるよね。お兄様が「かお」でよかった。わたしみたいな我がままや自己中がいたら毎日喧嘩だわ」

香織は笑いながら考えた。

「わたしにも何か特別なものがあったの? うーん、わからないな……」

「そうだね。でも「かお」は特にないよ。ねえ、楓ちゃん、寝よう!」

「明日からも元気に学校に行こうね」





二人は満足そうに深い眠りに入った。





翌朝、部屋は朝日でほんのり照らされていた。楓と香織が同時に目を覚ました。

「おはよう、かお」

「おはよう、楓ちゃん」

二人は笑顔で挨拶を交わした。その笑顔は今までの4年間を思い出させるものだった。

皆で登校するため部屋を出た。校門で一同が合流した。




「美女軍団!今日は元気そうだな!」

八重の声に、一同は笑顔で応えた。




「由良、大丈夫そうだから今日はどう?」

「八重さんも香織も?」

由良はすぐに答えた。

「OK!制服でいいのかな?着替えたら?」



「時間がないから制服でいこう。昼休みに確認電話を入れる」

「目立つことはないと思うけど……」



「そうだね。病院の予定はないし、買い物に行くだけだから大丈夫だよ」



八重は香織も旦那も一緒なら楽しそうに思った。

「うん!行こう!」





香織は話についていけずにいた。85層攻略のことばかりで頭がいっぱいだった。


嘉位は笑顔で

「よし、放課後、車も用意するからね」

八重は喜びを隠せなかった。

「あざーーーす、香織の旦那!」

香織はまだ会話を追えていなかった。
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