魔法世界の少女

もしず

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第1章

出会い 3 ~私と会ったことある?~

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ひさきと灼は部屋の用意を、葵と帝人は夕飯の準備をすることになった。灼は、ベットにシーツを敷き、掃除機をかけ、部屋を整えた。

「ベット1つしかなくてごめんね。布団ここに置いておくから、使って。」

ひさきが布団を抱えて、部屋に入ってきた

「ひさき、言ってくれれば俺が持ってきたのに…、貸して」

灼はひさきに近づき、布団を受けっとった

「ありがとう、灼は優しいね」

「そんなことないよ、急なのに部屋を貸してくれたひさきの方が優しい」

布団をベットの横に置き、灼はベットに座った

「ねぇ、灼… 前に私に会ったことあるかな?」

ひさきはうつむきながら言った。手に力が入り、汗ばんでいる。灼は、ひさきの顔見た。

「…、なんで?」

「…、わからない…けど、初めて灼に名前呼ばれたときに懐かしいって思った。だから…その…」

ひさきは下を向いたまま、制服のスカートのすそを握りしめた。知りたくなってしまった。葵と帝人の喧嘩姿を見て、胸が締め付けられるような悲しい気持ちになって。でも同時に、ポカポカするような気持ちもあって。目から何かが零れ落ちそうな気がして。

「悪いけど、君のことは知らない。帝人も同じだよ。君に似たにおいの子なら知っているけど、魔力の質がひさきとは違う。」

灼は昔の話をしてくれた

「普通の人間は成長するごとに魔力の質は全く別のものになっていくのは、知っているよね。だけどね、あの子はちがうんだ。普通の子じゃないんだ。魔力の強さが。まだ、幼いのに大人の100倍近くの魔力を持ってるんだ。そんな子の性質を変えることは不可能なんだ。それに、あの子は死んだ。10年前にね・・・。」


灼は話してくれた。しっかりひさきの目を見て、理解できるようゆっくりと。笑っていたけど、時々泣きそうな感情が伝わってきた。

「…、そっか…ごめんね。悲しいこと、話させるようなこと言って。私の勘違いだったね…」

「いや、大丈夫… もう何年も前のことだから それより、早く下に行こう。帝人たちが待ってる。」

灼は明るく振舞いながら、階段を下りて行った。

「勘違い…か…灼には悪いことしたな、今度から言葉には気よつけないと  でも、少し残念…」

ひさきはすこし悲し気に笑い、灼の追った。



夕食はしゃぶしゃぶだった。元々、ひさきと葵の2人前だったこともあり、お肉争奪戦を繰り広げた。帝人が葵のお肉をとって、葵が怒り、それをひさきがなだめ、灼が笑っている。その繰り返しだった。夜通しゲームをした、4人はすっかり眠りに入った。

翌日 朝の5時
カーテンからの日差しで、目が覚めてしまったひさきは学校の準備をしていた。

「今日は、早く起きれたしアゲハさんに着替えとか持っていこう。灼たちのことも報告しとかないとだし。3人分の朝食と昼食はここにおいて、みんなが起きれるように目覚ましをかけ、置手紙も準備…あ、合いかぎを置いておかないと…よし、これで完了。」

準備を終えたひさきは家をでた。





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