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光の列車
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(河川敷にぼうぼうと茂る林に
光の列車)
きょうの空は直ぐ三メートルの高さに
雲が垂れ
三キロメートル先で降りて
世界が閉じられている
そんな世界の終わりからやって来る車は
日の出のように煌々光を滲ませ
何か尊いもののように昇ってくる
光が棒になり
縦 横と振るわれ
やがて小山の麓を通って
去っていく
「BatteryLow」とイヤーホンが言い
僕はレッド・ホット・チリ・ペッパーズの音楽を止めた
不如帰の編隊が五羽
静かに滑って
鴨などがぐわぐわぐわとけたたましく
笑った
枕木踏んで 列車は走る
ある筈のない方角から
幻聴のような音を響かせて
車も こんなに離れると
みんな風のような音だ
まだ 列車の微かな振動は鳴り止まず
絶え絶えにコトコト閉じた世界を
幻聴で満たす
(樹々に映った光の列車
音もなく
その梢の形に顕在し
気づいた頃に去っていく)
光の列車)
きょうの空は直ぐ三メートルの高さに
雲が垂れ
三キロメートル先で降りて
世界が閉じられている
そんな世界の終わりからやって来る車は
日の出のように煌々光を滲ませ
何か尊いもののように昇ってくる
光が棒になり
縦 横と振るわれ
やがて小山の麓を通って
去っていく
「BatteryLow」とイヤーホンが言い
僕はレッド・ホット・チリ・ペッパーズの音楽を止めた
不如帰の編隊が五羽
静かに滑って
鴨などがぐわぐわぐわとけたたましく
笑った
枕木踏んで 列車は走る
ある筈のない方角から
幻聴のような音を響かせて
車も こんなに離れると
みんな風のような音だ
まだ 列車の微かな振動は鳴り止まず
絶え絶えにコトコト閉じた世界を
幻聴で満たす
(樹々に映った光の列車
音もなく
その梢の形に顕在し
気づいた頃に去っていく)
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