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「ふ、ぁ‥っ…ぁ、ぁ…」
今、格の分身は空気に晒され、格の手で扱かれていた。
「ぁあっ‥いぃっ…も、と‥もっと突いてぇえっ!!」
──ずちゅ、にゅぷ、ずっ──
兄達を見て、声と音を聞きながら。
すると兄を組み敷いている男が、まるで格に見せつけるように兄の分身を嬲りはじめた。
(ぁ‥お兄ちゃんも、触られた…)
兄は与えられる2つの快楽に眉を寄せ、喘ぎ、開きっぱなしの口から透明な液体を溢す。
(あんなふうに触ると‥気持ちいの、かな…?)
快楽に蕩けた頭は、すぐ行動に移させた。
(先っぽ、触り、ながら‥ぁっ…こす、る…っ)
──こすっ‥しゅっ──
「んっ‥気持、ちぃ…ぁふっ」
そう吐息混じりで呟く格の声は、淫らに濡れている。
顔も愉悦に溶け、瞳を潤ませながらほんのりと赤い唇から、透明な雫をつぅ、と溢した。
「ぁ、ぁっ‥は、ぅ…ぅんっ」
どんどん分身を嬲る手の動きが早くなる。
それと同時に、濡れた音がし始めた。
──にゅ‥にちゅっ…ぬちゅっ──
格の分身からは粘着質の透明な露が溢れ、分身を嬲る手を濡らしていく。
それが手の動きをさらにスムーズにし、嬲る手は動きを早めた。
「ん、ぁ、ぁ‥ぁふっ」
──くちっ、ぐにゅ、ぷちゅ──
ひたすら自分の快楽を追い、快楽を得るために兄達を見つめつづける。
(あ‥先っぽ、に爪立てた…し、たも、触って…)
「はふっ‥こ、う‥かな…?」
格の手が下の袋に伸び、それをくにくにと揉みながらもう片方の手で分身の先の方を握って先端に爪を立てる。
「っ、ぁあっ!」
強い快感に、格は思わず大きな声を上げた。
しかし、もう兄達を気にする余裕はなく、感じ入るような声を上げながら弄り続ける。
「んぁっ、ぁっ‥ぁふっ」
すると、その声に兄の切羽詰まった声が重なった。
「あっ! ゃ‥イくっ、イっちゃうぅっ!」
格はその声に、ぼんやりとしていた瞳を兄達に向ける。
「?…な、に?」
そして格が兄達を見ると同時に兄は身を捩らせ、淫らな声を上げながら分身から白濁を吐き出した。
「っ‥あっ、ぁああ゙あっ!」
──ビュッ、ビュクッ、ピュッ──
白濁を吐き出すと強い快感にほぅ‥と惚け、息を乱しながら余韻に身体を震わせる。
(‥お兄ちゃ、すご、い…)
格はそんな兄を見て、甘い吐息を吐きながらゾクリと身体を走った快感に震えると、強い未知の感覚に大きく目を見開いた。
(なにか、だめ‥なに? だめ…っ!)
終わりは訪れる。
「ひっ‥ぁ、ぁああっ!!!」
格は分身と袋を握りしめながら身体をビクビク震わせ、達した。
強い快楽に頭がくらくらして、目の前が揺らぐ。
分身を握る手には白濁液は見えず、只々深く永い快楽に意識をふわふわと飛ばした。
そんな様子を隙間から見た男が一人、妖しく笑ってぽつりと呟く。
「淫乱兄貴の弟は、やっぱり淫乱だったか。ははっ、これから楽しみだな」
少年は、淫らな世界に堕ちていく──
今、格の分身は空気に晒され、格の手で扱かれていた。
「ぁあっ‥いぃっ…も、と‥もっと突いてぇえっ!!」
──ずちゅ、にゅぷ、ずっ──
兄達を見て、声と音を聞きながら。
すると兄を組み敷いている男が、まるで格に見せつけるように兄の分身を嬲りはじめた。
(ぁ‥お兄ちゃんも、触られた…)
兄は与えられる2つの快楽に眉を寄せ、喘ぎ、開きっぱなしの口から透明な液体を溢す。
(あんなふうに触ると‥気持ちいの、かな…?)
快楽に蕩けた頭は、すぐ行動に移させた。
(先っぽ、触り、ながら‥ぁっ…こす、る…っ)
──こすっ‥しゅっ──
「んっ‥気持、ちぃ…ぁふっ」
そう吐息混じりで呟く格の声は、淫らに濡れている。
顔も愉悦に溶け、瞳を潤ませながらほんのりと赤い唇から、透明な雫をつぅ、と溢した。
「ぁ、ぁっ‥は、ぅ…ぅんっ」
どんどん分身を嬲る手の動きが早くなる。
それと同時に、濡れた音がし始めた。
──にゅ‥にちゅっ…ぬちゅっ──
格の分身からは粘着質の透明な露が溢れ、分身を嬲る手を濡らしていく。
それが手の動きをさらにスムーズにし、嬲る手は動きを早めた。
「ん、ぁ、ぁ‥ぁふっ」
──くちっ、ぐにゅ、ぷちゅ──
ひたすら自分の快楽を追い、快楽を得るために兄達を見つめつづける。
(あ‥先っぽ、に爪立てた…し、たも、触って…)
「はふっ‥こ、う‥かな…?」
格の手が下の袋に伸び、それをくにくにと揉みながらもう片方の手で分身の先の方を握って先端に爪を立てる。
「っ、ぁあっ!」
強い快感に、格は思わず大きな声を上げた。
しかし、もう兄達を気にする余裕はなく、感じ入るような声を上げながら弄り続ける。
「んぁっ、ぁっ‥ぁふっ」
すると、その声に兄の切羽詰まった声が重なった。
「あっ! ゃ‥イくっ、イっちゃうぅっ!」
格はその声に、ぼんやりとしていた瞳を兄達に向ける。
「?…な、に?」
そして格が兄達を見ると同時に兄は身を捩らせ、淫らな声を上げながら分身から白濁を吐き出した。
「っ‥あっ、ぁああ゙あっ!」
──ビュッ、ビュクッ、ピュッ──
白濁を吐き出すと強い快感にほぅ‥と惚け、息を乱しながら余韻に身体を震わせる。
(‥お兄ちゃ、すご、い…)
格はそんな兄を見て、甘い吐息を吐きながらゾクリと身体を走った快感に震えると、強い未知の感覚に大きく目を見開いた。
(なにか、だめ‥なに? だめ…っ!)
終わりは訪れる。
「ひっ‥ぁ、ぁああっ!!!」
格は分身と袋を握りしめながら身体をビクビク震わせ、達した。
強い快楽に頭がくらくらして、目の前が揺らぐ。
分身を握る手には白濁液は見えず、只々深く永い快楽に意識をふわふわと飛ばした。
そんな様子を隙間から見た男が一人、妖しく笑ってぽつりと呟く。
「淫乱兄貴の弟は、やっぱり淫乱だったか。ははっ、これから楽しみだな」
少年は、淫らな世界に堕ちていく──
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