遠かった近い未来

こうはらみしろ

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「なんて顔してんだ……」

皇貴を見おくった俺は、トイレの鏡に写る自分の顔を見てあまりの酷さに笑いが込みあげた。

「何年たっても、変わらないんだな」

あいつも、俺のこの想いも……

情けなさすぎて、涙が出そうになる。
泣いたって、なにかが変わるわけじゃないのに──

「あの企画がおわれば、また元にもどるんだ……それまでの我慢だ」

仕事に影響を出すのはプライドが許さない。

俺はこの想いを封印する。
そう、かたく決意した。 
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