朱青半島物語(しゅせいはんとうものがたり)

ナタル

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第二章

二人の未来…

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_龍騎のご両親は、とても優しく周りから慕われていたらしい。しかし、龍騎を産んだ日……。森の国は嵐になった。理由は龍騎を産んだ母親は、産んですぐに亡くなってしまい、父親は悲しみのあまり嵐を巻き起こして…能力を使い果たし後を追うように亡くなってしまったという_


凛花が喋る。
『…じゃあ、龍騎は…自分の両親の顔も知らないんですね……。』


長老が凛花に顔を向けながら話す。

『そうじゃ…。けれど、これは凛花様…貴女にも起こる事ですぞ?』


凛花が呆然する。

『……え…どういう事……?』


長老が語る。

『我々、白い狼は…子を身ごもると…自分の能力を子に吸収され続けるんじゃよ…。
龍騎様のように、能力の高い子は余計じゃ……。じゃから…凛花様…貴女もその運命にあるという事じゃ……。』


凛花は黙り込む。

『………。』

長老が続けて喋る。 

『…しかしながら…稀に子に能力を吸収されつつも…母親は何も変化はない事もあるんじゃが……
それは、本当に稀なのでな……期待はしない方がよいじゃろ……』


凛花が喋る。
『…そ…ですか……。』


トコトコ……

龍騎が走ってくる


龍騎が言う。
『長老様と此処に居るって、薫から聞いたから迎えに来たよ。』


凛花が少し下を向きながら答える。

『…龍騎…ありがとう…』 



ギュッ……
 


龍輝が凛花を抱きしめながら言う。
『…大丈夫だよ…俺は、凛花の傍から離れないし、悲しませたりしない。
たとえ凛花がまた俺の目の前で消えてしまっても、俺は凛花を思い続けるよ。
だから、もっと凛花の笑顔を見せてよ…』


凛花が涙ぐみながらも笑顔で言う。

『…龍騎……っ……。ありがとう、嬉しい。』



さわさわっ……ゆらゆら……

風が穏やかに吹き、どこからか花びらがはらはらと落ちてくる。


長老は、離れた所で二人を見ている……。
ぼそっと独り言を言う。

『…あの子は…龍輝は…貴方みたいな優しくて良い人に出会いましたよ……。』


トコトコ……

長老が静かに去って行く……



_一方、東宮では…_


タッタッタ……


朱女官が四神の所に走ってくる

『四神様!お伝えしたい事が…っ!』


朱雀が朱女官の前に来る。
『どうした?なにか分かったか?』


朱女官が答える。
『…麒麟様が!戦闘の準備をなされているとの事です!!
場所は、森の国だそうです!!』


青龍が驚いた様子で言う。
『森の国!?確か、あそこには凛花様を最初に連れ戻した所……まさか!!!』


玄武が問う。
『…まさかって!?どういう事?』


白虎が答える。

『森の国に、また凛花様が行ってたら…あいつ、凛花様を略奪する上に森の国…白い狼を全滅させる気だ!!』


朱雀が言う。

『麒麟に凛花様を略奪される前に、我々も戦闘準備を!!』


他の三人

『おうっ!!!』



coming soon…
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