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第一章
白い狼と皇女
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_数時間後。
ガチャ……パタン…カッ…カッ…
凛花はため息をつき、椅子に座り外の景色を見ながら独り言を言う。
『…私は、いつになったら外の世界が見れるようになるんだろうか……。
一度でいいから、外の世界に行きたい…。』
凛花はまたため息をつく。
ガチャ……
誰かが部屋に入ってくる。
『…外の世界が見たいですか?凛花様。』
凛花は、ドキッとしたが、声がした方を向き
言う。
『…一葉か…びっくりさせないで…。』
一葉は、言う。
『申し訳ありません。凛花様。しかし…凛花様が外の世界が見れるようになりたいと聞こえたものですから……。』
凛花は黙り込む。
一葉が続けて言う。
『…凛花様。一度、外の世界を見てきてはいかがでしょうか?』
凛花は驚いた表情で言う。
『でも!私は東宮を一度も出たことないのよ?どうやって……』
一葉が何かを凛花に渡して言う。
『これを着て出れば、怪しまれませんよ。ただし、凛花様は、蒼い瞳をしています。
決して、顔を上げてはいけませんよ?』
凛花は言う。
『ありがとう。一葉』
_東宮、廊下。
ガヤガヤ…バタバタ…
女官達が忙しそうに動き回っている。
凛花は、女官の姿をし、柱の隅に隠れる。
『(このまま…門を通れば、外に出れる……)』
タタタッ……
トントン…
肩を叩かれる。
凛花は肩を叩かれて驚いた。
『きゃあっ!?』
恐る恐る後ろを向く。
女官が不思議そうな表情で凛花を見つめて言う。
『…どうしたの、こんな所で隠れて。
見ない顔ね。新人かしら?』
凛花は黙り込む。
女官が続けて言う。
『そうだわ。ちょっと外に出て、買い出しをお願い出来るかしら?』
凛花は頷いた。
ガサッ…
大きな籠を渡される。
女官が言う。
『…じゃあ、お願いね。』
タッタッタッ……
凛花は大きな籠で顔を隠し、廊下を走って行く。
『(よかった…バレなかった……)』
_東宮、正門。
ギギギッ……バタン…
重い扉が開く。
凛花は、緊張しながら東宮から出る。
ギギギッ……バタン!
重い扉が閉まる。
凛花は大きな籠を下ろし、ため息をつく。
『…はぁ。緊張したー。でもこれで外に出られたわ…。』
トコトコ……
ゆっくり歩き始める。
『……っ。』
木の陰から、凛花と同じ銀髪で蒼く美しい瞳の少年が見つめていた。
ふわっ……
ガサッ…ザッザッ……
少年は白い狼になって、森の奥深くに消えいった。
coming soon……
ガチャ……パタン…カッ…カッ…
凛花はため息をつき、椅子に座り外の景色を見ながら独り言を言う。
『…私は、いつになったら外の世界が見れるようになるんだろうか……。
一度でいいから、外の世界に行きたい…。』
凛花はまたため息をつく。
ガチャ……
誰かが部屋に入ってくる。
『…外の世界が見たいですか?凛花様。』
凛花は、ドキッとしたが、声がした方を向き
言う。
『…一葉か…びっくりさせないで…。』
一葉は、言う。
『申し訳ありません。凛花様。しかし…凛花様が外の世界が見れるようになりたいと聞こえたものですから……。』
凛花は黙り込む。
一葉が続けて言う。
『…凛花様。一度、外の世界を見てきてはいかがでしょうか?』
凛花は驚いた表情で言う。
『でも!私は東宮を一度も出たことないのよ?どうやって……』
一葉が何かを凛花に渡して言う。
『これを着て出れば、怪しまれませんよ。ただし、凛花様は、蒼い瞳をしています。
決して、顔を上げてはいけませんよ?』
凛花は言う。
『ありがとう。一葉』
_東宮、廊下。
ガヤガヤ…バタバタ…
女官達が忙しそうに動き回っている。
凛花は、女官の姿をし、柱の隅に隠れる。
『(このまま…門を通れば、外に出れる……)』
タタタッ……
トントン…
肩を叩かれる。
凛花は肩を叩かれて驚いた。
『きゃあっ!?』
恐る恐る後ろを向く。
女官が不思議そうな表情で凛花を見つめて言う。
『…どうしたの、こんな所で隠れて。
見ない顔ね。新人かしら?』
凛花は黙り込む。
女官が続けて言う。
『そうだわ。ちょっと外に出て、買い出しをお願い出来るかしら?』
凛花は頷いた。
ガサッ…
大きな籠を渡される。
女官が言う。
『…じゃあ、お願いね。』
タッタッタッ……
凛花は大きな籠で顔を隠し、廊下を走って行く。
『(よかった…バレなかった……)』
_東宮、正門。
ギギギッ……バタン…
重い扉が開く。
凛花は、緊張しながら東宮から出る。
ギギギッ……バタン!
重い扉が閉まる。
凛花は大きな籠を下ろし、ため息をつく。
『…はぁ。緊張したー。でもこれで外に出られたわ…。』
トコトコ……
ゆっくり歩き始める。
『……っ。』
木の陰から、凛花と同じ銀髪で蒼く美しい瞳の少年が見つめていた。
ふわっ……
ガサッ…ザッザッ……
少年は白い狼になって、森の奥深くに消えいった。
coming soon……
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