第一次世界大戦はウィルスが終わらせた・しかし第三次世界大戦はウィルスを終らせる為に始められた・bai/AI

パラレル・タイム

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戦後編・選択の時代

戦後編・選択の時代・参・第108章・宇宙への道

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スペース・コロニーの姿勢制御用

エンジンの起動に成功した

残るは地上配備の指向性兵器の

攻撃ポイントを決めるだけ

スペース・コロニーの

3つの反射板の1つの根元を破壊し

下部姿勢制御用エンジンを起動させ

進入角度を浅くして

残る2つの反射板がスキージャンプの

効果を生み出し

スペースコロニーを宇宙空間に押し出す

だがコロニーが衝撃に耐えられず

分解して地上に落下すれば

世界は滅びる

世界各国の原子力発電所は

発射準備に向け電力の供給を停止した

稼動している火力・水力・太陽パネルからの

電力も全て指向性兵器に回された

有重力宇宙ステーションから

地上の夜の部分から

次々に明かりが消えて行く

〈今度灯りが灯るのは

作戦が成功した後か〉

《もし失敗したら?》

〈地球には二度と灯りは灯らない

文明を失い原始時代に戻るだけさ〉

《今指向性兵器でコロニーのパネルを

破壊しようとしているけど

コロニーの制御室から

ミラーのコントロールは出来ないの?》

〈オウムアムアⅡの破片が

衝突したお陰で動力は失われ

何もかも使えなくなった

姿勢制御エンジンを起動出来たのは

奇跡に近い〉

《あの大きな渦巻きの雲は台風?》

〈そうだ日本に上陸すれば

日本の指向性兵器の半分が使えなくなる〉

日本では台風により指向性兵器の60パーセントが

使用不能と判断され

打開策として

落下地点の反対側に位置し

本来直接コロニーを攻撃出来ない

指向性兵器を連動反射中継衛星を使い

活用し様としていた

だがビーム砲の中継はマクロ単位の

中継精度を必要とした

日本以外は経験が無く

困難が予想された

だが躊躇する時間は無かった

何よりも困難なのは

進行しているスペースコロニーが

絶えず上下左右に動き

前回の攻撃では

ポイントが絞れず

効果が上がらなかった

だが今回は30秒の姿勢制御で

目標を固定出来た

「発射30分前

参加国は現状を報告」

〔インド99%完了

ロシア40%

米国15%

南中国100%

北中国66%

アセアン方面合計90%

日本は現状で40%

中継衛星が成功すれば

200%の動員が可能です〕

「作戦開始20分前」

(これだけの国がひとつの

目的のために動いている

数ヶ月前まで戦っていたとは思えない)

「作戦開始10分前」

コントロール・センターでは

各国の指向性兵器が映し出されていた

「スペース・コロニー応答せよ

指向性兵器発射1分前」

〔こちらスペース・コロニー

作戦開始15秒前に全姿勢制御エンジン点火

目標を固定する〕

「カウントダウン始め

29・28・27・26・25・24・23・22・21・20

19・18・17・16・15

姿勢制御始め

14・13・12・11・10・9・8・

発射準備

5・4・3・2・1・発射」

モニターに映る各国の指向性兵器が

一斉に発射された

数千の光が一点を目指し集まる

そして眩い閃光を放ち

コロニーの巨大なミラーがコロニーから

少しずつ離れてゆく

「スペース・コロニーへ

ミラーの破壊成功

姿勢制御エンジン始動せよ」

『こちらコロニー

下部姿勢制御エンジン全開』

巨大なコロニーの先端は

少しづつ上を向き

大気圏上層部を滑るように

宇宙空間へと動き出す

「コロニーはラグランジュ・ポイントに

向かっています」

スペース・コロニーでは

『姿勢制御エンジンを使って

コロニーを止めるんだ』

度重なる操作の末

コロニーはラグランジュ・ポイントで停止した

破壊された巨大なミラーは月の衛星軌道を

周り続ける軌道に乗った

その月は舞い上がった岩石と氷で

表面を覆い尽くされ

月は一面の白い世界となった

この一連の出来事は人々の目を1世紀に渡る宇宙開発に向けた
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