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第一次太陽系大戦
第一次太陽系大戦・壺・第245章・月の涙
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日本艦隊潜宙空母コウガ
(後方6時の方向から地球艦隊の潜宙艦接近)
【地球艦隊のパトロールに引っかかったか・・・】
『速度を第5船速に上げろ現空域から脱出する』
コウガは速度を上げ高速で地球の潜宙艦を振り切り
速度を通常速度に戻す
前方に帯状の光り輝く塵が見えて来た
(これは月光石です
オウムアムアⅡの爆発で月面表面の砂が宇宙空間に飛び散った
月光石が半世紀以上の時を経て此処まで流れて来たと思われます)
『これだけ在ればコロニー1基くらい作れるぞ』
【人類が食料生産を目的として宇宙に進出した2025年
月の裏側で極秘裏に開発されていた
宇宙都市を作る技術は存在していたが
肝心の資材が無かった
宇宙都市どころか食料工場を作る資材さえ無かった
月面には資材が在ったが
戦争で疲弊した人類には月面の資源を採掘する力は無かった
だがオウムアムアⅡの爆発で月面の鉱物資源と氷が宇宙空間に飛び出し
更に宇宙都市の建造に適したラグランジュポイントに流れて来た
偶然にしては出来過ぎだが
お陰で人類は2035年に宇宙移民が始める事が出来る
だけの大量の宇宙都市を建造出来た】
『だが移民の多くが先進国の市民で
第3世界の市民はその多くが有害物質と放射能汚染の中に取り残され
宇宙移民を訴える声は握り潰され
見捨てられた第3世界の人々はテロに走る
宇宙港のエアシャトルや工場が次々に破壊され
アメリカを先頭に欧米は軍事力を使い第3世界への攻撃を宣言
それに対し日本を先頭にインドやインドネシアなどが
第3世界の市民の為のコロニー建造を訴え対立した
結果として第3世界の人々の為のコロニーが用意されたが
これが原因で2045年に日本台湾連邦は
地球圏と火星圏の中間の軌道に追放され
移民に際し日本は多くの国民を亡くした
その中に私の母親もいた』
月光石は火星方面へと流れる
その淡い輝きを人々は月光石又の名を月の涙と呼ばれる
潜宙空母コウガは更に地球圏の奥深くに進む
その頃地球艦隊司令部では全地球艦隊の司令官が集まり
国防会議が行われていた
だが前回の火星・日本艦隊との火星沖海戦で
突如現れた大艦隊の大半が
無人艦隊だと判明した事で
敵が同じ手を使った場合の対策を立て
同じ失敗をしない自信に溢れ
更に損傷した敵の有人艦の修理に必要な設備は
地球圏の10分の1しか無い
地球艦隊は無傷の艦隊が8個艦隊も残っていて
修理中の旧第1・第2・第3・第4艦隊が無くても十分に有利だ
それに引き換え敵は損傷した艦艇の修理がまだ終わらない筈で
戦える敵の有人艦隊は前回の半数にも満たない
無人艦隊の対策を持つ地球艦隊が負ける筈がない
それが国防会議の総意となっていたが
第4連合艦隊の総参謀長に就任したローラアシェルは
【我が第4連合艦隊は再建途中で今作戦には参加出来ないがあえて言わせて頂く
前回の戦闘で鹵獲した無人艦隊の内部には本来居住スペースとなる空間には何も無く
乗組員の為の設備は確かに無いが無人艦の内部を調べた結果
居住ユニットを短期間で追加すれば
有人艦として使う事は可能との結論付けられています
敵は損傷した無人艦隊など修理などせず
損傷した無人艦隊は廃棄していると思われます
有人艦も大型艦以外は修理をせずに同じ様に廃棄し
無傷の無人艦を有人艦に改造し
敵は何時でも戦える体制を整えていると思われます】
証拠となる証拠を突き付けられ会議の楽観ムードは消え
<そうか・・・
だが有人化で無人艦隊が減り敵の総数が減る事だけが救いか・・・>
提督の一人がつぶやいた言葉にローラは
【無人艦隊は前回より増える可能性が在ります
火星沖海戦の為に集結中の地球艦隊が
補給や修理の為に一時停止した時敵の潜宙艦の攻撃を受けましたが
その宙域から離れると敵の攻撃は止み追撃も無かった
艦隊が受けた損傷も軽微で攻撃を受けたのは
偶然と思われていましたが
その後突然現れた敵の無人艦隊が現れた方角を延長した宙域は
潜宙艦から受けた場所と一致しました
つまり地球艦隊が敵潜宙艦から攻撃を受けた宙域に
無人艦隊の生産拠点が在ると考えられます
そして無人艦隊は今も生産されていると思われ
これを潰さなければ我々は前回以上の物量差に苦戦します】
<ではどうしろと・・・>
【艦隊を派遣すれば敵に察知され
無人艦隊は拠点から移動されます
拠点の候補は複数在ります
潜宙艦隊を使い敵に察知される事無く
拠点に近づき一斉攻撃を仕掛ける必要が在ります
敵の無人艦隊の生産拠点を破壊出来れば
地球艦隊は有利に戦いを行えます】
会議の流れはローラの提案に傾き
無人艦隊の生産拠点攻撃の指揮はローラに任された
(後方6時の方向から地球艦隊の潜宙艦接近)
【地球艦隊のパトロールに引っかかったか・・・】
『速度を第5船速に上げろ現空域から脱出する』
コウガは速度を上げ高速で地球の潜宙艦を振り切り
速度を通常速度に戻す
前方に帯状の光り輝く塵が見えて来た
(これは月光石です
オウムアムアⅡの爆発で月面表面の砂が宇宙空間に飛び散った
月光石が半世紀以上の時を経て此処まで流れて来たと思われます)
『これだけ在ればコロニー1基くらい作れるぞ』
【人類が食料生産を目的として宇宙に進出した2025年
月の裏側で極秘裏に開発されていた
宇宙都市を作る技術は存在していたが
肝心の資材が無かった
宇宙都市どころか食料工場を作る資材さえ無かった
月面には資材が在ったが
戦争で疲弊した人類には月面の資源を採掘する力は無かった
だがオウムアムアⅡの爆発で月面の鉱物資源と氷が宇宙空間に飛び出し
更に宇宙都市の建造に適したラグランジュポイントに流れて来た
偶然にしては出来過ぎだが
お陰で人類は2035年に宇宙移民が始める事が出来る
だけの大量の宇宙都市を建造出来た】
『だが移民の多くが先進国の市民で
第3世界の市民はその多くが有害物質と放射能汚染の中に取り残され
宇宙移民を訴える声は握り潰され
見捨てられた第3世界の人々はテロに走る
宇宙港のエアシャトルや工場が次々に破壊され
アメリカを先頭に欧米は軍事力を使い第3世界への攻撃を宣言
それに対し日本を先頭にインドやインドネシアなどが
第3世界の市民の為のコロニー建造を訴え対立した
結果として第3世界の人々の為のコロニーが用意されたが
これが原因で2045年に日本台湾連邦は
地球圏と火星圏の中間の軌道に追放され
移民に際し日本は多くの国民を亡くした
その中に私の母親もいた』
月光石は火星方面へと流れる
その淡い輝きを人々は月光石又の名を月の涙と呼ばれる
潜宙空母コウガは更に地球圏の奥深くに進む
その頃地球艦隊司令部では全地球艦隊の司令官が集まり
国防会議が行われていた
だが前回の火星・日本艦隊との火星沖海戦で
突如現れた大艦隊の大半が
無人艦隊だと判明した事で
敵が同じ手を使った場合の対策を立て
同じ失敗をしない自信に溢れ
更に損傷した敵の有人艦の修理に必要な設備は
地球圏の10分の1しか無い
地球艦隊は無傷の艦隊が8個艦隊も残っていて
修理中の旧第1・第2・第3・第4艦隊が無くても十分に有利だ
それに引き換え敵は損傷した艦艇の修理がまだ終わらない筈で
戦える敵の有人艦隊は前回の半数にも満たない
無人艦隊の対策を持つ地球艦隊が負ける筈がない
それが国防会議の総意となっていたが
第4連合艦隊の総参謀長に就任したローラアシェルは
【我が第4連合艦隊は再建途中で今作戦には参加出来ないがあえて言わせて頂く
前回の戦闘で鹵獲した無人艦隊の内部には本来居住スペースとなる空間には何も無く
乗組員の為の設備は確かに無いが無人艦の内部を調べた結果
居住ユニットを短期間で追加すれば
有人艦として使う事は可能との結論付けられています
敵は損傷した無人艦隊など修理などせず
損傷した無人艦隊は廃棄していると思われます
有人艦も大型艦以外は修理をせずに同じ様に廃棄し
無傷の無人艦を有人艦に改造し
敵は何時でも戦える体制を整えていると思われます】
証拠となる証拠を突き付けられ会議の楽観ムードは消え
<そうか・・・
だが有人化で無人艦隊が減り敵の総数が減る事だけが救いか・・・>
提督の一人がつぶやいた言葉にローラは
【無人艦隊は前回より増える可能性が在ります
火星沖海戦の為に集結中の地球艦隊が
補給や修理の為に一時停止した時敵の潜宙艦の攻撃を受けましたが
その宙域から離れると敵の攻撃は止み追撃も無かった
艦隊が受けた損傷も軽微で攻撃を受けたのは
偶然と思われていましたが
その後突然現れた敵の無人艦隊が現れた方角を延長した宙域は
潜宙艦から受けた場所と一致しました
つまり地球艦隊が敵潜宙艦から攻撃を受けた宙域に
無人艦隊の生産拠点が在ると考えられます
そして無人艦隊は今も生産されていると思われ
これを潰さなければ我々は前回以上の物量差に苦戦します】
<ではどうしろと・・・>
【艦隊を派遣すれば敵に察知され
無人艦隊は拠点から移動されます
拠点の候補は複数在ります
潜宙艦隊を使い敵に察知される事無く
拠点に近づき一斉攻撃を仕掛ける必要が在ります
敵の無人艦隊の生産拠点を破壊出来れば
地球艦隊は有利に戦いを行えます】
会議の流れはローラの提案に傾き
無人艦隊の生産拠点攻撃の指揮はローラに任された
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